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【米国調査2】アメリカと言う国の成り立ちと領土
今週はアメリカ調査の週とさせていただきます。
まずは基本情報のところからですが、
アメリカという国の成り立ちと、領土について詳しく調べてみました。
基本情報
建国日:1776年7月4日
面積:約963万平方キロメートル(日本の約25倍、世界第4位)
人口:約3億3,500万人(2023年10月推計)
首都:ワシントンD.C.
アメリカと言う国の成り立ち
成り立ちの始まりは15世紀末のコロンブスの時代まで遡る。
15世紀末のスペイン人のコロンブスが北アメリカ大陸に到達。
それ以来、最初はスペイン人、その後、フランス人やイギリス人などヨーロッパから移住、入植した白人の移民は、東部の海岸地方を現地人だったインディアンからから奪い、定住していった。
これが最初の第一移民。
1620年に、宗教的自由を求めてイギリスから逃れてきた清教徒たちが16メイフラワー号でアメリカ大陸に到着した。
これが第二弾の移民。
以降も、入植者が増えていったが、英国やフランスの植民地同士で争うようになった。インディアンとの利害対立も表面化してきた。
英国は更にアメリカでの植民地を増やしていった。
だが、戦費がかさんでくると、現地の植民地に費用負担を押し付けるようになった。
様々な植民地に対する課税となっていったため、これがアメリカ独立戦争の原因となる。
1774年に13植民地の代表がフィラデルフィアに集まり、英国本国とアメリカ植民地との対立が明確となった。
翌年1775年。アメリカ独立戦争が起き、
1776年にアメリカ独立宣言を行った。
つまり、源流は本国英国に反旗を翻した中心とする人が中心で、国の歴史としてはまだ250年ぐらいしかないという事になる。
日本と決定的に違うのは、他国から移民した人々が1つの国を建国した。
という点だと思います。
これはかなり日本とは前提が違う点だと思います。
アメリカの国土面積
ロシア:約17,098万平方キロメートル
カナダ:約998万方キロメートル
アメリカ合衆国:約983万平方キロメートル
中国:約959万平方キロメートル
ロシアは飛び抜けて大きいですが、2位のカナダ、4位の中国と比べるとほぼ同等で、2位が3国並んでいるようなものです。実質2位と言っても良いかと思います。
アメリカの領土
領土も、結構複雑です。
調べてみると知らない概念が出てきます。
50の州とワシントン特別行政区で構成されており、その他にも海外領土や自治領があります。
ワシントン特別行政区とは?
50の州はよいでしょう。
日本で言うと都道府県です。
ワシントン特別行政区とは、
どの州にも属さない連邦政府の直轄地のことのようです。
これは、一般的によく言われるワシントンDCのことらしく、法律上の正式名称では「コロンビア特別区」と言うそうです。
なぜこんな呼び名?
アメリカができた時に、いまのワシントンDCあたりに首都ができた。
これがコロンビア特別領と呼ばれ、ワシントン市とは別だった。
後にこれが統合されてコロンビア特別区と法律で定められ、今で言う一般呼称のワシントンDCと呼ばれる事になった。
つまり、アメリカは、
50の州と1つ連邦政府の直轄地がある。ということになる。
ここは日本では考えられないことですね。
海外領土や自治領
アメリカには本土だけでなく海外領土や自治領というのもあるそうです。
海外領土は、2つのカテゴリーに分類ができるそうで、下記になります。
自治的・未編入領域
非自治的・未編入領域
なんのことかさっぱりわからなかったので調べてみました。
自治的・非自治的とは?
自治的は、地域の内政に関して、ある程度の自治権が与えられている。
非自治体は、自治権が限定的で、主に連邦政府によって直接統治される。
未編入領域とは?
編入領域は、将来、アメリカの州になる事を想定された地域。
未編入領域は、その逆で、州にならない事を前提とした地域。
ややこしいですね。
なんでこのな区分が?とおもいましたので、調べてみました。
なんでこんな区分が?
1898年の米西戦争が境だったそうです。
それまでは獲得した領土はすべて編入領域だったそうです。
つまり直接統治です。
ただ、米西戦争後にから獲得した領土は、プエルトリコ、グアム、フィリピンなどのように米国本土から場所が離れていた領域で、文化的な違いもありました。
将来的に州にすることは、政治的文化的に複雑な問題を引き起こすと想定されたため。だそうです。
自治区と非自治区も、この事情に依るものだそうです。
自治的・未編入の領域
自治的・未編入領域には下記のような領域があります。
プエルトリコ(米国自治連邦区)
北マリアナ諸島(米国自治連邦区)
グアム(準州)
米領ヴァージン諸島(保護領)
非自治的・未編入の領域
米領サモア(1967年の自主憲法制定以降は実質自治化)
アメリカの海洋管轄権
北米東西岸、カリブ海、アラスカ湾・北極海岸、ベーリング海、東太平洋・西太平洋など広範囲に及んでいます。
アメリカの海洋管轄権の面積は、世界の国ランキングで第1位となります。
アメリカの排他的経済水域(EEZ)を含む管轄海域の面積は約762万平方キロメートルで、世界最大です。
この広大な海洋面積は、アメリカの陸地面積の約77%に相当し、海洋資源の探査や開発、海洋環境の保護などに関する主権的権利を有しています。
世界の200海里管轄海域面積ランキングの上位は以下の通りです。
アメリカ:762万平方キロメートル
オーストラリア:701万平方キロメートル
インドネシア:541万平方キロメートル
ニュージーランド:483万平方キロメートル
カナダ:470万平方キロメートル
この広大な海洋管轄権は、アメリカの地理的多様性や資源の豊富さに大きく貢献しており、海洋国家としての地位を強化しています。
海洋管轄権を比較する場合の基準
排他的経済水域(EEZ)というもので比較するのが一般的のようです。
領海の範囲を示す指標としては、下記がありますが、EEZは、国連海洋法条約によって明確に定義されており、領海基線から200海里までの範囲と規定されています。
つまり、線引がしやすいから、よく比較に用いられるのだそうです。
EEZは天然資源の探査、開発、保存、管理などの経済活動に関する主権的権利が認められます。
また、人工島や施設の設置、海洋科学調査、環境保護など幅広い管轄権が認められています。
こういうった海域であるため、国の海洋政策や戦略に大きな影響を与えるため重要な指標となることもありEEZが用いらるようです。
ちなみに、海洋領域の下記のような区分があるようです。
海洋領域の区分の種類
領海
基線から12海里(約22キロメートル)までの海域
アメリカは完全な主権を有する。
接続水域
領海の外側から24海里(約44キロメートル)までの海域
関税、財政、出入国管理、衛生に関する法令の違反防止などの権限を持つ
排他的経済水域(EEZ)
基線から200海里(約370キロメートル)までの海域
海洋資源の探査や開発、海洋環境の保護などに関する主権的権利を有する
アメリカのEEZは世界最大で、約340万平方海里に及ぶ。
大陸棚
海底とその地下の一部で、EEZを超えて広がる場合がある
天然資源の探査と開発に関する主権的権利を有する
まとめと所感
源流は英国に反旗を翻した人が中心だった。
国の歴史は250年程度
日本と決定的に違うのは、他国から移民した人々が1つの国を建国した。という点。
陸の国土は世界3位。
実質2位との差が小さいので2位と言ってもよいぐらい。
日本とは違い50の州に加え、連邦政府の直轄地が1つある。
本土とは離れた、海外領土や自治領もある。
海洋領域は世界1位。
所感
移民が中心だと言うことは知っていましたが、英国に反旗を翻した植民地側の人々の結託して作った国だった。という事が新しい学びでした。
英国、ほかEU諸国から北米に植民地に行ったわけなので、恐らく自国では非常に高い地位の人々ではなかったのではなく、中ぐらい前後ぐらいの階級の人々だったのではないか?と想像します。
そこから新たな大陸に行き、結果、他の植民地とも協力し建国をした。
という経緯からすると、元々フロンティア精神があるんだろうな。
という風に感じました。
ほか、連邦政府の直轄地があるのも違いですが、よく考えると、普通の国からするとこういうのは普通かもしれませんね。
日本は敗戦国なので、そのあたりが抑制されている状態なのかもしれないと思いました。
国土、海洋管轄領域は大きいですね。
これだけあれば世界最強の国と言ってもいいかもしれませんが、それにしても人口が3億強ぐらいというのが、ちょっと少なすぎるような気もします。
中国の国土と同じぐらいで、あちらは人口14億人。
4位以内にも入りませんでしたが、インドは15億人。
ここまで大きくなくても良いと思いますが、6億、7億いてもいいような国土ではないかと思いました。
以降、なぜこのぐらいの人口なのかも調べてみたいと思います。
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