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メルカリのビットコインユーザー数が7ヶ月で100万人突破!コインチェックは4年かかりました

2023年10月、メルカリのビットコイン取引サービス、サービス開始から7ヶ月で口座数が100万人を突破しました。

  • 100万人に達成するまでの期間

    • メルカリ:7ヶ月

    • Coincheck:約4年

参照元:コインチェック株式会社 開示資料

上記のグラフはコインチェックの累積口座数とBTC価格です。2020年4月時点の口座数は944,116、2023年9月時点の口座数は1,864,765。国内で最も多くの口座数を保有している交換業者のコインチェックは約4年で口座数が100万増えた計算です。

一方、メルカリはなぜ7ヶ月間で100万人もの口座数を獲得できたのでしょうか。

分析結果はプレスリリースに書いてあります。

「メルカリ」で使わなくなったモノを売って得た売上金を使って、かんたんにビットコイン取引を始められることが利用者の拡大に繋がっていると考えています。

また、ビットコインを売却した人のうち、約半数が「メルカリ」でお買いものをしているという実態も明らかとなりました。

「メルカリ」の売上金でビットコインを購入し、ビットコインを売却して「メルカリ」でお買い物するといった新たな循環行動が見受けられます。

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000026386.html

コインチェックのような既存交換業者業者のアプローチでは獲得が難しいユーザー層を自社で抱えている点が新規口座数の獲得速度を加速させたのではないでしょうか。

ビットコイン取引サービスのプロモーションも大々的に打っていたことも印象に残っています。

結果として、このビットコイン取引サービスは、ユーザーに「お金が動く!」と感じてもらえるような体験を提供できているのではないでしょうか。

メルカリは、ユーザーの日常的な体験の延長でビットコインサービスを拡充させていく戦略であり、コインチェックのようにユーザー数・預かり資産を増やすアプローチとは異なることが想像できます。

日本の暗号資産口座数は約810万、証券口座数は約3,380万

下記は国内の証券口座数と暗号資産口座数です。

  • 国内証券口座数(2023年6月末時点)参照元

    • 33,837,262

  • 国内暗号資産口座数(2023年9月末時点)参照元

    • 8,159,164

暗号資産口座数は証券口座数の4分の1程度です。また、日本人の約6%しか暗号資産の口座を保有していません。

メルカリ以外にも、PayPayといった巨大Fintech企業がビットコインに触れることができるサービスを始めたら、多くの日本国民が抱く「暗号資産は怪しい」といったネガティブなイメージを払拭することができるのではないでしょうか。

世界的にみると、暗号資産は「マネーの未来」であり、「従来の金融エコシステムに代わるもの」の傾向がある。
ただ、日本では投機や詐欺・フィッシングといったネガティブな側面を連想する傾向が強い。

出典元:世界のweb3認知度レポート(日本語)


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