明日の老害にならないために
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おはようございます。
卒業シーズンですね。
僕が非常勤講師をしている学校も昨日卒業式で生徒達が旅立っていきました。
3月というと色々節目の月になりますが、今日はちょっと個人的なお話なんですけれども、僕は40歳で舞台スタッフを定年退職、引退しようと思っております。
いま39歳で、専門学校を卒業してから19年、まぁいろいろありますけ15年位会社員やって、フリーになって働いてきて最近では専門学校の非常勤講師の仕事もしていますが、そのくらい働いてると自分の成長とか自分の将来自分がどれくらい稼げるかとかが分かってきて、簡単に言うとつまらなくなってくるんですよ。
とくに講師の仕事をして、若い子たちと接してると圧倒的に自分がこのまま続けても老害になるだけだなと感じていて。
もちろん、職人の世界なので続けてきた積み重ねの凄さというのはちゃんと理解しているし凄い人達もいっぱいいます。
けれど中には歳だけとって、なんかすごく偉そうになってしまっている人も同じくらい居て、そんな人になるのはほんとに避けたくて、だからこそもう一度初心に戻るというか、もう一度初めから何かを始めるってことが必要なんじゃないかなって思っています。
だから、一度40歳で定年退職にして、そこからまた続けるかどうかは若い子たちに決めてもらう、残って欲しいと認められた者だけが残れば老害っていなくなるんじゃないかと。
それで、自分がこの先求められていくのかとか、自分がやりたい事は何なのかと考えた時に舞台の仕事じゃないなと感じ始めていて、オールドルーキーとして全然違うことをやっていきたいと考えてる今日この頃です。
これは専門学校の講師をやり始めて、教わる立場をもう一度知らなきゃいけないと思って、毎年自分が興味のある色んな講座とかワークショップを受講して、最そうすると知らないことが分からないとか、質問したいけどそれを言語化するのが難しくて分からないままにしちゃうとか、そういうのを体験してきて、でも新しいことや知らないことを知って成長する楽しさは感じていて、少なくとも僕らの世代からは80歳まで働かなきゃいけないので、そう考えたときに僕がいま講師の仕事をやれくらいになるまでに15〜6年くらいだったので、そうすると40歳から新しい仕事始めてもだいたい50歳過ぎた位には、それこそ人に教えられる位にはなれるわけです。
そう考えたときに僕はこの先の人生で3つくらい仕事を持っていこうと考えて、なので40歳で一度引退し、新しい仕事を始めて、60歳になったら大学に行ったことがないので、大学に入学して新しいことを勉強してその仕事を80歳までやり、その先も生きていたら今までやってきた3つの仕事を掛け合わせて新しい仕事を創ろうと考えてます。
そうやって自分を一度ゼロに戻すことで明日の老害になることを防げるんじゃないかなぁって思っています。
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