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暮らしの記事

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主に障害者の日常を綴った記事をまとめたカテゴリです。
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記事一覧

障害者が合理的配慮を申し出ることはわがままなのか

3月中旬、X(旧Twitter)に車いすのインフルエンサーが「映画館のスタッフから、今までしてもら…

身体表現性障害とダイエット

身体表現性障害とは「心身の過労や身辺の環境変化等がストレス要因となり、日常生活を妨げる自…

内臓が左右逆となる「内臓逆位」とは何なのか

今回は先天奇形の一つである「内臓逆位」の話です。内臓逆位といえば、漫画「北斗の拳」の登場…

「再生モノ」作品に触れた時のこと

半年ほど前、縁あって映画を2作続けて見せてもらったことがあります。題名はそれぞれ「オレン…

「支援学級被害者の会」に毅然と反論した軽度知的障害者の方

私がX(旧Twitter)でよくやるのがツイート検索です。あくまで自分が気になっていることが過去…

発達障害者のためのイヤーワーム対処マニュアル

数年前からよく聞かれる言葉「イヤーワーム」。直訳すると「耳の虫」、まるで耳の中に虫がもぐ…

中国雑貨大手・名創優品「知的障害の泣き虫ネズミ」の投稿を謝罪

X(旧Twitter)で不定期連載中の人気漫画「ちいかわ」は様々な企業とコラボしており、遂には海外とも連携するようになりました。しかし、その海外のコラボ先が一悶着起こしてしまったそうです。 問題のコラボ先は、中国の雑貨大手である名創優品(メイソウ)です。そこのコラボ担当者がTikTokにコラボグッズの紹介動画を投稿したのですが、毒舌キャラ気取りで登場人物たちを「藍色褲頭猫(青ズボン頭の猫)」「瘋狂怪叫兔(クレイジーな叫び声を上げるウサギ)」などと揶揄し、中でも「智障愛哭鼠(

ネット右翼だけの専売特許ではない!意外と身近に潜む「歴史修正主義」

ミクロ規模の歴史修正主義「歴史修正主義」とは、ある歴史上の出来事について特定の界隈にと…

工賃未払いで夜逃げした埼玉のB型事業所とは一体何なのか

雇用契約を結ばない就労継続支援B型事業所は、事業の報酬から少ない工賃を捻出して利用者に与…

ヤマジュン漫画「絆」の認知症描写を考察する

数あるヤマジュン漫画の一つで、1988年に発表された作品「絆」について気になる描写があったの…

障害者女性の透明化された「生きづらさ」

「障害者について論じられるときは、たいてい障害者男性に、女性について論じられるときは、た…

障害とゲーム

先日、オンラインゲームを遊んでいるときにこんなことがありました。 共に戦うメンバーを募集…

ベビーカーを押して気づいた、街の罠

先日、高齢の母をともに愛犬を動物病院に連れていくときに、犬用のベビーカーのようなものを押…

「HDMI」に代わるものを考えてあげよう

ADHDの隠語として「HDMI」が使われており、本気で間違える人さえ現れたという話を以前しました。もしHDMI以外に選ばれるものがあるとしたら、それは何なのでしょうか。他の候補も挙げながら、ひとつひとつ説明していきましょう。 ADHD 「Attention-Deficit Hyperactivity Disorder」の略で、注意欠陥多動性障害とも呼ばれます。注意力が欠けたりあちこちに興味が分散したりして、特に学童期は落ち着きのなさを指摘されやすいです。ある当事者は「“やる