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10/23(水) 大田区議会防災安全対策特別委員会 行政視察② 伊東市 相模トラフ地震への対策状況及び災害時における避難所運営、住民避難等への対応について

【#大田区議会防災安全対策特別委員会 行政視察② #伊東市

先月(10月)のことになりますが、大田区議会で所属する #防災安全対策特別委員会 で行政視察を行いました。伊豆半島への2つの市への視察でした。行政視察報告書として区議会に提出したもの(上限800字)を、こちらにも掲載いたします。

文中にもあるように、伊東市は、友好都市等ではないのですが、大田区の施設である大田区立 #伊豆高原学園 があり、小学5年生が移動教室で訪れることから、大田区民にとって馴染みのある自治体です。災害時の伊豆高原学園の使われ方などについても理解を深める機会となりました。
また、東京パラリンピック2020のボッチャ個人金メダリストの #杉村英孝 選手の出身地でもあり、市役所内には #ボッチャ体験コーナー もありました。
敷地内にある武将の銅像は、#伊東祐親。NHK大河ドラマ『#鎌倉殿の13人』にも登場しており、源頼朝の最初の妻・八重の父、また、北条義時の祖父にあたる人物です。

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◾️10月23日(水) 伊東市 相模トラフ地震への対策状況及び災害時における避難所運営、住民避難等への対応について
 伊豆半島の半ば、最も東に突き出た位置にある伊東市は、伊豆高原駅そばに大田区立伊豆高原学園があり、大田区の小学生が移動教室で訪れるとともに、保養施設として多くの大田区民も利用しています。
 平成27(2015)年4月には、両区市間で災害時における相互応援に関する協定書を結んでおり、大田区は学園に伊東市内の被災者を受け入れ、伊東市は学園の利用者に協定で定めた救援を行うことになっています。
 令和6(2024)年9月1日実施の「静岡県・熱海市・伊東市総合防災訓練」の中で、伊豆高原学園では帰宅困難者受入訓練が行われる予定でしたが、台風10号の影響で中止となりました。ただ、計画はしっかりできていることを確認できました。
 伊東市はその地理的位置から、静岡県第4次地震被害想定において、南海トラフ地震よりも相模トラフ地震の方が大きな被害が出るとされているため、最大クラスの相模トラフ地震の被害想定で津波ハザードマップもつくられています。
 相模トラフ地震である大正12(1923)年9月1日の関東大震災では、伊東市でも死者・行方不明者116名、負傷者361名を出しています。当時の被害写真を分析し、低地である伊東駅近くでは5~6mの津波があったと推定されています。
 このように伊東市において相模トラフ地震に対する津波対策は重要な課題ですが、ハード対策は費用や景観などの点から現実的でないと判断し、ソフト対策に取り組んでいるとのことです。
 中でも、避難に時間を要する「要支援者」への支援に力を入れており、避難行動要支援者名簿の登載者2,600人のうち半数の1,300人が自主防災会や民生委員等への提供に同意しています。また、個別避難計画を作成し、要支援者に対する避難支援訓練も実施しており、テレビで紹介されたリヤカーで搬送する様子も拝見しました。
 過去の災害に学び、具体的に備える取組みを大田区でも進めたいです。
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#防減災と安全
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#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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