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おまけ②【#6】英語ニュースで(個人的な)英語学習:太陽に挑むNASA探査機
いつもお世話になっております。祥平です。
先日、記事にしていた、『NASAの探査機が太陽への最接近』についての続きです。
結論から言うと、成功したそうです。
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以下は、私が先日投稿した記事です。
そして、以下は今回の元ネタのBBCの記事です。
記事の要約
NASAの探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、太陽に史上最も接近する飛行に成功しました。探査機はクリスマスイブに太陽の外層大気(コロナ)を通過し、極端な高温(最高1,400℃)と放射線に耐えました。地球から太陽までを1mに例えると、探査機は太陽からわずか4cmの位置に接近。秒速約692,000kmで飛行する史上最速の物体でもあります。
この探査は、太陽のコロナがなぜ表面よりも高温になるのかという長年の謎を解明し、太陽風や宇宙天気が地球に与える影響を理解することを目指しています。データは、オーロラの形成や、電力網や通信システムに対する宇宙天気の影響を予測するのに役立ちます。
探査機は厚さ11.5cmのカーボンシールドで保護され、打ち上げ以来21回の太陽接近を経て記録的な飛行を実現しました。NASAは通信が途絶していた数日間、探査機の無事を待ち望み、成功に安堵しました。
英語の学習ポイント
以下は、記事から学べる文法や構文のポイントを簡潔にまとめたものです。英文解釈に役立つポイントをピックアップしました。
1. 現在完了形
• 原文: “A Nasa spacecraft has made history by surviving the closest-ever approach to the Sun.”
• 学習ポイント: 現在完了形 (has made) は「過去の出来事が現在に影響を与えている」ことを示します。この文では「歴史的な成果を達成した」という事実が強調されています。
• 解釈: NASAの探査機がこれまでで最も太陽に接近する記録を達成した。
2. 分詞構文
• 原文: “Moving at up to 430,000 mph, the spacecraft endured temperatures of up to 1,800F.”
• 学習ポイント: 分詞構文 (Moving…) は「同時進行の動作」や「理由」を表します。この文では探査機の高速移動と耐熱の様子を同時に描写しています。
• 解釈: 探査機は時速430,000マイルで移動しながら、高温に耐えた。
3. 同格構文
• 原文: “The corona, this tenuous outer atmosphere that you can see during solar eclipses, reaches millions of degrees.”
• 学習ポイント: 「コロナ」という語句を説明するための同格構文 (this tenuous outer atmosphere…) が用いられています。
• 解釈: コロナは、日食時に見える薄い外層大気で、温度が数百万度に達する。
4. 関係代名詞による修飾
• 原文: “This close-up study of the Sun allows Parker Solar Probe to take measurements that help scientists better understand how material in this region gets heated.”
• 学習ポイント: 関係代名詞 that による修飾が使われ、「計測が科学者たちに与える影響」を詳述しています。
• 解釈: この計測は科学者がその領域の物質がどのように加熱されるかを理解する助けとなる。
5. 仮定法過去
• 原文: “That might not sound that close, but Dr Fox put it into perspective.”
• 学習ポイント: 仮定法過去 (might not sound) は「現実とは異なる仮定や推測」を表します。この文では「近く感じないかもしれない」と仮定しています。
• 解釈: それは近く感じないかもしれないが、具体的な説明で距離感を明確にした。
6. 強調構文
• 原文: “It was protected by an 11.5cm thick carbon-composite shield, but the spacecraft’s tactic was to get in and out fast.”
• 学習ポイント: 強調構文 (It was protected by…) が「探査機がどのように守られていたか」を際立たせています。
• 解釈: 探査機は11.5cmのカーボンシールドで保護されていた。
7. 疑問詞 + 不定詞
• 原文: “Scientists hope that as the spacecraft passed through our star’s outer atmosphere, it will have collected data that will solve a long-standing mystery.”
• 学習ポイント: hope that… 以下の文で、疑問詞と不定詞 (how material…) が使われ、太陽の謎を解明する期待を示しています。
• 解釈: 科学者たちは探査機がデータを収集し、長年の謎を解明することを期待している。
感想
今回の記事、宇宙科学のロマンが詰まっててすごくワクワクしました!太陽に4cm相当まで接近とか、「そんなこと本当にできるの!?」って驚きですよね。パーカー・ソーラー・プローブがこれほど過酷な環境を突破して無事だったっていうのも感動的です。
あと、太陽の外層が表面より熱いっていう謎、めちゃくちゃ興味深いです。理科の授業とかで「太陽=超熱い球体」って教わってたけど、こんな複雑な現象があるとは知らなかった。やっぱり直接行かないと分からないことって多いんだなって感じました。
それにしても、探査機のスピードとかシールドとか、科学技術の凄さに圧倒される内容でした。宇宙天気とか、地球での生活にも関係する話も出てきて、純粋なロマンだけじゃなくて実用的な研究でもあるんだなーって感心しました!