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9/1の日記

昨日の夜。吐き気のあとに、例のモヤモヤ感(邪気?)に襲われて、煩悶する。睡眠薬を飲んだが、なかなか効かず、夜中なので近所迷惑だが、叫び声を上げる。いちどうとうとしたが、すぐに肩の痛みで目が覚めて、瞼を閉じたまま、うなり続ける一夜を過ごした。

そんなわけで、今日はずっと眠かった。
しかも、寒い。
寒いのだが、横になっているとじわじわ汗が出てきて、起きたときにはびっしょり。体も冷えきっている。雨による頭痛もひどかった。

覚えている出来事はひとつだけ。
妹が、「この動画面白いから、見て」と、お笑い動画を見せてくる。「マリマリマリー」という、マンガの絵に声をつけた動画で、少し前に流行った「紙兎ロペ」に似ている。見て、「こんなん、何にも面白くねえよ」と言ったら、妹が本気で怒りだした。「人の趣味を否定するなんて、ひど過ぎる。もっと言い方ってものがあるでしょ」と言われる。「ごめん、僕にはあんまり合わないかも…」とでも言えば良かったのだろうか…? やはり、女に笑いはわからないのか。

寝ていたので、今日は本は読めてない。
枕元には野上照代『完本 天気待ち』(草思社文庫)があった。ヘッダーには、この本の画像を使おう。
著者は黒澤明映画のスクリプターで、先日読んだ『自分たちよ!』の中で伊丹十三、蓮實重彦と鼎談していた。この『天気待ち』を見ると、伊丹との関係が、かなり深い関係であることがわかる。
ちなみに、私が伊丹十三にこれほど興味を持っているのは、私の好きな歌手である小沢健二が、伊丹から強い影響を受けているのではないかと思っているからだ。

今はちょっと体調が良いので、とりあえず今日の日記を書いている(昨日一昨日の分は、また今度書く)。
このあと、何か少し食べてから寝よう。病気になってから、その日に食べた量が、翌日の体力にそのまま反映することが、実感としてわかるようになった。筋肉も脂肪もないので、その日その日、ぎりぎりで栄養を取って生きているのだ。

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