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独学で1年以内に韓国語だけで電話できるようになるまでの勉強過程とその後【執筆途中】

はじめに:「1年以内」というのは私が韓国語の勉強を実際に開始した2022年の6月から2023年の5月までを指しています。しかし私なりに効率の良い勉強法を常に試行錯誤しながら続けた結果韓国人との日常会話をカカオトークや電話で翻訳なしでできるようになったので、もし初心者〜中級者の方で勉強法など聞きたいことがあればコメントください!

2021/8

京都旅行中、韓国ドラマの話で盛り上がる(当時は愛の不時着に関して)。
韓国語を勉強しようという決意を友達に明かす。
友達からはトイレ=ファジャンシルと教わる。
クロニッカ〜などよく聞く単語の響きが面白く、とりあえずネタでもいいから韓国語を喋れるキャラを作ってみたかった
(しかし実際行動に移すのは一年後である)

2022/6(0ヶ月)

韓国ファッションに興味が出る
K-popに興味が出る:ELEVEN/IVE
中学のときにハングルのシステムを勉強したことがあり(ただし1ヶ月で挫折)、他の言語を0から始めるよりは簡単だと思った
初めての韓国語の単語帳を購入

youtubeで韓国語を学ぼうと思う
初めは英語で韓国語を初心者向けに解説している動画を見漁った
(英語の方が日本語よりコンテンツ量が膨大だという謎の確信があった)
しかし自分はのちに日本人向けの韓国語レッスン動画も十分にあることを知る
というか韓国語と日本語の類似性を考えるとハナから日本語で勉強した方がよかったかも
ただ「こういう内容を知りたいのだけど、そういう動画がない!」というときに英語で調べてみると案外簡単にヒットすることもしばしばあったので、使い分けが重要

こうした英語で視聴するレッスン動画の内容をひたすらノートに写した。
結論として効率はあまりよくなかったし、内容もあまり頭にはいっていなかった

あとこの時期からアプリのDuoLingoで韓国語を少しばかりやっていた。しかし個人的にあのアプリはあまり好きではない。確かにゲーム感覚で言語を学習できるのは素晴らしいが、失敗するとハートが減り、挙げ句の果てにはハートの回復時間が終わるまで学習ができなくなるのだ。
私は今までヨーロッパ・アジアの言語を含め7つの言語を学習してきたが、共通して言えるのは失敗を恐れては成長しないということ。至極当たり前の教訓ではあるが、特に初心者の場合文法やスペルミスをするのは当然で、それを罰として随時食らっていては成長もないと思う。
間もなくして私はDuoLingoをやめた。韓国語の日本人にとって紛らわしいスペル(ㅗとㅓ、ㅇとㄴとㅁなど)を間違えるたびハートが減っていき、学習が半ば嫌になってしまったのだ。

2022/7(1ヶ月)

この時はまだハングルの母音と子音はすぐに認識できるものの、その発音が頭に浮かぶまでラグがあった。
アニョハセヨも「アン、ニョン、、ハセヨ」みたいな感じ。文字によって発音がわかるまでの瞬発力の差があった。やはりパッチムが入っていると一層遅くなった。

趣味もまだツムツムとかをやっている程度

カナルビの存在を知る

カナルビ:歌の歌詞に韓国語&和訳&発音を同時表記したもの。Youtubeなどの動画もあればブログに記事として載っているものもある。

曲たくさん聞く
髪型も韓国に揃えたくなる;シースルーマッシュ
シャツとパンツのファッションにしたくなる


韓国語の文法書を購入

この本はとても読みやすく、毎日読んでたら2週間ほどで1周した。
内容は最初の2割くらいは知っているか聞いたことがある程度。
章末の書き込み式の練習問題はたまにやってみるけどハングル自体書き慣れていないのですぐ飽きた。

2022/8(2ヶ月)

そろそろカラオケで歌えるようになりたいと思う
文法書の2冊目を購入

空き時間の9割以上を韓国語に費やすようになった。

持病による1週間の入院中、上の2冊目の文法書とカナルビで韓国語の歌詞を練習する。しかし実際はほとんどYoutubeに時間を費やしていた。
そのときよくみていたのが「トリリンガルのトミ」さんであった。

少しずつ初級文法の全体像が見えてきて、「こんなにも日本語に似てるのか」と感心の日々だった。
元々単語自体が発音の似ているものが多いということは知っていたが、単語の読み方や文法が近いというのはもはや母国語の感覚で覚えられる、と感動した。

この時期から毎日何時間もやっていたアプリがある。それがこれ。

やはり韓国語は漢字に対しての読み方が原則1つしかないというのが、日本語を母国語とする学習者にとってのハードルを下げている一因だと思う。自分はこのアプリを1〜2ヶ月毎日やっていて、結果的にのちの漢字語習得に大きく貢献できたと思う。

2022/9(3ヶ月)

夏休みも終わり、学校の実習が忙しくてまたそこまでハマってはいない
HelloTalkの存在を知る
実際に韓国人と連絡を取り始める
自分の返信が遅いためなかなか友達はできない
そんな中返信が遅くても返してくれる友達はいた

HelloTalkで電話をしてみた。初めての韓国人との会話。もちろんこの時は韓国語は話せないので、日本語で会話するのだが、たまに韓国語で会話してみよう!ともちかけるも全然聞き取れずに撃沈する失敗の連続だった。

2022/10(4ヶ月)

独り言で韓国語を話す方法が効果的だという人を複数みかけたので、実践してみる。ポイントは日常的なアイテムや動詞を独り言にたくさん混ぜるといいらしい。
例:「歯ブラシ」で歯を「みがいたら」、あとはもう「寝る」だけだー
これの良いところは、アウトプットの中でもかなり実践要素が含まれている点で、話すこと=単語を発話するだけではなく、文章のリズム、接続詞のタイミング、アクセント、「えーと」のような意味のない言葉の挿入など、求められるスキルがたくさんあり非常に勉強になった。

韓国人と電話していく中で、簡単なフレーズは聞き取れるようになった。
例:

2022/11(5ヶ月)

ハングルの読むスピードが上がったことに気づく。
入ってくる情報量が全然違うし、単語帳を読む時も、正確な発音をしようと思えば日本語の読み仮名なんてむしろ邪魔とすら思えてくる。
(初心者のときは本当にありがたかった)

2022/12(6ヶ月)

ここから時間を費やせば費やすほどハングルの読むスピードがさらに上がるので、韓国語の勉強も一層楽しくなってくる。

2023/1(7ヶ月)

ハングルの読むスピードがさらに上がる

2023/2(8ヶ月)

ハングルの読むスピードがさらに上がる
発音変化にもだいぶ慣れてきた。

ルーズリーフに知らない単語をリストみたいに書き出すことをよくした。

2023/3(9ヶ月)

ハングルの一文字一文字を瞬間的に読むことができるようになった。

ルーズリーフに書き込んだものを集結したい思いから、ノートに書き込む勉強法を始める。ノートは無印のを購入。やっすい。

そろそろ今の単語帳に飽きてきたので、刺激を求めるためにも新しい単語帳を買った。

この頃から、ついに夢を韓国語で見るようになった。夢の中で韓国に留学したりしながら韓国人とカフェで韓国語で談笑する、そんな夢を見れるようになって、自分は最高に幸せだった。

2023/4(10ヶ月)

念願の韓国旅行!
モチベが爆上がり
韓国人に今まで話した日本人の中で一番上手いとたびたび言われるようになる
短い単語で覚えているものであれば単語自体を見た瞬間読むことができるようになった。
ただしこれはスピーキングじゃなくて読む時の話。
例えば"괜찮아! 고마워! 미안해. 언제 전화할 수 있어?"という文章が友達から送られてきたとすると、
괜:けん…찮:ちゃ….아:な…あ、괜찮아か!と、괜찮아をそれまでは文字を一つ一つ読んでたのが、
괜찮아→ケンチャナか!と脳内でどう読むのか一瞬で変換できるイメージ

미안해なら
미が「み」で…안が「あん」で…해が「へ」だから…あ、そうか、ミアネか。
みたいな状態が
미안해→ミアネか!と文字→発音を一瞬でイメージできるようになった
以前自分が日本語の小説を読む習慣を始めたら日本語を読むスピードが一つ一つの文字から一つ一つの単語ごとで読むようになった感覚と似ていた。

そして、韓国語もその状態になって勉強の効率が格段にあがった。効率が雲泥の差。今まで30分で5個の内容をやってたとしたら、5分で30個の内容を処理できるようになった感覚。勉強に時間を費やせば費やすほど実力が伸びることを実感できたので、さらに韓国語学習が楽しくなった。

結論、つまり速い速度で読めるようになることが勉強効率の向上に繋がった!
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いつものように帰り道に書店で韓国語の本を適当に手に取りパラパラみていると、HANA出版の月刊雑誌の内容に
・韓国語は発音と同じくらい抑揚が大事
・通じない韓国語は抑揚が原因であることもある
というようなことが書いてあった。今まで抑揚は意識していなかったばかりにとても衝撃を受けたのを覚えている。じゃあ抑揚を勉強するのにどんな本を買えばいいのかというのも記載してあり、私はそれをさっそく購入した…つもりだったが、後々買おうとしてた書籍とは似て非なるものを購入したことにあとで気づいた。
実際購入したものはこちらだった。

結論からいえば、この本で勉強するのも全く問題はなかったし、むしろこの本のおかげでスピーキングが目に見えて向上した実感があった。

※韓国語は地域の方言によって抑揚がかなり違うので、決まった抑揚のルールはない。したがって抑揚は特に気にしなくて良い、ということを言う人をみるが、自分は反対である。もちろん抑揚の地域差は激しいが、たとえば青森の抑揚、関西の抑揚、東京の抑揚をごっちゃにして使っている人がいたらどうだろうか。本人は特に抑揚の使い分けを意識しているわけではないだろうが、その地域の抑揚によって同じ言葉を発しても意味が異なる場合があると思うので、抑揚は自分なりに決まったルール(ソウルの標準語ならそれで統一するみたく)で話すのがいいと思う。
抑揚を意識するようになってからは、韓国人に自分の話していることが伝わる率(これ大事)がかなり上がった。

2023/5(11ヶ月)

日本語が話せない韓国人との電話も朝まで盛り上がるくらいには話せるようになった。特に純粋な韓国語だけで行うバランスゲーム(究極の2択を議論するゲーム)を終えた後は最高の達成感を覚えた。

韓国語で来たメッセージの内容を(よく見るような内容に限るが)一瞬で認識できるようになった。
(例)"한국어 잘하네요! 혹시 한국에 와보신적 있으세요? 나는 한국어를 공부 중인데 한자가 정말 어려워요. 대화하면서 서로 가르쳐요!"

知らないはずの単語を漢字の読みを推測して理解したり実際の会話で使用したりすることができるようになる。(例)"확신한다, 수학공식, 국가시험"

①勉強の効率化
②韓国式のお店によくある掛け絵に書いてある難解ハングルの読解
上の2つを理由に、ハングルの筆記体を練習した。結果かなり筆記は楽になった分汚くなってしまったし、ネイティブの字を見ると字が綺麗な人は普通に書くときも筆記体を使わないことがあることを知り、筆記体はほどほどにしようと思った。

2023/6(1年)

ノートへの書き込みで日本語訳を全て書かなくなった
以前→
基本は知らなかった単語を書き留める。
セリフや例文などのフレーズを書くときは全て日本語で書く
以後→
基本的には表現の方法や単語に意外性や新規性を覚えたものをフレーズごと書き写す。しかし既知の単語や表現、助詞は対訳を書かない(時間短縮のため)。

今まで韓国語に関する検定のようなものは受けようと思ったことも無かったが、TOPIK IIに挑戦してみようと思い、教材をいくつか購入。


ここで、ふとTOPIK Iを解いたらいかほどか気になり、過去問を解いてみたが、数ページに1つ知らない単語が出てくるくらいで、中学英語の問題を解いているような気分ですらすら解けた。

2023/7(1年1ヶ月)

なんか、異常に韓国人との会話がスムーズになったな、と思う月だった。
その原因はなんとなく思い当たるところがあって、それが漢字語の習得。
理解、簡単、意思疎通、とか。
初心者のときはその漢字に対応した読み方を覚えれば他の言葉にも応用できることを知り、とても一生懸命に読み方を覚えたのが懐かしい。
アプリを使用して覚えたので後述したい。
とにかく、この時までに継続的に漢字-対-読み方を覚えていったら、ある程度まで覚えたときから途端に語彙が爆発的に増えた実感がある。
たとえば韓国語を話す時に、以下の具合になる。
(日本語直訳)「昨日、時間が不足していて、韓国語勉強を」
このような感じなのだが、先日韓国人と夜に夢を見るかどうかということを話しながら、以下のような言葉がスッと出てきたのである。
「自己の夢から示唆される内容が無意識に思考している感情を反映していると思う」
こんな内容を母国語以外で話すことができる瞬間が来るなんて、夢にも思わなかった。これが通じた瞬間はどれだけテンションが上がったことか。
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たまに韓国人と遊ぶ。
出会いの場はすべてHellotalk.
今までも韓国人と実際会って遊ぶことはあったが、今月も別の韓国人と遊んだが決定的に違う点が一つあった。
それは、その人が日本語を全く話せないこと。短い文章で自己紹介もままならなければ、こちらがゆっくり話す言葉を十分に理解することもできないレベルの韓国人と、一日中遊ぶということをした。
そのような状況でも遊びが成立するレベルには上達していた。
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すごく今更ではあるのだが、
ㄱ+하=카
ㄹ+가=ㄹ까
みたいなルールがあると思うが(流音化とかいうような名前は曖昧にしか覚えていない)、初心者のときはそれがあまりに複雑に思えて、
あまりに意識しすぎると韓国語の挫折に繋がりかねないと思っていた私はこの時までルールをあまり整理せずになんとなくの理解でいたのだった。
しかし以前抑揚の大切さを知ったときと同様、この点を意識しないと通じない言葉というのがたくさんあることに気づいた。
だから今月からはもう意識しまくり。

パソコンのキーボードに韓国語入力を追加した。
それまでは、パソコンで韓国語を打つ場合、NAVERの検索画面から韓国語変換を行うキーボードを都度呼び出していたが、韓国語で検索をかける機会が多くなり、パソコンの設定から韓国語入力を追加するに至った。
韓国語で何を検索するかと言われたら今まで通り知らない単語や文法の事項についてなのだが、今までは
「〜になる 韓国語」「おととい 韓国語」
のように検索していたが、この頃は随分と聞き慣れる単語や文法も多くなり、
「을수록 意味」「썰레 意味」
のように、韓国語から逆引きで検索することの方が圧倒的に多くなった。
結局は必要に駆られてのことである。

2023/8(1年2ヶ月)

韓国旅行2回目!厳密に言えば高校の修学旅行でも行っているので実質3回目に該当するが、当時は韓国に特別な興味も無く記憶がほとんどないのでノーカウント。

2,3割しか聞き取って理解ができないが、こういう動画も頻繁に観るようになった。

やはりこのようなネイティブ向けのコンテンツは自分にとっての理解できない部分もかなり多い。が、目標はこのレベルの韓国語を問題無く聞き取り、理解できることである。今目の前にあるこの人が話している内容を全て理解できるようなれば自分は満足できるステージに立てる、と認識することができる。
単語帳の例文だけでは狭い世界も、実際韓国語が実用されている場面を見てこそ言語学習の意味合いを強く感じれる。

2023/9(1年3ヶ月)

韓国語を初めて半年くらいの頃にはあまり意味もわからなかったYoutubeの韓国語解説が、今はとても役に立つ。
なので今は以前から知ってはいたがこのタイミングで観ると効果的だと思うYoutuberを紹介する。


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