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美容師が市販のカラー剤を嫌う本当の理由|髪と頭皮への影響とは?
こんにちはHeart too Heart西新店 スタイリストの森田です。今回は自宅で手軽に髪を染められる市販のカラー剤について書いてます。『市販のカラーをしてます』と言うと美容師から嫌な空気終を出された事ないですか?(そういう空気はそもそも出してはいけない)その理由を解説するとともに、そもそも市販のカラー剤と美容室で使われるカラー剤の違いについても触れていきます。
市販のカラー剤と美容室のカラー剤の違い
まずは、両者の違いを明確にしておきましょう。
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1.成分の違い
市販のカラー剤は、誰でも簡単に染まるように強力で濃い染料の薬剤を使用しています。一方、美容室ではお客様の髪質や状態に合わせた薬剤を選び、必要最小限のダメージで施術を行います。
2.塗布による仕上がりの違い
市販のカラー剤は塗りムラが出やすく、仕上がりの均一感に欠けます。美容室ではプロの技術で薬剤を均一に塗布し、デザイン性の高い仕上がりを実現します。
3.頭皮への影響
市販のカラー剤は刺激が強く、頭皮トラブルを引き起こすリスクがあります。美容室では、頭皮の状態を考慮して薬剤が付かないよう工夫し、健康を守ります。
これらの違いが、美容師が市販のカラー剤に対して懸念を抱く理由と深く関わっています。
美容師が市販のカラー剤を嫌う理由
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市販のカラー剤を嫌う理由を解説します。
1. 髪や頭皮へのダメージ
市販のカラー剤は強いため、髪や頭皮へのダメージが大きくなりがちです。髪ダメージに合わせた塗り分けできないので、毛先がぼろぼろでパーマや縮毛矯正など他の施術ができない可能性も。
2. ムラができやすい
自分で染める場合、ダメージレベルに合わせた薬剤選定と均一に塗るのは不可能なので、仕上がりがムラになります。ムラを直すにはブリーチが必要です。また髪が切れないほどの強度と超難易度の修正技術が必要です。
3. 頭皮トラブルのリスク
市販カラー剤は特に頭皮に炎症やかぶれを引き起こす可能性があります。頭皮は見えないため炎症があっても繰り返し染めるのでずっと荒れたままで生えてくる髪にも影響を及ぼします。市販のカラーを繰り返している方は、特に前の髪が細くなりおでこが広くなってる方が多いです。
4. 長期的な影響へ
市販のカラー剤は手軽でいつでもできます。1ヶ月1回が1ヶ月に2.3回とどんどん周期も短くなります。それが1年10年と続くとどんどん頭皮が弱り弱った髪しか生えなくなります。ヘアスタイルのバランスもおかしくなり白髪よりさらに老けて見えます。
美容師からのアドバイス
美容師が市販のカラー剤を嫌うのは、髪や頭皮の健康を守り、美しい仕上がりを提供したいという思いからです。市販カラー剤の便利さを否定するわけではありませんが、髪へのダメージや仕上がりの差を考慮すると、以下の点を意識することが大切です。
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• 今の髪や頭皮の状態を把握する。
本当に毛先まで染める必要があるのか?頭皮に炎症、傷はないか?把握しておきましょう。
• シャンプー、トリートメントなどは合ったものを使う。
市販のヘアカラーで頭皮、髪はしっかり傷みます。その分のケアは怠らずにしっかりやりましょう。
• 頭皮や髪に異常を感じたらカラー剤の使用やめる。
髪が傷んだら切れば生えてきますが、頭皮が炎症を起こすと2度とヘアカラーができない。身体に異常をきたす。など白髪より大変な事になりかねません。
• 色ムラと頭皮や髪に負担の少ない塗り方を見つける
せっかく自分で染めるのなら上手に染めれるようになるのが1番良いです。我々美容師もしっかり練習して染めれるようになったので、試行錯誤して綺麗に染めれるようになってみるのありです。
まとめ
市販のカラー剤と美容室のカラー剤には明確な違いがあり、美容師が市販カラー剤を嫌うのには理由があります。髪や頭皮の健康、美しい仕上がりを求めるのであれば、美容室でプロの施術を受けることをおすすめします。適切な選択をすることで、髪本来の美しさを守りながら、自分に合ったカラーを楽しむことができるでしょう。