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【旅先の美味しかった】 Marie & Ange in 森の教会(熊本県大津)

阿蘇の外輪山の裾野に位置する大津の自然は、結婚式というイベントを抜きにしても、ゆっくり1日滞在して、何もせずぼんやりと過ごしたくなる、豊かな緑に囲まれた贅沢な景観。

そんな大自然の中に、イングランドのコッツウォルズに建っていた教会が、そのまま再現されています。

今回は、大阪〜博多〜熊本と、1週間にわたる出張の最後に、なんとも素晴らしいウエディングハウス「森の教会」さんのレストラン「Marie & Ange」へ伺いました。

熊本駅から、さらに在来線を乗り継いで30分ほど。肥後大津駅からタクシーで10分。正直決して気楽に行けるロケイションではないのですが、ミシュラン的に言えば「旅をしてでも訪れたい」と感じるほどのレストランです。

写真の光の場所に「森の教会」はあります

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肥後大津駅からタクシーに乗り、街中を外れてさらに進むと、道路の左側に教会が見えてきます

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今回の出張の目的は、僕も愛用している「リーデル ゴー・ウィズ・オー」の写真撮影。同行の吉永さんと、カメラマンのまみさんは、到着後すぐさまガーデンで撮影開始。

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そして、これが森の中に佇む「教会」です。

実はこの教会、先の熊本大地震で一度倒壊しているんです。

オーナーの堤さんも、この時ばかりは再建すべきかどうか、できるのかどうか悩まれたそうなのですが、今はこの通り。そんな苦難の歴史おも包み込むかのように、悠然と、新郎新婦を見守り続けています。

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撮影の間、庄司は経営者のひとり日高さんとじっくりと立ち話。いつもすごくポジティブで、こちらまでパワーをいただけます。

紆余曲折あったそうですが、今、リスタートに最高の布陣が組めつつあるとのこと。森の教会、そして Marie & Anje さんの今後の飛躍に大いに期待です。

館内には結婚式場ならでは、美しいドレスが並ぶフィッティングルームも。

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さぁ、いよいよ、ディナーの時間。

この廊下を歩くと、なんとなく新郎新婦の気分です。

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ほんのり、夕日に赤らむ教会を眺めながら、窓際の最高の席へ。グラスはもちろんリーデル。うれしい。

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乾杯は、モエ。実はこの後、リーデル九州担当の吉永さんと「モエって、こんなに美味しかったっけ!?(MHDさん、ごめんなさい!)」と大盛りあがり! ふたりの結論として、その理由はやはりグラス。モエならではの、ピノ・ムニエの側面が、このグラスですごく良く感じることができたのは、大発見でした。

この点については、いずれ別の機会に詳しく解説したいと思います。

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この日のメニュー

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鯛は白味であっさり、じゃないんですね。帆立とともに、噛むほどの甘さを感じます。村岡シェフの薬膳ソースが、その甘みをさらに引き立てます。

お皿に教会が映り込んでいます。世界のどこにもない、贅沢な一皿です。

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2皿目は、茶碗蒸しの上に引かれた、かにのソース。かにの旨味をじっくりと味あわせてくれるソースは、濃厚なものが多いのですが、こちらは茶碗蒸しを邪魔しないサラリとした味わい。

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パンが美味しいんです。いつも欲張って全種類お願いしてしまいます。

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普段あまりバターは使わないのですが、このバター、一度食してみてください。美味しすぎます。ほのかなスモークが、美味しいパンをさらに至高の高みに引き立てます。

「購入して帰りたい」というお客様がいるのも納得。器は冷え冷えのナハトマン。うれしい。

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秋の気配ですね。ここで上田さんおすすめのルイ・ジャドのシャルドネ。グラスは <リーデル・ワインウイングス> のシャルドネ・グラスで。あまりの美味しさと、フォアグラボールとの相性の良さに、写真を撮るのを忘れてしまいました。

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パプリカのマリネも最高です

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お魚料理も贅沢。オマール海老のフランと鰆。シャルドネとばっちり。しかも <ワインウイングス> のシャルドネなので、さらにワインがやさしくなって、村岡シェフの素材を生かしたお料理、ヴァンブランソースとの相性も抜群。

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お口直しには、バラの風味のグラニテ。バラの香りとほんのりした苦味。柑橘系グラニテもさっぱりして好きですが、これはゴージャスな余韻に浸れるグラニテの傑作。

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この頃には、外は暗くなり、ライトアップされた教会が神秘的です。

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メインの味彩牛も美味しかった。

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栗のフリットが、秋を感じさせてくれます

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デザートは、パッションフルーツのムースの上に、シャインマスカット。ムースは酸味強目で、口中をさっぱりと。マスカットの甘みがさらに引き立ちます。

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小菓子を選ぶ時間まで、ワクワクが続きます

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この会場では、毎週末、新たな人生を歩み始めるふたりを祝福する笑顔が溢れています。

きっと、その「気」とか「波動」みたいなものが、この空間に残っているのでは、と感じるほど、ここにいるだけで心が安らぐ、素敵な空間でのディナーでした。

熊本の素材にこだわり、気を衒わずに、素材の持ち味を楽しませてくれる村岡シェフのお料理。

同様に、この素晴らしい会場や雰囲気を、ゆったりとした時間の流れの中で楽しませてくれる、上田支配人、近藤さんの、柔らかい接客。

そして忘れてならないのは、教会の周りの緑をいつもきれいに整備してくれる山崎さん。

オーナーの堤さん、そして日高さんを中心に、とても素晴らしいチーム。リスタートしたばかりの森の教会とMarie&Ange。

これからが楽しみでなりません。

教会内部をご覧いただける動画もある「森の教会」公式サイトへはこちらをクリック




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