【米国調査14】アメリカの主要都市のまとめとアメリカ全体の人口と平均年収
8回を通じてアメリカの主要都市について投稿してきましたのでまとめたいと思います。
※平均年収は1ドル150円で換算しています。
東側(右側)
ニューヨーク
1624年にオランダ人によって設立された世界的な金融・文化の中心地.
人口880.4万人、平均年収$75,157 (11,273,550円)。
人口的には大阪と同じぐらいのようです。
フィラデルフィア
1682年にウィリアム・ペンによって設立されたアメリカ独立の発祥地.
人口160.4万人、平均年収$52,649 (7,897,350円)。
日本の近い人口でいくと福岡市がだいたい160万人だそうです。
ボストン
1630年にピューリタンによって設立された教育と文化の中心地.
人口67.6万人、平均年収$79,018 (11,852,700円)
人口的には静岡市と同じぐらいの規模のようです。
ワシントンDC
1790年に設立されたアメリカ合衆国の首都.
人口69.0万人、平均年収$92,266 (13,839,900円)
こちらも人口的には静岡市と同じぐらいの規模です。
西側(左側)
ロサンゼルス
1781年にスペイン人によって設立された映画産業の中心地.
人口389.9万、平均年収$69,778 (10,466,700円)です。
横浜市がだいたいこのぐらいの人口です。
サンフランシスコ
1776年にスペイン人によって設立されたテクノロジーのハブ.
人口81.5万人、平均年収$126,117 (18,917,550円)。
同じ人口では大阪府の堺市、静岡県の浜松市、神奈川県の相模原市、岡山県の岡山市あたりに相当します。
サンフランシスコは1776年に設立されましたが、テクノロジーハブとしての発展は比較的最近の現象です。
中西部(右上側の五大湖付近)
シカゴ
1833年に設立された五大湖地域の商業の中心地。
人口274.6万人、平均年収は$65,781 (9,867,150円)
大阪市と同じぐらいの人口です。
シカゴは、アメリカ合衆国イリノイ州最大の都市であり、全米第3位の人口を誇る大都市になります。
シカゴの産業構造の特徴として、単一の産業に偏重せず、多様な産業が発展しているのだそうです。
アメリカ南部
日本でも関東と関西で文化が違うように、アメリカでも南部には特徴があるようです。
主な特徴
宗教と保守的な価値観
南部特有のホスピタリティ
独特の食文化
スポーツ文化
音楽
独特の方言
歴史的背景
ヒューストン
1836年に設立された石油産業と宇宙開発の拠点。
人口160.4万人、平均年収$52,649 (7,897,350円)
人口規模では神戸市に近い人口です。
フェニックス
1867年に設立された砂漠地帯の都市。
人口160.8万人、平均年収$60,914 (9,137,100円)
人口規模では神戸市に近い人口です。
マイアミ
1896年に設立された多文化都市で観光地としても有名。
人口44.2万人、平均年収$44,268 (6,640,200円)
人口規模では、神奈川県の藤沢市、千葉県の柏市、東京の町田市に近い人口です。
その他の有名な都市
シアトル
シアトルと言えば、
野球選手のイチローが長く所属していたシアトル・マリナーズでしたが、それがここです。
日本人の我々に馴染み深いものでは、
スターバックス、Amazon、Microsoftなどの企業の本社があります。
人口: 約755,078人
平均年収: $120,608 (約18,091,200円)
成り立ち: 1851年にデニー・パーティーによって設立され、1853年に正式に町として認可されました。
人口75万人は日本の都市では浜松市に相当するそうです。
デンバー
メジャースポーツの本拠地にしているチームが多く、NFL、野球、NBAのチームがあります。また、自然豊かで年間300日以上晴れており、ロッキー山脈に近接しており、ハイキングやキャンプ、スキーなどの山岳アクティビティがしやすい場所で、人気のアクティビティの場所として知られています。
人口: 約715,522人
平均年収: $122,771 (約18,415,650円)
ラスベガス
人口: 約665,640人
66万人というと高知県の高知市あたりと同等になります。
平均年収: $93,515 (約14,026,250円)
ラスベガスと言えばギャンブルの街。というイメージがあると思いますが、最近では、スポーツやエンターテイメントの中心地に変貌しようとしているのだそうです。
歴史的な都市
ニューオーリンズ
ニューオリンズは、アメリカ人にとって「古き良きアメリカ」で特別な都市なのだそうです。懐かしさと、新鮮さを同時に感じられる独特の文化が融合した魅力的な都市と言われているそうです。
人口: 約390,144人
日本では長崎市や大阪の豊中市の規模に相当。
平均年収: $47,176 (約7,076,400円)
セントルイス
セントルイスには、野球で有名なカーディナルスがあります。
ワールドクラシックベースボールで、知名度があった日系アメリカ人のヌートバー選手はこのチームの選手です。
人口: 約298,018人
日本でいうと、東京の港区や目黒区、大阪の茨木市に相当。
平均年収: $52,941 (約7,941,150円)
経済的影響力のある都市
アトランタ
アトランタは1836年の鉄道建設をきっかけに誕生し、交通の要衝として発展しました。南北戦争後は州都となり、「新南部」運動の中心地として近代化が進みました。
人口: 約514,465人
栃木県の宇都宮市や愛媛県の松山市に相当します。
平均年収: $83,251 (約12,487,650円)
ダラス
ダラスは1841年の交易所設置を起源とし、綿花取引と鉄道の要衝として発展したそうです。
20世紀には石油ブームと航空機産業で成長し、現在は交通の利便性、低コスト、豊富な労働力、ビジネスフレンドリーな環境を強みとする。
多様な産業が集積し、特に金融センターとしての地位を確立。テキサス州の親ビジネス的な政策も相まって、全米有数の成長都市となっているそうです。
人口: 約1,304,379人
人工的にはさいたま市に相当します
平均年収: $79,102 (約11,865,300円)
オースティン
オースティンは、音楽とテクノロジーが融合した独特の魅力を持つ都市だと言われているそうです。
「世界のライブ音楽の首都」として知られ、SXSWやACLなどの大規模音楽フェスティバルを開催します。
同時に「シリコンヒルズ」の愛称で呼ばれるテクノロジーハブでもあり、大手IT企業やスタートアップが集積しています。ジルカー公園やテキサス州議事堂など、自然と文化も豊か。「Keep Austin Weird」をモットーに、多様性と個性を尊重する街として、若者の活気にあふれているそうです。
人口: 約984,567人
千葉市と同じくらいの人口です。
平均年収: $85,000 (約12,750,000円)
アメリカ全体の人口と平均年収
最後にアメリカ全体の人口と平均年収についても調べてみました。
人口:約3億3,650万人
世界3位の人口平均年収:$59,384(8,907,600円)※約900万
以下に年収だけを都市別でピックアップしてみました。
東側(右側)との比較
ニューヨーク:平均年収$75,157 (11,273,550円)
フィラデルフィア:平均年収$52,649 (7,897,350円)
ボストン:平均年収$79,018 (11,852,700円)
ワシントンDC:平均年収$92,266 (13,839,900円)
全体的に平均より高いようです。
フィラデルフィアだけは平均年収より低いようです。
西側(左側)との比較
ロサンゼルス:平均年収$69,778 (10,466,700円)
サンフランシスコ:平均年収$126,117 (18,917,550円)
アメリカ全体より高く、特にサンフランシスコは2倍ぐらい違うようです。
本当にこんなに違うのか?と驚きですが、後日詳しく調べてみようと思います。
中西部(右上側の五大湖付近)
シカゴ:平均年収は$65,781 (9,867,150円)
アメリカ全体よりやや高いようです。
南部
ヒューストン:平均年収$52,649 (7,897,350円)
フェニックス:平均年収$60,914 (9,137,100円)
マイアミ:平均年収$44,268 (6,640,200円)
アメリカ全体より、やや低いようです。
その他の有名な都市
シアトル(北西部):平均年収: $120,608 (約18,091,200円)
デンバー(中央):平均年収: $122,771 (約18,415,650円)
この2つは平均年収の2倍ですね。
歴史的な都市
ニューオリンズ(南部):平均年収: $47,176 (約7,076,400円)
セントルイス(中央):平均年収: $52,941 (約7,941,150円)
歴史的な都市は、全体的に平均年収より低いようです。
経済的影響力のある都市
アトランタ(南部):平均年収: $83,251 (約12,487,650円)
ダラス(南部):平均年収: $79,102 (約11,865,300円)
オースティン(南部):平均年収: $85,000 (約12,750,000円)
南部ではありますが、
平均年収より高いようです。
都市と平均年収の傾向について
有名都市になると、基本的に平均年収より高い。
南部の歴史ある都市は、全体的に平均年収より低いですが、経済的影響力のある都市では、平均年収を超えています。
一方、シアトル、サンフランシスコ、デンバーは平均年収の2倍の年収があります。
調べてみると、
これらの都市では高度スキル人材の技術者や専門家の需要が高く、特にソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストなどの職種が多いのだそうです。また、人材獲得競争が激化しているそうで、年収が高騰する要因となっているそうです。
ただ、購買力が2倍あるとそうではないそうで、不動産の価格が非常に高いのだそうで、シアトルだとワンルームで月額34万なのだそうです。
主要都市と平均年収の所感
アメリカはイギリスをはじめとするヨーロッパの植民地化から始まっている国のようなので、最初は東側(ヨーロッパ側)から発展しているようです。
それ以外の都市は、河川があったことや、石油などの資源が見つかった事などが発展した都市が多いように思いました。
また、西側に関しては気候が良かったことも発展した要因だったこともわかりました。
南部は宗教の信仰が強く、保守的な地域。
マイアミのような港町は、文化や気候は良いものの、意外と年収が高くないことが意外でした。
幹線道路や空港はどうなっているのか?
アメリカは広大な国土なわけですが、
日本みたいに、東名高速道路のような幹線道路がどう通っているのか?というのが気になりました。
輸送、移動の容易かどうかというのがその都市の経済や文化交流に影響がありそうだと思いました。