中国語MBAプログラムを日本で?桜美林大学
こんな記事が目にとまった。
桜美林大学の中国語MBAプログラムを開設したらしい。
日本から学びたいとはなに?
中国語MBAプログラムを解説した雷氏によると、
「彼らは日本企業の持続性や後継者問題、ファミリービジネス、人材育成などにとくに関心を持っています。
中国では大きくなった民営企業でも、創業20~30年程度で、継承問題が起きてくる。後継人材をどう育てるか悩んでいる人が多いですが、国内には先例が少ないのです。
しかし、日本は100年以上続く老舗企業が世界で最も多く、約3万社もあるといわれていますので、その秘訣を学びたいと彼らは思っています」(雷氏)
ということらしい。。
記事の内容は下記の内容です。
1. 桜美林大学の中国語MBAプログラム
概要: 桜美林大学が提供する中国語MBAプログラムの詳細と、プログラムを統括する雷海涛教授についての情報を紹介しています。
2019年に桜美林大学新宿キャンパスに「中国語MBA(経営学修士)プログラム」が開設された
プログラムは雷海涛教授が総括している
雷海涛教授のプロフィール:
62年生まれ、北京市出身
浙江大学卒業、86年に来日
東京大学大学院博士課程修了
東芝で長く勤務し、中国室長などを務めた
18年に桜美林大学に転職
プログラムの特徴:
MBAの基本科目に加え、日中ビジネス、日本企業の経営、ガバナンス、日中イノベーション、事業継承などの授業を提供
24年度は中国人19人が入学
授業、論文執筆、ディスカッションはすべて中国語で行われる
講師は桜美林大学の中国人教授や講師、中国語で授業ができる日本人が担当
日本で唯一の中国語MBAプログラム(24年現在)
大学は特に宣伝していないが、口コミなどで多くの中国人が知り、入学している
2. 学生の特徴と目的
概要: プログラムに参加する中国人学生の特徴と、彼らがMBAを取得する目的について説明しています。
学生の特徴:
20~50代の経営者や起業経験者
平均年齢は35歳前後
多くが創業者
日本語はほとんどできない
入学を機に来日した人が多い
留学ビザまたは経営・管理ビザで滞在
学生の業種:
さまざま
中国である程度成功した人が多い
学生の関心事:
日本企業の持続性
後継者問題
ファミリービジネス
人材育成
入学目的:
キャンパスライフの再体験
MBAの学位取得
他の経営者との交流、ディスカッション、視野と人脈の拡大
3. 桜美林大学が中国語MBAを開設した理由
概要: 桜美林大学が中国語MBAプログラムを開設した背景と理由について説明しています。
大学創立者の清水安三氏が北京に学校を設立したというルーツがある
中国の多くの大学と留学生を交換してきた実績がある
少子化による学生確保の戦略の一環
日中ビジネスの潮流の変化:
これまでの日本から中国へという流れから、中国から日本へという逆方向の流れに変化
中国の経営者の間で「游学(ヨウシュエ)」(視察・研修ツアー)が流行
「日本から学びたい」「日本をマーケットとして考えている」経営者が増加
日本経済、日本株への関心が高まっている
「中国の日本化」の指摘:
バブル崩壊、少子高齢化など、中国が直面する問題の多くを日本が先に経験している
新宿キャンパスの立地を活かした活動の可能性:
日中ビジネスサロンの開催
各種セミナーや研究会の開催
4. 中国側の事情
概要: 中国人経営者が日本でMBAを取得しようとする背景にある中国国内の事情について説明しています。
中国の大学院入学の現状:
現役の学部生が有利
社会人が入学しづらい状況
中国の大学院受験状況(23年):
受験生約400万人
合格者約130万人
修士課程合格者約114万人(前年比4%増)
博士課程合格者約15万人(10%増)
就職難による大学院進学増加:
学歴を上げ、自分に付加価値をつけようとする学部生が多い
習近平政権下での懸念:
中国共産党幹部と経営者の癒着を懸念する動き
国内でのMBA取得を躊躇する要因に
5. アジア各国での中国向けMBAの広がり
概要: 中国人向けのMBAプログラムがアジア各国で広がっている状況と、日本のMBAプログラムの優位性について説明しています。
海外でMBAを取得する動きの広がり
アジア各国の事例:
シンガポール国立大学: 90年代から中国出身者向けにEMBAを開始
韓国の慶熙(キョンヒ)大学: 600人が入学できる中国語MBAを開設、1年半で学位取得可能
タイなども同様の動きあり
今後も同様の取り組みをする大学が増加する見込み
学費の比較:
中国の大学のMBA: 800万円以上がざら
桜美林大学: 約270万円(24年4月現在)
日本のMBAプログラムの利点:
中国の半分以下の学費
講師レベルが高い
生活環境が良い
今後の予測:
中国を飛び出し、日本など海外でMBAを取得しようとする中国人経営者の増加が予想される
これはアリなんだろうか?
日々、ブログを書いているので情報収集を毎日していますが、この間、深センで10歳の日本人が殺害されたばかりだが、なにか最近メディアの動き急に風向きが変わったなと感じます。