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中国経済シリーズ最終話

今週中国経済で一週間記事を書いてきました。
今日はその最終話となります。

今日はここまで記事を書いてみて感じた事を書きたいと思います。


日本、日本人は国内以上に世界の変化をよく知っておく必要がある

記事を書いてみて感じたのは「変化のスピードが速い」と感じました。
私自身は東京に住んでおり、変化のスピードが速い街ではありますが、それでもスピードが速いと感じました。

恐らく観光地ではもっと変化の兆しをもっと顕著に感じるのではないかと思いました。

個人の事、仕事の事に関わらず、知らぬ間に周囲の状況が変わっていて、後から何かを言ったとしても、もう遅すぎる。という事も充分に有り得る。

動きが早いだけに、何かをやるにも早めに手を打っておかなければ、いけないのだろうと思います。

かりゅうさんが言われていた、何かを決める時に日本は遅い。その後は早いんだけども。というのが、官公庁系の組織レベルでも、大きな組織レベルでも、個々人でも大きな痛手になってしまう事がポツポツ出始めるのではないかと思いました。

外部の変化にもう少し敏感になるべきなんだろうなと思いました。

日本人向けだけのビジネスだと手詰まり感

海外ビジネス以外のビジネス情報も日々みます。
すると売上が好調な企業はやはり海外、海外が関連するビジネスでの売上や利益の比率が上がっており、国内需要の減退をうまく吸収できているように思います。

一方で、日本人向けだけだと出店数を過剰に行ったがために、無理な売上拡大を見込んでしまった。などのようなニュースもあり、小さい市場ですでにシェアが高いのに、さらに増加を作らなければならない難しいビジネスをせざるを得ない状況になっているのではないかと感じたりします。

複数市場を持つと変化に強いビジネスモデルにしやすい

複数市場を持っていると、一方が悪い時、もう一方の方に注力を変えて、バランスを取ったり、一方が良い時、よりそちらに注力を変えて、より売上を伸ばす。という事がし易いです。

こういうやり方をアロケーションと言われますが、複数市場を持っていると、こういう状況によってリバランスを取るという事ができます。

あまりいきなり増やすと大変ですが、持っている市場が3つから4つぐらいあれば、かなり柔軟性が高く、変化に強いビジネスモデルにできると思います。

「安全、安心、信頼、安価」は「世界の人々の至宝」なのかも

多くの人は、安全、安心でいたいものだろうと思います。

家庭があり、子どもができれば、子どもになにかあっては行けないので、余計そういった事が気になるのは、万国共通なのではないかと思います。

また、お金の負担や心配が無いというのも高い価値なのだろうと思います。

日々安心で安全で安価であれば、遊びに行く回数も購入回数も増えると思いますので、結果的に消費が増えやすい状況になるのではないかと思います。

ですが、
これまで訪日外国人や海外での日本の評判の記事を書いて来ましたが、意外と世界にはそういう国が少なく、日本ぐらいなのではないか?とも感じます。

訪日外国人や海外での日本の評判で「日本は清潔や、整理されているレベルが違う。落としたスマホや財布が戻ってくるなんてありえない!!!」という言葉を聞いても「そんなもんかなぁ」ぐらいにしか思いませんでした。

他国の事情を調べてみると、どうもそんな国の方が少なく「もしかして日本の方が特殊なのか?」という風に思うようになってきました。

また、そもそも契約文化がなかったり、そもそも銃社会だったり、大学卒業してもすぐ就職できるわけではなかったりと、随分違うんだ。という風に考えるようになりました。

まずは普通に売ってみてローカライズすればいい

イタリア人に日本の冷凍パスタを見せると、これは邪道だ。
という風に言われるそうです。

イタリア人はパスタのこだわりが強く、パスタの種類だけでも相当な種類があるのだそうです。

ただ、食べてみると、多少人によりますが、これで冷凍なのであれば充分美味い。という人もいるようです。

まずは普通に売ってみてローカライズすればよいと言いましたが、すでに我々日本人はそれをやっていますので、その逆をするだけのことではあります。

元あるものから新しいものを生み出すのは日本人の得意な分野です。

よく調べるをすること(市場調査)

「海外進出 失敗例」で検索

検索エンジンで「海外進出 失敗例」などで検索すると結構、事例が出てきます。

その中には小さな企業もありますが、財閥系の大企業の例もあります。

よく見てみると、

「それは事前に調べなかったんだろうか・・」

と言うものもあります。

今回の中国人富裕層であれば・・

今回の中国富裕層が日本に来る。という情報があるのであれば、一度で良いので「中国人 富裕層 人口」などで一度検索してみるだけでも随分違うと思います。

より正確に精緻に人口を把握したい気持ちが出てくるかもしれませんが、そもそも集計されたデータがどのぐらい正確に実査されたものなのかもわかりませんし、また市場は常に動くので、この時点であまり精度をきにしても仕方がない側面があります。

ざっくりと規模がわかれば、あとはどんなニーズとそのニーズの背景を調べるなどのドリルダウンをしていくと、それを欲しがる動機がわかりますので、やりようがあります。

よく調べた上で少額から

よく調べたとしても、結局はやってみないとどのくらい反応があるのかがわかりません。

その反応も、自社が求める規模なのかそうでないのか、想定より何割不足しているのか、何割想定以上なのかもやってみないとわかりません。

費用かけずに得られる情報は、多少粒度は荒く、また、自社商品を販売した時の反応とはまた違います。

結局は、最初はリサーチの意味も込めて少額からやってみる事が必要です。

拡大は、その過程で、アクセルを踏む良いレバーを見つけられるかどうかによりますので、大きな予算投下をするのはその後のことになります。

バーチャルジャパンとネットワーク同士のリンク

中国人の主婦でネットワークを作っているという話しを今週の記事で書かせていただきました。

いままでは中国から出てチャイナタウンに行く事が多かったのですが、そうでなくネットワークを形成するようになっていて、実はそれは中国人だけではなく、ユダヤ系、イスラム系などのネットワークがあるとのことでした。

日本からも海外に出ている方は多いので、こういうネットワークがあるのかもしれませんが、こういう物をこれからは所属していくべきで、他のネットワークとも繋がれるようにしておくべきなんだろうな。と思いました。

特に日本ではなく海外でビジネスをする方にとってはとても重要な情報源になるのだろうな。と感じました。

子どもには海外に行かせるべきなのかも

北京大学の卒業生で、世界のいろんなところにそれぞれで散らばっており、同級生同士で、ドイツではこういう事が起こっている。アメリカではこうだ。日本ではこういう事になっている。などと情報交換ができるので、こういうネットワークを持っているという事は、その子どもの以降の人生をかなり左右することになるのだろうな。と感じます。

日本の学校でも外国人を多く受け入れている学校が良いかも

海外に行くことが難しければ、せめてこういう事でも良いかもしれません。

まとめ

今週のnoteは、noteにしてはちょっと調べるのが重く、濃い内容でしたが、なかなか実態が感覚的に掴みづらい国でしたが、今回時間を掛ける事で掴んでいくこともできましたし、また、その過程で新しい気づきも多くありました。

日本を超えてビジネスをすることは、
日本国内にない面白さがあると思います。

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織原松治
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