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遅ればせながらの区議会報告① 12/3(火) 再審制度の見直しを求める陳情に対して、総務財政委員会にて心を込めて「採択」の討論

遅ればせながら、できていなかった #令和6年第4回大田区議会定例会 の報告を(その1)😅

今定例会では、会派内の順番で質問の機会はありませんでしたが、#総務財政委員会 に付託されていた「#再審法改正の促進を求める意見書を国会政府に提出することを求める陳情」への討論を、心を込めて行いました(本会議では、陳情討論を行う小川議員に、同じ内容を託しました)。

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12月3日(火)総務財政委員会討論 庄嶋孝広

#立憲民主党大田区議団 は、「6第52号 再審法改正の促進を求める意見書を国会・政府に提出することを求める陳情」は、「採択」を主張します。
 昨年の第3回定例会で同様の陳情を審査した際も「採択」を主張しましたが、今回の陳情の理由にもあるように、今年10月に #袴田巌 さんの再審無罪判決が確定したことは、#刑事訴訟法の再審規定の見直し の必要性をますます高めたといえます。
 30歳で逮捕されてから58年、44歳で死刑が確定してから44年を経ての88歳での再審無罪の確定。最後に正義は勝つ、という安穏な話ではもちろんなく、死刑執行への恐怖から独自の世界を構築し、いまでも意思疎通が難しい状態が続いているとされます。私自身、「死刑囚」であった当時の袴田さんに接見したことがあるという元国会議員の方に最近話を聞きましたが、袴田さんが死の恐怖から自らを守り続けるために構築した世界の一端を知りました。
 一人の人間の人生を生きながらに亡きものにした、#冤罪という国家権力による人権侵害 の現実を受け、無罪判決がこれだけ遅きに失した事態をもたらした再審制度に欠陥があり、法改正の必要があることは明らかです。
 理事者見解にもあった通り、法務省に「#改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会」が置かれ、令和4年7月から現在まで16回の会議が重ねられているのは承知しています。
 一方、国民の民意を体現する国会議員が、300人を超える規模で「#えん罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」を今年3月に発足させ、6月には再審制度の改正を求める要望書を法務大臣に手渡してもいます。
 法改正に関することでもあり、国でも検討中であるのでその様子を注視するのがよいとの考えもありますが、特別区においても、今年6月には渋谷区議会が、今年11月には世田谷区議会が、区民の代表である議会として、再審制度の改正について国への意見書を提出しています。
 以上のことから、大田区民を冤罪から早期に守る再審制度を確立するのが、大田区民の意思を体現する大田区議会の責務であると考え、国での再審法改正の検討をより一層促進させるためにも、本陳情の「採択」を強く求めます。
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採決では、立憲、共産、維新が「採択」、自民、公明、つばさ、フォーラム(都民ファ、国民など)が「不採択」を主張し、結果は「不採択」となりました(本会議でも「不採択」の結果)。
年末になり、#法務大臣が法制審議会に再審制度の見直しを諮問 するとの動きが報じられました。国がようやく動き出したわけですが、単に国に任せるだけでなく、大田区議会としても意思表示をすべきであったといまでも思います。

#チクメン #一所懸命 #とことん現場主義
#あなたと共に政策実現
#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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