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訪韓旅行者が激減しているらしい。K-ETA。

韓国への旅行者が減少しているそうです。
原因はこれまで観光客数がトップだったタイ人の旅行者が減少したためだとの事。

タイ人の韓国旅行者が減った理由「K-ETA」

K-ETA(Korea Electronic Travel Authorization)とは、韓国への渡航に必要な電子渡航認証システムの事で、観光発展を目的に、セキュリティの強化や、入国手続の効率化やデータ収集や分析、不法滞在の防止などを目的に導入されたもので、2021年から導入されたものです。

具体的な内容としては下記のようなものになります。

  • 韓国に無査証(ビザなし)で入国可能な国の国民を対象とした制度

  • 渡航前にオンラインで申請し、事前に旅行許可を受ける必要がある

  • 観光、親戚訪問、会議参加、短期商用などの目的で入国する際に必要

なぜ「K-ETA」でタイ人訪韓者の減少した?

どうやら、入国の承認基準が不透明で、理由不明の入国拒否が相次ぎ、また、有名人や高官の拒否も多く、拒否率が非常に高くなった事が原因のようです。

結果、SNS反韓感情が高まり、2023年には約1万人のキャンセルが出たようで、2019年と比較するとほぼ半分まで下がってしまったようです。

代わりに、他国への旅行が増加し、その先が日本や台湾への旅行者が増加しているのだそうです。

韓国政府は、この問題の早期解決は難しいとしているそうです。

K-ETAの問題点

1.不明確な承認基準
K-ETAの承認基準が不透明で、多くのタイ人観光客が理由不明の入国拒否に遭遇している[1][2]。

2.高い拒否率
インセンティブ旅行など、身元が明確な団体旅行でさえ、一部メンバーのK-ETA不承認により全体がキャンセルされるケースが頻発[2]。

3.有名人や政府高官の入国拒否
タイの観光体育部長官の家族がK-ETA不承認になるなど、閣僚や有名人の入国拒否事例が相次いだ[2][6]。

4.不適切な入国審査
「所持金が多すぎる」「韓国訪問回数が少ない」などの理由で入国を拒否されるケースが報告されている[6]。

結果として生じた問題

1.タイ国内での反韓感情の高まり
SNS上で「Ban Korea(韓国禁止)」のハッシュタグが流行[2][6]。

2.韓国旅行のキャンセル増加
2023年には91件の団体旅行がキャンセルされ、計9,947人が韓国旅行を断念[1][2]。

3.訪韓タイ人観光客数の急減
2023年9月の訪韓タイ人観光客数は前年同月比20.3%減、2019年比47.6%減[1]。

4.他国への観光客流出
日本や台湾など、ビザなし入国が可能な周辺国への旅行者が増加[1][2][6]。

これらの要因により、かつて東南アジアで最も韓国を訪れていたタイ人観光客が大幅に減少し、韓国の観光業に影響を与えています。韓国政府は問題解決に向けて取り組んでいますが、タイ人観光客の信頼回復には時間がかかると予想されています[1][6]。

参考
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/5a8f09d11c1790499c935a67c88d4a094359646d
[2] https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/recordchina/business/recordchina-RC_942131
[3] https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/3893c8e1e4f2f026193e8e62aa78e3a86ac003d1
[4] https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/searchkoreanews/world/searchkoreanews-32233
[5] https://www.recordchina.co.jp/b942131-s39-c30-d0191.html
[6] https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/11/02/2023110280273.html
[7] https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/suishinchousa/pdf/h13/kinki-unyukyoku/04_2sho.pdf
[8] https://www.jnto.go.jp/statistics/market-info/thailand/thailand02.pdf

記事の概要

下記が記事の概要になります。

タイ人観光客の韓国訪問減少

背景

  • かつてタイは韓国を訪れる東南アジアからの観光客数がトップだった[1][2]

  • 電子渡航認証制度(K-ETA)導入後、タイ人観光客数が急減[1][2]

現状

  • 2023年9月の韓国訪問タイ人観光客数:1万8868人[1][2]

    • 前年同月比20.3%減少

    • 2019年比47.6%減少

  • 訪韓観光客数ランキングでタイはトップから5位に後退[1][2]

原因

  • タイ国籍の訪韓者に対する出入国審査での対応[1][2]

  • K-ETAによる入国審査でタイ人が排除される事例の増加[1][2]

  • タイ人の反韓感情の高まり[1][2]

影響

  • 2023年の韓国旅行キャンセル

    • 91件の団体旅行がキャンセル

    • 計9947人が韓国旅行を断念[1][2]

他国への影響

好機となる国々

  • 日本

  • 中国

  • 台湾[1][2]

日本の対応

  • タイ人観光客の取り込みに注力[1][2]

  • 2019年:タイ人訪日客数は訪韓客の2.3倍

  • 2024年予測:タイ人訪日客数は訪韓客の3.48倍に拡大見込み[1][2]

韓国政府の対応

  • 韓国文化体育観光省:日本や台湾に競争力を奪われていると認識[1][2]

  • 法務省と協力して対策を講じている

  • 早期解決は困難と予想[1][2]

Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/5a8f09d11c1790499c935a67c88d4a094359646d
[2] https://news.yahoo.co.jp/articles/5a8f09d11c1790499c935a67c88d4a094359646d


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織原松治
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