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暮らしの記事

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主に障害者の日常を綴った記事をまとめたカテゴリです。
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2024年3月の記事一覧

障害者女性の透明化された「生きづらさ」

「障害者について論じられるときは、たいてい障害者男性に、女性について論じられるときは、た…

障害とゲーム

先日、オンラインゲームを遊んでいるときにこんなことがありました。 共に戦うメンバーを募集…

ベビーカーを押して気づいた、街の罠

先日、高齢の母をともに愛犬を動物病院に連れていくときに、犬用のベビーカーのようなものを押…

「HDMI」に代わるものを考えてあげよう

ADHDの隠語として「HDMI」が使われており、本気で間違える人さえ現れたという話を以前しました…

芥川賞受賞作「ハンチバック」を読んだ話

今回は、芥川賞にも選ばれた作品「ハンチバック」を読んだ書評のようなものです。本自体は数日…

産後うつとはまた違う、産褥期精神病とは何なのか

産後すぐの精神疾患といえば「産後うつ」です。その名の通り産後3か月以内に発症するうつ病で…

「ポリコレ疲れ」はポリコレそのものへの疲れではない、都合よく扱う人間への疲れだ

「ポリコレ疲れ」とは文字通り、ポリコレに疲れてしまうことです。これには2つの意味があります。ひとつは、ポリコレを都合よく扱う界隈や言説に対していい加減嫌気が差した側の意見。もうひとつは、情けない惰弱が弱音を吐いているだけだと嘲る側の意見です。後者は自身がポリコレを遵守している存在だと決して疑わないのも特徴ですね。 これが最初に言われだしたのは2016年、アメリカでトランプ政権が樹立されたことがきっかけとされています。差別表現を避けて政治的に正しい表現を奨励する風潮に閉塞感を

第六の義指と多指症は何がどう違うのか

事故の後遺症などで義肢を装着している人は、その過程で身体に馴染ませ自分の意思で動かせるよ…

その存在が頼もしい、コンビニの指差しシート

近年、コンビニのレジカウンターにとても頼もしい存在が加わったことをご存知でしょうか。その…

触法障害者の出口支援がなぜ必要なのか~「ケーキを切れない非行少年のカルテ」にみる…

数年前に図書館で「累犯障害者」と題された本を手に取った私は、強い衝撃を受けました。 そこ…