爆売れする「外貨両替機」
なるほど、そりゃそうだ。
と、思いながら、海外ではこの機械の設置は盗難のリスクが高すぎて難しいので、日本独自の観光客対策だと思いました。
外貨両替機の急増背景
円安が追い風となり、インバウンド消費が増加
2024年1月から6月のインバウンド消費額は半期として過去最高の3.9兆円[
日本の観光地では現金決済が多いが、両替できる場所が少ない
インタビュー
インドからの男性(30代ぐらいの方)
すばらしい機械だ。
日本での行動がすごく楽になる。
手持ちのお金が足りなくてもここで両替すればもっと買い物ができる。
簡単で便利で最高だ。
ドイツからの男性(30代ぐらいの方)
今日は素敵なお箸と日本の包丁を買った。
この機械は使うのも簡単で、現金を使いたい時に役に立つね。
ケニアからの男性(30代ぐらいの方)
日本は通貨を両替できる場所が少ない。
場所を探さなければならないし長い距離を歩かなければいけない。
この機械は使いやすいし、メッセージも英語だ。
日本は英語があまり通じないから助かるよ。
取材のビックカメラでは
こちらの店舗では1日約50万円ぐらいが両替されるのだそうです。
とにかく我々は顧客の利便性を考えて、導入することで店内でサービス(両替)を完結することで、お買い物にスムーズに繋げることが可能になっている。(ビックカメラ インバウンド戦略室
この両替機はGoogleマップ等でも両替機のプロット(点)が位置付けされるので、当店にご来店目的でないお客様もある意味、店内に引き込む効果が生まれている。(集客効果と購買効果がでている)
外貨両替機の特徴
ATMのような外観で、12の国と地域の通貨に対応
30秒ほどで日本円に両替可能
タッチパネルで簡単に操作可能
Googleマップにプロットされ、集客効果もある
設置場所の多様化
家電量販店、ドラッグストア、コンビニ、ゲームセンター、飲食店
空港や駅など、旅行者の動線上に設置
神社や原爆資料館など、珍しい場所にも設置
事業者の戦略
アクトプロ社が2016年に両替事業に進出
現在650台以上を設置し、シェアトップを誇る
2026年には1000台の設置を目指す
海外輸出も行い、70カ国と相談を進めている
両替機の技術
12種類の通貨の紙幣を識別可能
センサーによる自動判別システム
実際に使用される通貨の75%がアメリカドル
日本のキャッシュレス化との関係
両替機の需要は、日本のキャッシュレス決済の遅れを反映
地方では現金決済が依然として多い
インバウンド観光の重要性
2024年8月の訪日外国人数は293万人で、7ヶ月連続で過去最多を更新
2024年の外国人消費額は8兆円程度になる見込み
日本の主要な成長産業としての観光業の位置づけ
店舗に設置する効果は大きい
1店舗で1日に50万円ということは
月に換算すると1,500万円ということになります。
手数料で少額でしょうが数%の手数料が取れると思いますし、また店内での購入金額も増えることになります。
仮に1500万の内の3分の1の500万を商品購入に使ってくれているとすると、非常に大きいのではないかと思います。
新しく500万の売上を追加で生み出すというのは難しい。
導入コスト
金額は表には出していないようですが、古い記事を見てみると安い金額ではないようです。ただ、過去の記事なので現在は導入金額が下がっていてもおかしくはないと思います。
もし「これは良いかもしれないぞ」と思った方は、問い合わせしてみてはどうでしょう?
アクトプロさんはこちら