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TSMC、日本人留学生の学費200万円無料+生活費も援助
@tbsnewsdig 「学費無料で生活費も支給」台湾の大学が日本人留学生を破格の待遇で募集 TSMC設置の「半導体コース」背景に深刻なエンジニア不足 #tbs #tiktokでニュース
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見逃してました。昨年11月に報道された内容です。
なぜ台湾が日本人留学生を受け入れるのか?
TSMCが資金を出して、日本の留学生を積極的に受け入れているそうです。
雲南省(台湾中部)にある雲林科技大学での留学が可能なのだそうです。
また、卒業時にTSMCの入社試験を受けることが条件になりますが、TSMCに入社できたとしたら、非常に良い就職先でしょう。
もし、入社試験が不合格だったとしても費用を返還する必要は無い。との事。
背景には、台湾も深刻なエンジニア不足であることと、2025年に超高齢化社会に突入されており、人口減少していく見通しがあると言う事です。
熊本にTSMCができた事が大きい
また、熊本にTSMCの工場があるので、卒業後、熊本で活躍してもらえると良いというシナリオがあるようです。
TSMCも一部制限を受けている
TSMCは軍事利用を懸念されアメリカから輸出規制を受けています。
また、中国とのビジネスも一部制限されています。
日本向けの売上は全体の6%程度なのですが、逆の見方をすると、かなり伸びしろがあると言えます。
世界一流企業に就職までほぼ確定なら非常に良い留学先
TSMCのような世界的に知られた企業に就職ができるなら、下手に日本の大学などに行くよりもよっぽど良いのでは無いかと思います。
仮に入社合格しなかった、または転職するような事があったとしても、半導体の世界でTSMCを知らない人はいないと思いますので、何らかのつぶしは効くでしょう。
また、語学研修では、中国語と英語の語学研修があります。
卒業する頃までに一生懸命勉強すれば、バイリンガルになる事もできるようです。
理系が苦手でなければ、非常に良い選択肢だと思います。
以下、ディープリサーチで詳しく調べてみました。
台湾の雲林科技大学が日本人留学生向けに学費全額免除+生活費支援制度を開始:半導体人材育成の新たな挑戦
台湾中部の雲林県にある国立雲導科技大学(NYUST)が2024年9月から、日本人留学生を対象とした画期的な教育支援プログラムを開始しました。この制度では4年間の学費約200-225万円が全額免除されるだけでなく、毎月約4.7-5万円の生活補助金が支給されます。資金を提供しているのは半導体受託製造世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)で、熊本県に工場を建設した同社が日本市場を見据えた人材育成戦略の一環としてこのプログラムを立ち上げました^1^5。
プログラムの核心:半導体産業への即戦力育成
雲林科技大学キャンパス内にはTSMC直営の3つの半導体コースが設置されており、スマートフォンから生成AIまで幅広い分野で必要とされる半導体技術を実践的に学べる環境が整備されています。2025年9月入学の第一期生として日本の高校を卒業した眞下彩音さん(19)は「金銭的負担なく最先端技術が学べる」とプログラムの意義を語っています^1。
カリキュラムはTSMCの現役エンジニアが監修し、半導体製造プロセスや計測工学、AI応用技術など産業界が求める実践スキルを重点的に習得します。特に注目されるのが「産学連携プロジェクト」で、学生は在学中からTSMC熊本工場の技術チームと共同研究に参加する機会を得られます^5。
支援制度の詳細と応募条件
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台湾の大学に授業料無料・生活補助金付きの「日本人プログラム」半導体産業の人材育成 TSMCが来秋設立 募集説明会からまとめ
https://youtu.be/Iue36ePjSMo?si=i287zmq2EBUs3exC
応募要件として高校の理系科目(数学・物理)の成績が平均3.5以上であること、最低限の中国語能力(HSK2級相当)が求められます。2025年度の募集定員は90名で、福岡工業大学附属城東高校などの提携校には優先枠が設定されています^4。
背景にある台湾の産業戦略
神奈川大学の川上桃子教授(台湾経済専門)によると、台湾では少子高齢化の影響で過去10年間に理工系大学卒業生が17%減少し、半導体業界を中心に深刻な人材不足が発生しています^1。TSMCが日本(特に熊本)に工場を拡大する中、現地採用人材の育成コストを削減する目的でこのプログラムが設計されました。
経済産業省の推計では、日本の半導体関連人材は2030年までに最大3.5万人不足すると予測されています。TSMC熊本工場だけで約3,400人の高度技術者が必要とされる状況下、このプログラムは日台双方の産業ニーズを満たす相乗効果が期待されています^5。
卒業後の進路保障制度
プログラム修了生はTSMCグループ(日本法人JASM含む)の優先採用選考を受ける権利を得ます。2024年時点でのTSMC新卒技術者の初任給は月額40-45万円台と業界最高水準です^2。ただし、入社試験不合格の場合でも学費・生活費の返還義務はなく、台湾や日本他の半導体メーカーへの就職支援が受けられます。
教育環境の特徴
雲林科技大学はTHE世界大学ランキング台湾7位の実績を持ち、半導体分野の教員70%がTSMCなどでの実務経験者です。授業は英語と中国語で行われ、日本人学生向けに特別な語学サポート体制が整備されています^5。実験施設にはTSMCから最新の製造装置が導入され、300mmウェハーを使った実習が可能です。
保護者目線で見るメリット
経済的負担軽減:渡航費を除けば日本の国立大学と同等以下の費用で留学可能
就職保証:成長産業である半導体分野でのキャリア形成が確約
国際経験:中国語+英語のバイリンガル教育環境
技術革新:AI/量子コンピューティングなど次世代技術に直結するカリキュラム
プログラム参加者の声
第一期生の眞下さんは「台湾と日本の架け橋になりたい」と意欲を語り、現地学生との共同プロジェクトでAIを用いた半導体欠陥検出システムの開発に取り組んでいます^1。福岡の高校生からは「自動運転技術を学びたくて応募した」という声も寄せられています^4。
今後の展望
2025年度の志願者数は既に定員の3倍を超えており、TSMCは2026年度までに支援対象を300人に拡大する方針です^1。日本経済団体連合会は「九州をアジアの半導体ハブに成長させる起爆剤」と評価し、企業側からはインターンシップ制度拡充の要望が上がっています。
まとめ:未来への投資としての選択
このプログラムは単なる学費支援を超え、AI時代を生きる若者に以下の機会を提供します:
成長産業でのキャリア基盤構築
国際的な技術コミュニティへの参画
先端技術開発の最前線での実践経験
半導体産業は今後10年で2倍以上の市場成長が見込まれる分野です^5。学費負担を気にせず最先端技術を学べるこの機会は、理系進学を考える高校生にとって極めて現実的な選択肢と言えるでしょう。グローバルな視野を持ったエンジニアを目指す若者にとって、雲林科技大学のプログラムは理想的な出発点となる可能性を秘めています。
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