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リーマンショックは実はある日本人の詐欺が引き起こしたものだった
衝撃です。
なんと、リーマンショックの引き起こしたのは、ある日本人の詐欺が原因だった。という報道です。
リーマンショックは2008年で、随分時間が経過しているので、この動画がリリースされても、世間的には話題にすらなっていませんが、内容的には衝撃のお話です。
この動画はNewsPicksで取材されたものですが、途中からは有料となっています。無料で見れる範囲でも非常に興味深い内容となっています。
動画の概要
この動画は、歴史を変えた詐欺事件についてです。2008年のリーマンショック直前に、日本の斎藤という男がリーマン・ブラザーズから370億円を詐欺した事件に焦点を当てています。この詐欺は、リーマン・ブラザーズの破綻の引き金になったと考えられています。この動画は、斎藤がその後14年間の懲役刑を受け、事件の詳細を記した本を出版したことも紹介しています。
なぜこの詐欺がリーマンショックの引き金になったのか?
370億円をだまし取ったスキーム
病院経営に資金を貸し付ける。という貸付ビジネスを行った。
アスクレピオス斎藤氏はその資金調達を担った。
しかし、病院も儲かっていない病院も多い。
利息も含めて返済がしっかり行われるかどうかわからない。
そこで保証会社として出てきたのが丸紅。
丸紅は病院に医療機器などを販売し、
また、出資企業には元本保証を行った。
元本保証を丸紅がするので出資起業は
「リスクは無い」ということで出資をしていった。
その中には、みなさんもご存知のヤマダデンキの出資者になっていた。
しかし実は・・・
しかし実際は病院に貸付はしていなかった。
また、丸紅の保証も実は保証していなかった。
丸紅社員の元担当課長の山中譲氏が偽造した書類を作っていた。
そうやって
出資と償還を繰り返していった。
しかし、利息をつけて返済しなければいけない
3ヶ月の返済期限があり、
その際には返済をしなければいけない。
返済には元金に加えて利息も合わせて返済する必要がある。
つまり返済するお金が借りている金額以上に少しずつ増えていく。
出資企業にゴールドマン・サックスも誘致
後にゴールドマン・サックスも参画し100億円の出資を決めた。
その次はリーマン・ブラザーズも出資企業に誘致
リーマン・ブラザーズは合計5回にわたり370億円もの出資をした。
ゴールドマン・サックスはCIOを出せと要求した
ゴールドマン・サックスは出資する前にCIOを出せと要求した。
しかし、丸紅の書類は偽造できたが、CIOを出すということは当然できない。
リーマン・ブラザーズにはお金が返せない
ゴールドマン・サックスから出資を受けられない。
という事となり、リーマン・ブラザーズへ返済ができなくなった。
ここで詐欺が発覚したのだと言う。
リーマン・ブラザーズは370億円が全損
リーマン・ブラザーズは370億円が全損し、仲介していた斎藤氏は、懲役14円の刑となった。
つまり、
仲介を行ったアスクレピオス斎藤氏と、
丸紅に所属していた担当課長の山中譲氏の
タッグを組んだ詐欺だったのだそうです。
ちなみに山中氏はもともとは嘱託社員(非正規社員)で、後に正社員になった人なのだそうです。
後に詐欺師は詐欺師に騙される
出資の仲介となっていた斎藤氏の手元には当然出資会社からのお金が残る。
ただ、逮捕されるとわかってから、地下銀行のようなルートを使って資金を逃がそうとしていた。
それを相談した相手はクロサギで、詐欺師を騙す詐欺師だった。
斎藤氏に金を持っている事を証明しろ。
ということで現金を見せることを要求した。
現金を見せ、渡したところで姿をくらましたのだと言う。
バフェットは370億円の詐欺事件を知っていた
ウォーレン・バフェットが日本のリーマン・ブラザーズに対する370億円の詐欺について知ったと述べています。
この情報と、米国のサブプライムローン危機が相まって、バフェットはリーマン・ブラザーズの信用に疑問を抱くようになりました。
その結果、彼はリーマン・ブラザーズが緊急資金を求めているときに投資を拒否。
これがリーマン・ブラザーズの最終的な崩壊に大きく貢献したと考えられています。
この動画では、斎藤の詐欺が、丸紅株式会社の保証がある病院に融資しているという虚偽の情報を用いたポンジスキームだったことも説明しています。
しかし、これらの保証は丸紅社員であった山中氏が偽造したもので、資金は以前の投資家に支払われ、斎藤自身も豊かになりました。
最後の投資家であるリーマン・ブラザーズが返金を要求したとき、斎藤は債務を履行できず、リーマン・ブラザーズに多額の損失をもたらしました。
この事件は、一見孤立した日本の詐欺が、どのようにして遠大な結果をもたらし、最終的には世界的な金融危機につながったのかを示しています。
返済できないとわかっていた斎藤は「断末魔」だった
返済できないことは恐らく本人もわかっていたのだと言う。
できないとわかっていたからこそ、最後の栄華を楽しむため高級車を7台も持っていたのだと言う。
相当遊んでいたどころか、狂気の沙汰のレベルだったと言う。
恐ろしい
ただただ恐ろしいとしか言えない。
このアスクレピオス斎藤氏の事を話している当時副社長だった方は、この斎藤氏は、すばらしい人だったのだそうです。
ただ、少し先に進みすぎた事と、組んだ相手が悪かった。
との事。
ひとつのおかしな取り組みが、
世界の金融恐慌を引き起こすレベルのことまで発展するとはなんと恐ろしい。
また、どれだけ素晴らしい人でも、進み方とその先で出会う相手が悪かったらこんな出来事になってしまう。
アメリカが知ったら・世界が知ったらどう思うだろう?
政府がやったことではないので、直接追求されることは無いだろうが、それでも、これだけ大きな金融危機を世界に与えたことがわかったらどうなるだろう?
いま、日本は訪日外国人が増えて「日本は世界一の国だ」という人もいる。
そんな中でこういう事がわかってしまったら、どういう事になっていくんだろうか?
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