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海外からも注目される3Dプリンター住宅が持つ可能性
3Dプリンター住宅ってご存知ですか?
なんと300万から500万ぐらいで、ちょっと小洒落た一軒家がたってしまう。
また、工期も最短で20から30時間程度と、かなり早く、日数に換算すると3日から4日ぐらいでできてしまう。
この技術は日本の企業が生み出した技術で、世界26カ国からも注目されていると言う。
今回の記事は、この3Dプリンター住宅にオリコからローンが付けられるようになったという記事です。
人生で住宅費にかける金額の比率は大きい
一般的に給料の3分の1が住宅費と言われるが、そうすると、ざっくりと言うと、生涯年収の3分の1が住宅費に掛けられるということになる。
ローンが終わったらその費用は無くなるが、一軒家だと定期的にメンテナンス費用で、壁や屋根の改修や塀の改修など、ローンが終わったからと言って、それだけで手出しの費用が終わるわけではない。
人のライフスタイルは実際のところ年齢によってかなり変わる
独身の時は、単身向けの小さな部屋で十分。
結婚し、子供が小さいときまでは2部屋から3部屋ぐらいが必要。
子供が学校に行きだすと、人数分部屋が必要になる。
そして、子供が大学などで家から別の住まいになりだすと、子供部屋は不要になる。
ここから定年まで、使わない子供部屋が余ることになる。
定年になると静かな暮らしがしたく人が多く移住を考える。
かなりざっくりと書きましたが、これに転勤などが入ってくると更に変更が必要になるので、住宅に関連する事を考慮しないと行けない。
最近は海外に移住したい人や、定年退職後に支出を抑制しつつも、日本で住むより充実した余生を送るために、移住する人も増えているので、住み方の選択肢が増えている。
住宅費に掛ける費用が軽いほうが人生充実度に掛けられる費用が増える
するとやはり住宅に掛ける費用が軽いほうが、子どもの教育費や、インターナショナルスクールに通わせたい、一緒に家族旅行したい、習い事に通わせたい、自分自身も趣味を始めたい。などなど、使えるお金が増やせる事になるので、充実度が高くする事ができる。
買った家は永遠ではない
先ほど、一軒家の話しをしましたが、一軒家もローンが終わったあとも改修費はそれなりに掛かる。また、ローンが終わった頃にはもう古い家になってしまっているので、家自体に価値はあまりない。
でも、所有してしまっているので、当然、固定資産税は毎年掛かる。
また、やがて贈与税も掛かってくる。
この贈与税が結構クセモノで、親が良かれと子供に贈与しようとしたら、実は多額の税金が掛かることが発覚し、売却しても税額に足りず、更に手出しで税金を払わなければいけない。という人もいたりして苦労している人もいるそうです。
親が良かれと思っての相続が、無知が引き起こした、子への不幸の相続。
のような形になってしまうこともあるようです。
ではマンションなら良いじゃないか。
と、思うかも知れませんが、基本的にマンションは45年が一つの目安のようです。いまのマンションということでいうと、そのぐらいが基準になっているようで、それ以降はマンションの建て替えとなる。
ただ、マンションの建て替えというのは、実際はかなり困難で、都内には無数のマンションがあるが、建て替えできた例はかなり少ない。対応できるデベロッパーも限られているというのが現実です。
仮に稀のようですが建て替えができたとしても、還元率というものがあって、建て替えれば価値が上がるので、そのまま住めるわけではない。
だいたい40%〜60%ぐらいの還元率なので、
仮に50%で計算した場合、4000万の家は2000万の価値になる。
そのままの面積に引き続き住みたい。
という場合は、追加で不足している、50%の費用を払わなければ同じ面積には住むことはできないので、追加で2000万が必要になる。
(場所が悪いともっと還元率は低いそうです)
45年後というとだいたい人は退職している。
その年齢で、これまで住んでいた住宅を維持するために、高額費用を払わなければいけない羽目になる。
一軒家もマンションも、買ったからといって永遠ではないのだが、年を取ってからこれらがのしかかってくると、住む家がないので非常に困ることになる。
そういう意味で、住宅費を抑える。よくライフスタイルを考えて購入するということはとても大事な事だと思います。
3Dプリンター住宅だとご近所への配慮負担が減るかも?
子供ができて、新しいマンションにで暮らしていると、しばらくすると、どの家庭も気になるのが、ご近所の事。
赤ちゃんは夜泣きをするもの
子供は赤ちゃんの時は当然夜泣きをする。
深夜にギャン泣きしても文句は言えず、ひたすらあやすしかない。
当然、主にはお母さんの方に負担が掛かってくる。
隣人や上の階や下の階からの苦情が、やさしく言ってくれたとしても、それは、主に子どもの世話をしているお母さんの方には精神的に追い詰める要素にはなる。
子供は動き回るもの
また、少し大きくなってくると、
子供なので、家の中で走り回ったり、飛んだり跳ねたりする。
身体の発育時期なので、できれば、身体を動かすことは良いことで、発育の阻害はしたくない。だけど、マンションだと、下の階の方に迷惑を掛けるわけにもいかないので、静かにしなさいと言わざるを得ない。
3Dプリンター住宅は基本的に一軒家で、平屋なので、その心配がかなり少なくできるというのも利点だと思われる。
3Dプリンター住宅が持つ可能性
これまでの人のライフスタイルを軽く、充実したものに変えてくれる可能性がある。
住宅費用への負担は、日本人だけでなく、世界中どの国でも大きな負担だろう。恐らく注目もそこにあるのだろうと思います。
工期も短いので、またずにすぐに新しいライフスタイルが始めやすいという利点がある。
例えば、
子供がいる家にいる時期までは、いろんな体験ができる都内に住み、子供が家を出たら、田舎暮らしを始めるだとか。
これまでの家を売却して、株式などの贈与しやすい形に変えて、自分が住む家は、メンテナンスしやすい、スマートでコンパクトな家に住むだとか。
もちろん、かかる費用は3Dプリンター住宅だけではなく、土地の費用がどれだけかかるか。という費用面の問題はあるので、かならず300万から500万で収まるわけではないが、それでも従来の一軒家からするとかなり負担は小さいと思います。
海外から注目されている理由
海外でも注目されている理由も調べてみました。
住宅不足問題の解決策
アメリカでは現在550万戸から680万戸の住宅が不足しており、3Dプリンター住宅がその解決策として期待されている[1]。
工期の大幅短縮
最短24時間程度で住宅を完成させることができ、従来の工法と比べて大幅に工期を短縮できる事[4]。
コストの削減
従来の住宅建設と比べて大幅にコストを抑えることができ、300万円程度から建築可能なタイプもある[4]。
デザインの自由度
曲線を含む複雑な形状も実現可能で、従来の工法では難しかったユニークなデザインが可能になる[5]。
環境への配慮
材料のロスが少なく、エネルギー排出量も抑えられるため、環境にやさしい建築方法として注目されている[4]。
人手不足問題の解決
建設業界における深刻な人手不足の解決策として期待されている[4]。
懸念点
一方で、以下のような意見や懸念点も挙げられています:
建築基準法との適合性
日本では地震などに関する建築基準法の規定を満たしていない可能性があるという記事もありますが、ローンもついたので、恐らく問題は解決されたのではないかと思います。[7]。
技術的な課題
3Dプリンターを使いこなすための技術やノウハウが不足しています。と言われていましたが、これもローンもついたので、一定の耐久性などが認められているのだと思われます。[3]。
設置場所の制約
3Dプリンターを設置するための広い敷地が必要です。土地は必要なので、ここは考慮が必要だと思います[7]。
デザインの制限
現時点ではデザインや間取りの自由度が低い場合があります[7]。
耐久性の不確実性
実用化されてから日が浅いため、長期的な耐久性が不明確です。これもローンがついたので、恐らく問題が解消されているのではないかと思います。[7]。
完全自動化の難しさ
内装や住宅設備の設置には依然として人手が必要。これはこだわる方には内装などは別途費用が必要かもしれませんね。[4]。
これらの点を踏まえ、3Dプリンター住宅技術は今後さらなる発展が期待される一方で、課題解決に向けた取り組みも必要とされています。
参照
[1] https://www.tryeting.jp/column/10670/
[2] https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00134/112500341/
[3] https://3dfabs.orixrentec.jp/channel/entry/3d-printer-resurgence-impact-insights
[4] https://news.build-app.jp/article/10642/
[5] https://suumo.jp/journal/2019/09/09/166958/
[6] https://mag.tecture.jp/feature/20230802-3d-printed-architecture-2-0/
[7] https://mirai-style.net/column/30299/
[8] https://www.sumave.com/20240306_23765/
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