コロナ対策から見る日本の歴史について
最近、また新型コロナウイルスの感染者数が増加しています。
経済活動の再開に重きを置き、病床にも余裕があるので緊急事態ではないという政府と医療体制は逼迫しており先を見越して対処すべきという専門家・・。
いずれにしても一人一人の行動が、この先の結果に大きく影響を及ぼす時期なのは間違いないので自分も気をつけようと改めて思いました。
少し前の話になるのですが、コロナ第一波の対策について
「日本の法律では、強制力を持ったロックダウンや罰則措置は取れない」
といったニュースはよく耳にしました。
それが何故なのか?憲法にある基本的人権の尊重が理由なのかな・・とぼんやりした思いは合ったのですが、気になったので簡単ですが調べてみました。
・治安維持法とは?
・歴史的な背景
・治安維持法の廃止
・治安維持法とは?
時代は遡って1925年に施行された治安維持法にルーツがあります。
これは共産(社会)主義運動を弾圧し、天皇制など国体の変革や私有財産制の否定をうたっている反国家体制の運動を取り締まることを目的としていました。
つまり自由な表現や思想を制限したという事です。
・歴史的な背景
当時の日本はイギリス産業革命に習った経済政策を進めていましたが、
国民の間では徐々に経済格差が広がりはじめ、社会主義思想が強まっていました。
時を同じくして、普通選挙法の制定やロシアでの社会主義国家の誕生などにより天皇制の批判や社会主義運動が激化するリスクがあり、この法律が施行されました。
・治安維持法の廃止
GHQの政策の一つとして、権力者の一存で国の方針が決まらないよう(軍国主義からの脱却)1945年に廃止となりました。
これにより多様な思想や自由な活動が容認されました。つまり日本の悪しき歴史を封印した訳です。
知らずの内に歴史の背景から国民は憲法に守られているんですね。
一方、自民党では憲法改正を検討していますが、コロナのような緊急事態下では必要な事なのかもしれないですね。それによって諸外国のようなスピーディーな対策も講じられるようになるので。
これは中国のコロナの早期封じ込めによって証明できています。
まとめ
今回この件を通じて感じたのは、あまりにも自分が無知すぎるという点です。考え方は人それぞれ多様であるべきだと思いますが、考える上でのベースが無いと考えすら思い浮かびません。
無知は最大の罪とはまさにこの事ですね。
今回の経験を通じて、自分のスタンスを取れるだけの知識を身につけ積極的に政治にも関与していこうと思いました。