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【旅先の美味しかった】 Marie & Ange in 森の教会(熊本県大津)
阿蘇の外輪山の裾野に位置する大津の自然は、結婚式というイベントを抜きにしても、ゆっくり1日滞在して、何もせずぼんやりと過ごしたくなる、豊かな緑に囲まれた贅沢な景観。
そんな大自然の中に、イングランドのコッツウォルズに建っていた教会が、そのまま再現されています。
今回は、大阪〜博多〜熊本と、1週間にわたる出張の最後に、なんとも素晴らしいウエディングハウス「森の教会」さんのレストラン「Marie & Ange」へ伺いました。
熊本駅から、さらに在来線を乗り継いで30分ほど。肥後大津駅からタクシーで10分。正直決して気楽に行けるロケイションではないのですが、ミシュラン的に言えば「旅をしてでも訪れたい」と感じるほどのレストランです。
写真の光の場所に「森の教会」はあります
![スクリーンショット 2022-09-14 16.35.59](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86863787/picture_pc_95c108de7d93a218429174e291efc10e.png?width=1200)
肥後大津駅からタクシーに乗り、街中を外れてさらに進むと、道路の左側に教会が見えてきます
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![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86863865/picture_pc_4bd3eea547601838441dab37e9060528.jpg?width=1200)
今回の出張の目的は、僕も愛用している「リーデル ゴー・ウィズ・オー」の写真撮影。同行の吉永さんと、カメラマンのまみさんは、到着後すぐさまガーデンで撮影開始。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86864086/picture_pc_a9202c53fb99914041a7747b0eb41c7b.jpg?width=1200)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86864114/picture_pc_a3afd7ddd3c5488c5da549ba46f9f57e.jpg?width=1200)
そして、これが森の中に佇む「教会」です。
実はこの教会、先の熊本大地震で一度倒壊しているんです。
オーナーの堤さんも、この時ばかりは再建すべきかどうか、できるのかどうか悩まれたそうなのですが、今はこの通り。そんな苦難の歴史おも包み込むかのように、悠然と、新郎新婦を見守り続けています。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86864278/picture_pc_adeb572232401b5ff6801fe1b6923408.jpg?width=1200)
撮影の間、庄司は経営者のひとり日高さんとじっくりと立ち話。いつもすごくポジティブで、こちらまでパワーをいただけます。
紆余曲折あったそうですが、今、リスタートに最高の布陣が組めつつあるとのこと。森の教会、そして Marie & Anje さんの今後の飛躍に大いに期待です。
館内には結婚式場ならでは、美しいドレスが並ぶフィッティングルームも。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86863914/picture_pc_0da2d371ba00ebf6840ac433379e8170.jpg?width=1200)
さぁ、いよいよ、ディナーの時間。
この廊下を歩くと、なんとなく新郎新婦の気分です。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876423/picture_pc_ce7c8834f712fc12f34c0ed220aaeef4.jpg?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876430/picture_pc_d1b606d79ece888da73aa6d4b30c1961.jpg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876438/picture_pc_64d8f5082f93641ac2ca5104e3d2cd41.jpg?width=1200)
ほんのり、夕日に赤らむ教会を眺めながら、窓際の最高の席へ。グラスはもちろんリーデル。うれしい。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876446/picture_pc_671ca0dacd5b01bd415ce20dea109890.jpg?width=1200)
乾杯は、モエ。実はこの後、リーデル九州担当の吉永さんと「モエって、こんなに美味しかったっけ!?(MHDさん、ごめんなさい!)」と大盛りあがり! ふたりの結論として、その理由はやはりグラス。モエならではの、ピノ・ムニエの側面が、このグラスですごく良く感じることができたのは、大発見でした。
この点については、いずれ別の機会に詳しく解説したいと思います。
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この日のメニュー
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876464/picture_pc_8beed4d720aa50c90636db558a3cb3e8.jpg?width=1200)
鯛は白味であっさり、じゃないんですね。帆立とともに、噛むほどの甘さを感じます。村岡シェフの薬膳ソースが、その甘みをさらに引き立てます。
お皿に教会が映り込んでいます。世界のどこにもない、贅沢な一皿です。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876533/picture_pc_13ef0aecaed294643922dbec96868476.jpg?width=1200)
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876545/picture_pc_8a5c36033b011976d56426c87d250116.jpg?width=1200)
2皿目は、茶碗蒸しの上に引かれた、かにのソース。かにの旨味をじっくりと味あわせてくれるソースは、濃厚なものが多いのですが、こちらは茶碗蒸しを邪魔しないサラリとした味わい。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876572/picture_pc_241193831b0cc5e29b887e21d8bc0cf6.jpg?width=1200)
パンが美味しいんです。いつも欲張って全種類お願いしてしまいます。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876615/picture_pc_47b74251ef72bc01cc8a3a939b9bc775.jpg?width=1200)
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876631/picture_pc_35dd6054441b92688ba89c8d8479d9f7.jpg?width=1200)
普段あまりバターは使わないのですが、このバター、一度食してみてください。美味しすぎます。ほのかなスモークが、美味しいパンをさらに至高の高みに引き立てます。
「購入して帰りたい」というお客様がいるのも納得。器は冷え冷えのナハトマン。うれしい。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876657/picture_pc_e4e111af75d45924e5ef87110e91ef18.jpg?width=1200)
秋の気配ですね。ここで上田さんおすすめのルイ・ジャドのシャルドネ。グラスは <リーデル・ワインウイングス> のシャルドネ・グラスで。あまりの美味しさと、フォアグラボールとの相性の良さに、写真を撮るのを忘れてしまいました。
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876665/picture_pc_b9cd4d2935a45e904786ac26ade9d03d.jpg?width=1200)
パプリカのマリネも最高です
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876679/picture_pc_5f70b24117f85a5c92188c307a1c6080.jpg?width=1200)
お魚料理も贅沢。オマール海老のフランと鰆。シャルドネとばっちり。しかも <ワインウイングス> のシャルドネなので、さらにワインがやさしくなって、村岡シェフの素材を生かしたお料理、ヴァンブランソースとの相性も抜群。
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876714/picture_pc_88c736821d0a9c061f345f6ce726dd72.jpg?width=1200)
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876728/picture_pc_16986859535325bd7a1bd9927fc32f31.jpg?width=1200)
お口直しには、バラの風味のグラニテ。バラの香りとほんのりした苦味。柑橘系グラニテもさっぱりして好きですが、これはゴージャスな余韻に浸れるグラニテの傑作。
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876735/picture_pc_8dee780586c803c54f39bdeb8aeeb9ec.jpg?width=1200)
この頃には、外は暗くなり、ライトアップされた教会が神秘的です。
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876746/picture_pc_ce504a7c32866f49a9e60fbdbfdd9fb8.jpg?width=1200)
メインの味彩牛も美味しかった。
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栗のフリットが、秋を感じさせてくれます
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デザートは、パッションフルーツのムースの上に、シャインマスカット。ムースは酸味強目で、口中をさっぱりと。マスカットの甘みがさらに引き立ちます。
![画像33](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876960/picture_pc_c5dad8982a31a634856a1f367988bf89.jpg?width=1200)
小菓子を選ぶ時間まで、ワクワクが続きます
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![画像32](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86876808/picture_pc_f2d23b1e54f076388def3657c6864212.jpg?width=1200)
この会場では、毎週末、新たな人生を歩み始めるふたりを祝福する笑顔が溢れています。
きっと、その「気」とか「波動」みたいなものが、この空間に残っているのでは、と感じるほど、ここにいるだけで心が安らぐ、素敵な空間でのディナーでした。
熊本の素材にこだわり、気を衒わずに、素材の持ち味を楽しませてくれる村岡シェフのお料理。
同様に、この素晴らしい会場や雰囲気を、ゆったりとした時間の流れの中で楽しませてくれる、上田支配人、近藤さんの、柔らかい接客。
そして忘れてならないのは、教会の周りの緑をいつもきれいに整備してくれる山崎さん。
オーナーの堤さん、そして日高さんを中心に、とても素晴らしいチーム。リスタートしたばかりの森の教会とMarie&Ange。
これからが楽しみでなりません。
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