【ひとり反省会でエネルギー下がりがちな人へ】自分でビジネスする起業家に必要な「うつし鏡視点」とは?
はじめに
起業家としてビジネスを進める上で、「自責が大事」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし、自責しすぎて自分を責め、ネガティブな気持ちに陥ることは珍しくありません。確かに、自責して反省し、「やり方」を改善することは重要ですが、それ以上に、「自分の感情」を無視せず受け止め、そのメッセージを理解し、ポジティブな未来を意識することが不可欠です。この記事では、ビジネスで成功するために欠かせない、「3つの視点」について詳しく解説します。
その視点というのは次の3つです。
1:他人軸
2:自分軸
3:うつし鏡軸
ビジネスの場面でも、プライベートの場面でも、なにかイライラ、モヤモヤするような出来事に出会った時、この3つの視点のどれで捉えるかにより全く人生が変わってきます。特に自分でビジネスをしていくインフルエンサーや起業家には3つ目の視点まで持っていただくと世界が変わりやすく、生きやすくなります。詳しく解説していきます。
まずは、他人軸から。
他人軸の視点:他人や社会を責める視点
他人軸の視点は、自身の失敗や困難を外部要因に責任転嫁する傾向があります。例えば、市場の変化や競合他社の存在を理由に、売上が上がらないと感じることがあります。しかし、この視点では、起業はおろか、ビジネスをしたり、SNS運用するうえでもうまくいかないことはわかると思います。
次は、自分軸です。
自分軸の視点:「やり方」を見直す
自分軸の視点では、問題の原因は自分にあると捉え、自身の行動や戦略を見直し、改善する姿勢が重視されます。具体的な例として、財布をなくした際に「次はどうすれば防げるか?」という具体的な対策を考えることが挙げられます。このアプローチは問題解決に有効ですが、効率・成果・スピードを優先しすぎて、感情を無視してタスクを処理的にTODOをこなすだけになるリスクがあります。
他人軸よりは、自分軸の方がよさそうに見えますよね。
バリバリ成果出す人は文句や愚痴を言ってる時間が無駄と思う人が多いので、必然的に自分軸で自分の行動を最適化することが上手になります。
よく使うセリフは「このままじゃダメだ!」「課題を解決しなきゃ!」です。
現状の自分を否定し、理想とのGAPを注目し、自分ができることをしていこうとしているわけですね。
最後がうつし鏡視点です。
うつし鏡軸の視点:「あり方」と「やり方」の両方を見直す
最も重要な第三の視点は「写し鏡軸」です。この視点では、外界の出来事はすべて自分の内側の反映であり、感情は自己認識と成長のためのメッセージと捉えます。例えば「財布を失くした際に感じるイライラも、自分自身との深い対話の機会」とみなすのです。この視点からは、現実を変える鍵が自分の内側にあることを認識し、感情を受け入れることで、自分自身と向き合うチャンスを得ることができます。
自分軸は、自分の外側の「やり方」ばかり改善し、自分の心の状態は無視しやすいのが特徴でした。
それに対して、うつし鏡軸では、「あり方」を見直したうえで「やり方」も考えます。「内側=外側」と思ってるからこそ、両方見ている視点となります。
具体例:うつし鏡軸で、イライラする出来事を捉えるってどういうこと?
他人軸、自分軸はイメージがつきやすいですが、問題は「うつし鏡」軸ですね。具体的に財布を無くしてしまった人の事例で捉え方をイメージしてみてください。
現実と感情の受け入れ
未来への意味付け
原体験の探求
意識の変革
内省の機会への感謝
このように「写し鏡軸」の視点から現実を捉え直すことで、自己否定をすることなく、起きた出来事や感じた感情をプラスのエネルギーに変換することが可能になります。ひとり反省会で自己否定してエネルギーが下がっていくのが当たり前だった人には、自分の感情を認め、味わい尽くし、その上で自分のあり方を見つめ直すというのは斬新なアプローチだと思います。ついつい外側ばかり改善しようとして本読んだり、YOUTUBEでインプットしたり、検索したりしがちだからです。
ポイントは、「外側は自分の内面を写した物」「ってことは、外側変えたかったら、内面変えればいい」「こんなにマイナスに感情が振れるということは、プラスに振れる力を自分は持ってるはずだよね!」「今内面さえ変えれば、未来の外側はどんなふうにも作れるよね」という意識の変化です。
これにより、自分自身がどんな気分で仕事をし、どんな現実を創り出していくかを全て自分の手でコントロールすることが可能になり、自由で豊かな未来への扉を開くことができるのです。
ビジネスを成功に導くためには、ただの戦略やテクニック以上に、自分自身の「あり方」を見直し、ポジティブな変化を内側から生み出す力が必要です。この「写し鏡軸」の視点を獲得し、自己受容と内省を日常に取り入れることで、どんな挑戦も成長の機会に変えていくことができるでしょう。
アクションプラン
不快な出来事に対する対処法と具体的なセリフ
不快な出来事に直面した際の対処法として、まずはその感情を受け入れ、内省することが重要です。例えば、財布をなくしてしまったときにイライラがこみ上げてきたとします。そのときには、次のセリフを言いましょう
自己受容と内省を日常に取り入れる方法
日常に自己受容と内省を取り入れるためには、毎日の反省の習慣を身につけることが大切です。プラスのことより、マイナス感情のメッセージを受け取った時に、自分の持ってる信念や解釈を内省しやすいというメリットがあります。なので、不快な出来事が起きたときには、その感情や思考について深く考え、内省します。また、感謝の気持ちを持ち、その出来事が自己成長や学びの機会であることに感謝することも重要です。
ビジネスに成功するための写し鏡軸の視点の活用法
ビジネスに成功するためには、写し鏡軸の視点を活用して現実を捉え直すことが重要です。失敗や困難な状況に直面したときには、その現実が自分が望んで起こしたものである可能性を考え、未来への意味付けを行います。さらに、その感情や思考の原体験を探求し、意識の変革を図ります。そして、その出来事が自己成長や学びの機会であることに感謝します。
ちょっと怪しいと思ったら
この領域の知識としては、「量子力学」「スピリチュアル」「引き寄せ」「潜在意識」「成功法則」といった分野の知識が同じようなことを言ってます。
「自分の意識さえ変われば、未来は変わる!」みたいな。「あなたには何でも現実化する力がある!」とか。
いろんな文脈でいろんなことを言われていますが、確かに「願ってれば叶う」とかは、ほんとかよ?感感じる人も多いと思います。
シンプルにビジネスをしていく起業家に落とし込むと、
「一番影響力が大きい社長であるあなた自身が、元気でワクワクして、こうなったら最高だよね!という未来のビジョンを意識して、行動していった方が、出会うチャンスもひらめくアイデアも絶対よくなっていくよね」って感じだと思います。
もっとシンプルにいうと「できるだけいい気分で、毎日過ごす」ことが大事みたいな感じになります。
誰もがその状態だと確かに成果がでそう、ビジネスうまくいきそうって思うと思います。
しかし、問題は「自分の感情を押し殺す、問題解決型の自分軸」モードが強すぎると、プラスもマイナスも感じないロボットのような状態になりやすいこと。理想の未来が見えなくなったり、周りに遠慮してうまくやることが優先されて自分のエネルギーが下がったりしやすいです。自分を責めてこんなんじゃダメだあを繰り返して手が止まりやすくなったりします。
努力すること、課題を見つけて解決することが最善と思ってた人が、このワクワクモードにいけないというのはよくあります。
「うつし鏡」の視点を身につけ、マイナス感情が出てきた時にこそ、その感情メッセージを認めて、マイナスも受け入れていくようにして、自己受容して、どんな自分も認めれるようになることが第一歩です。
なかなか馴染みが薄い概念かもしれませんが、「コップに半分の水が入っています」という現実をどう見るか?「多いとみるか」「少ないと見るか」ぐらいな感じで常にあるほうやチャンスを見ていくのか、ないものや不足を見ていくのかでは、全然違うよねという話と近いです。
現実って内面のうつし鏡なんだという考え方を知り、自分の感情も全部受け入れて、感情が動いた時こそ、自分が意識を変えて行動も変えていけば未来はかわっていくはずだという信念を強化してみてください。
参考図書
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