第22回大賞受賞者が決定しました
当会では、「身内を褒め合おう!」をモットーに、
毎年、前年度の活動に対して会員のなかから、
これぞ!という方々にライターズネットワーク大賞を授与し、皆でお祝いしてきました。
今回で22回目、
受賞者が決まりましたので、ここにご報告いたします。
次の3名の方が受賞されました。
ライターズネットワーク大賞 (以下あいうえお順)
大賞 小川内清孝さん 【会員番号109】
著作「赤い花の記憶 天主堂物語舞台裏」(長崎文献社)、
構成・執筆を手掛けた「チンドン大冒険 ボクがチンドン屋になった理由」かわち家 河内隆太郎著の執筆(2作品いずれも長崎文献社発行)、
および地元長崎を舞台にした市民ミュージカルの台本・上演、
原爆をテーマにした平和朗読劇脚本・演出のこれまでの活動とその記録を表した著作に対して。
http://www.e-bunken.com/shopdetail/000000000329/
http://www.kawatiya.jp/daibouken/
選考理由/
小川内さんは地元でのライターから、さらに一歩進み、市民と一体となった創作活動メンバーとして参加。長崎の歴史をたどり、住民参加のミュージカル、朗読劇を通して、平和を次世代につなぐ新たな創作活動を創りだしてきた。これまでの活動とその記録を表した著作を称え、大賞を贈る。(文:金丸弘美)
大賞 加藤潤子さん 【会員番号509】
長年にわたる子どもたちへの教育活動と、
その実践から生まれた「子どもの心を育む 花育をはじめよう」(汐文社)
の出版に対して。
http://www.choubunsha.com/book/9784811323077.php
選考理由/
加藤さんはイラストレーターとして活躍する一方で、子どもたちの知性・感性・身体性を総合的に育むための教育支援活動NPO「感性の教室」を続け、今年で18年となる。このたび花道家の大久保有加さんとの共著で、「花の命を伝え、子どもを育む花育」の本を出版。花育という言葉ができる前から花の力に着目して活動を続け、子どもや、保護者・指導者向けに書かれた、学校での花育授業についての日本初の本である。一回一回、真剣に授業を展開してきた情熱と姿勢、この度の成果に惜しみない賛辞を贈り、敬愛の意を表したい。(文:則竹知子)
大賞 水崎真智子さん 【会員番号309】
中央公論新社ラクレ新書(企画・編集協力)ほか
ムック、Webサイトへの教育関連記事の執筆に対して。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20160518-OYT8T50058.html
http://www.chuko.co.jp/laclef/2016/05/150553.html
http://www.chuko.co.jp/laclef/2017/03/150579.html
選考理由/
編集、執筆の仕事の中でも、とりわけ教育関連の取材、執筆に対し10余年にわたり力を注ぎ、教育ジャーナリストとしての地位を確立するに至った取り組みについて高く評価したい。ジャーナリストとしての客観性からの鋭い切り口のアプローチと、受験生の母親としての経験を持つという主観性や親としての愛情が感じられる、硬軟併せ持つ記事で、子どもの教育問題に悩む親たちから共感を得て、企画、編集協力した書籍の重版、担当記事でのウェブサイトでの高いアクセスを継続して獲得していることはすばらしい。(文:凜福子)