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John & Yoko

1960年代から1970年にかけて活躍したイギリスのロックバンド「ビートルズ」のメンバーだったジョン・レノン(以下、ジョン)がニューヨークで射殺されたのは、1980年12月8日でした。
ジョンと小野洋子(以下、ヨーコ)は1966年11月に知り合い、1969年3月に結婚式を挙げています。
出会ったばかりの頃、ジョンは「新聞は男が先に読むものだ」とヨーコに言い放ったそうですが、ヨーコは「じゃあ、2部取りましょう!」と言い返したらしいです。
そんなことを言った彼ですが、1975年に息子のショーンが生まれてからは、育児に専念するために音楽活動を休業し、主夫生活に入りました。
保守的な価値観にとらわれないヨーコの考え方をジョンは尊重し、受け入れたのだと思います。
事件が起きたのは、5年ぶりに活動を再開し、ヨーコとの共作アルバム「DOUBLE FANTASY」が発売されてすぐでした。
事件当時は高校1年生で、彼の音楽やイラストが大好きだったので、そのニュースにショックを受け、次の日は学校をサボり、ずっと家でレコードを聴いていました。(12月8日の命日が近づくと、高校の同級生から「ジョンが死んで、学校を休んだヤツいたよな?」と今でもいじられます)

数年前に仕事でダイバーシティのことを書くことになり、「ダイバーシティと言っても範囲が広いしな?」と考えていた時、その数週間前に行った「DOUBLE FANTASY John & Yoko展」を思い出し、下記のような事を書きました。

ビートルズを聴き始めたのは1970年代後半だったので、ジョンは既に主夫になっていて、音楽活動はしていませんでした。
Househusband? 主夫?
男が仕事を休んで育児をしていることに「何で働かんのやろう?」と福岡県在住の男子中学生だった私には不思議でした。
1991年に育児休業制度が法制化されて30年、2020年度の男性の育休取得率は、前年の7.48%から飛躍的に伸びて12.65%と初めて1割を超えたとは言え、その期間は2週間未満が約7割以上だそうです。
ジョンの主夫生活ほどとは言いませんが、もう少し男性も休みが取りやすくなるよう、男性の子育てへの理解度が高くなればと思います。

※厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」における男性育休取得率は17.13%


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