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暮らしの記事

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主に障害者の日常を綴った記事をまとめたカテゴリです。
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#障害者

障害者が合理的配慮を申し出ることはわがままなのか

3月中旬、X(旧Twitter)に車いすのインフルエンサーが「映画館のスタッフから、今までしてもら…

身体表現性障害とダイエット

身体表現性障害とは「心身の過労や身辺の環境変化等がストレス要因となり、日常生活を妨げる自…

「再生モノ」作品に触れた時のこと

半年ほど前、縁あって映画を2作続けて見せてもらったことがあります。題名はそれぞれ「オレン…

障害者女性の透明化された「生きづらさ」

「障害者について論じられるときは、たいてい障害者男性に、女性について論じられるときは、た…

障害とゲーム

先日、オンラインゲームを遊んでいるときにこんなことがありました。 共に戦うメンバーを募集…

芥川賞受賞作「ハンチバック」を読んだ話

今回は、芥川賞にも選ばれた作品「ハンチバック」を読んだ書評のようなものです。本自体は数日…

「ポリコレ疲れ」はポリコレそのものへの疲れではない、都合よく扱う人間への疲れだ

「ポリコレ疲れ」とは文字通り、ポリコレに疲れてしまうことです。これには2つの意味があります。ひとつは、ポリコレを都合よく扱う界隈や言説に対していい加減嫌気が差した側の意見。もうひとつは、情けない惰弱が弱音を吐いているだけだと嘲る側の意見です。後者は自身がポリコレを遵守している存在だと決して疑わないのも特徴ですね。 これが最初に言われだしたのは2016年、アメリカでトランプ政権が樹立されたことがきっかけとされています。差別表現を避けて政治的に正しい表現を奨励する風潮に閉塞感を

第六の義指と多指症は何がどう違うのか

事故の後遺症などで義肢を装着している人は、その過程で身体に馴染ませ自分の意思で動かせるよ…

触法障害者の出口支援がなぜ必要なのか~「ケーキを切れない非行少年のカルテ」にみる…

数年前に図書館で「累犯障害者」と題された本を手に取った私は、強い衝撃を受けました。 そこ…

私の海外移住への思いとその課題 ~皆さんの夢はなんですか

私は以前のコラムでテレワークで在宅ワークを活用しての就職が目標だとお話ししましたが、私に…

被害者意識という攻撃性

アメリカには「軋む車輪は油を差される」ということわざがあります。要求があるなら自分で主張…

カナダの安楽死合法化はT4作戦の夢を見るか

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逃れられない希死念慮

わたしのように精神障害を抱えている人であれば、自身や友人・知人などから「希死念慮」という…

「殺処分」書き込みに賠償を命じる判決。代理人弁護士は「非常に意義のある判決」

群馬県前橋市に住む重度身体障害の男性に対し、インターネット上の掲示板「5ちゃんねる」で誹謗中傷の書き込みをしたとして、書き込み主に損害賠償を求める裁判がありました。 元々、原告は日常的に介護が必要になったとして、24時間体制の介護サービスを求めて前橋市に行政訴訟を起こしていました。これがニュースとなると、5ちゃんねる内の「ニュース速報+板」でもスレッドが立ち、原告への誹謗中傷が書き込まれていたという流れです。 東京地裁の開示命令によって特定されたのは、「殺処分でいいやん」