歴史小説「畠山重忠」全巻揃い刊行/菊池道人
源平合戦、鎌倉幕府創業の時代を生き抜いた名将の生涯を綴り、日本人の倫理観の原点を問う! 全四巻。一人(いちにん)社より刊行。
一巻/重忠の少年時代、青春期そして中世社会の幕開けとなった頼朝挙兵にどのように対応していくかを描く。
二巻/変革に対する受け止め方の違いから父と子が敵味方に分かれて:。木曽義仲との宇治川の戦い。平家の拠点である福原攻防戦。激動の嵐の中、重忠の重忠たるゆえんはどのように発揮されていくのか。
三巻/後白河法皇の「毒を以て毒を制す」策謀は結局は騒乱を誘発するだけではないか、との疑問を抱いた傀儡子の左近は、平家側にある神器を奪還することで戦争終結させることを企てる。一方の重忠は武士の道理に基づく政を目指す頼朝に共感するも、弟である義経までも排除しようとする冷徹さには違和感も覚えるが:。変革期に苦悩する男たちのの姿は。
四巻/豪族同士の争いを調停するなど、鎌倉政権の体制確立にも尽力する重忠。しかし、頼朝の死を境にして、御家人たちの力関係は大きく変化し、心ならずも新たな権力抗争に巻き込まれる。一方、袂を分かったはずの左近は:。武士としてのそして人間としてのあり方を問う一作、ここに完結!
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畠山重忠(一)
畠山重忠(二)
畠山重忠(三)
畠山重忠(四)
菊池道人(きくち みちと) 【会員番号100】
1961年愛知県豊橋市生まれ 東京都江東区、埼玉県越谷市で育つ。郁文館高等学校を経て、早稲田大学第一文学部東洋史学専修卒 現在は横浜市在住。大学在学時に「歴史文学ロマンの会」に参加する。卒業後塾講師を経て1988年(昭和63年)、『早稲田野球部初代主将』でデビュー。その後伝奇時代小説を主に執筆した後、本格的な歴史小説を手掛ける。●所属団体/日本文芸家協会 日本ペンクラブ(環境・獄中作家委員) 大衆文学研究会(神奈川支部会計担当) ライターズネットワーク ●著書/「早稲田野球部初代主将」「虹のスラッガー・河合君次伝」(前野書店)「丹羽長秀」「蒙古襲来」「榊原康政」「北条氏康」「斎藤一」「関羽」「周瑜」(PHP研究所)「アジア主義の行方・宮崎龍介小伝」「畠山重忠」(一人社)他。