音楽系フリーランスがやっておいた方が良い7つのこと
こんにちは!
白田将悟@令和歌謡&City Pop作曲家・編曲家です。
いつもありがとうございます。
今回も前回同様、確定申告の時期にふと思い出すシリーズですw
要は、昨年請けた仕事を振り返って、
「こんな仕事したなぁ」
「この仕事はこれやってたおかげやなぁ」
といろいろ思い出す訳でして、
今回は、
「音楽系フリーランスがやっておいた方が良い7つのこと」
について、自分の経験も踏まえてお話したいと思います。
・全部やっとるわ!
・音楽家は音楽以外のことはやる必要なし!
こういった方は読む価値なしだと思うので、引き返してくださいw
①SNS活用
今はほとんどの方が当たり前のように使ってますね…
でも、各種SNSの特性を理解してちゃんと使い分けてますか?
私は昔、いくつかのSNSを連動させて、どれか一つ投稿すれば全てのSNSに同じ内容が反映されるような設定にしてましたが、それをやめました。
そして、それぞれのSNSの特性をしっかり勉強し、どのようなユーザー・ファンの方が利用しているかを押さえて活用することにしました。
そうすることで、それぞれのSNS(窓口)を通じて、共感を持っていただいた方からいろんな仕事の問い合わせ・依頼が増えることになりました。
※「音楽されてるんですか?」のようなプロフも一切読まずにイベントを誘ってくる怪しげなアカウントや、脱毛サロンからのお誘いも増えましたがwww
あとはSNSを眺めていると、窓口を絞り込んでる方が割と多いようで、非常にもったいないなという印象…
今の時代ってあらゆるツール・連絡手段があるので、取っ掛かりはあまり絞り込まずに、相手側が使いやすいツールからまずスタートすることが良いのかなと個人的には思います。
②DTM
「デスクトップミュージック」の略ですね。
PCや、今ならタブレット・スマホで音楽制作をすることです。
これについてですが、いろんな音源やプラグインを使って、打ち込みまくってガチの音源を作るという訳ではなく(できた方がなおよいけど)、
PCやタブレット・スマホに、自分の歌や演奏を録音するぐらいの、簡単なことだけでもできた方が良いと思います。
そうすることで、例えば弾き語り音源なんかも簡単にできて、各種サブスクリプション、CDとしてライブ会場でリリースすることもできます。
仮に音質に納得がいかない!とご自身が思ったとしても、
「不慣れなDTMで、今できる精一杯の作品を作りました!」というだけで、とても大きな価値が生まれると思いますし、その次のステップでさらにクオリティの高い作品作りを目指したら良いと思います。
③ライブ配信
コロナ禍に入ってから特に、多くの方がいろんなサービスに参入してライブ配信してますね。
「ライブ配信によって収益を上げる」という考えもとても大事で、できる方はその方針でガンガンやったらいいと思いますが、
私の場合、「ファンとのコミュケーション」に重きをおいて活用するようにしてます。
何かの事情でリアルのライブができなくなった時に、まずは収益どうこうより、「ファンの方に顔を見せてコミュニケーションを取る」ことを優先します。
なので、必ずしも演奏を配信で流すだけでなく、トークだけでも良いですし、プライベートな部分を見せるでも良いと思います。
収益を考えるのは次のステップで、まずはファンの方に顔を見せて安心させる、またいつか会いましょう!という思いでの配信が良いと思います。
④オンラインショップ運営
今は様々なサービスがありますね。
ご自身で作ったグッズをショップに掲載して、注文があれば自分で発送する、といった手段が一般的ですが、
音源や写真のダウンロード販売、他にも自分のデザインした画像をアップするだけで、Tシャツやエコバッグ等様々なグッズにすぐに運営側の方でプリント(受注生産)して発送してくれるサービスもあります。
数多くの種類のグッズを、在庫を抱えず制作でき、発送作業まで代行してくれるので、とても便利です。
⑤動画編集&YouTube活用
何となく「YouTubeの収益化」をイメージされる方が多いと思うのですが、それだけではないなと実感してます。
いろんな活用の仕方があると思います。
例えば、私は割とトークも得意なので、このブログのようにあるテーマに沿ったトーク、解説系の動画をアップしてるのですが、
その動画を見て共感を持っていただいた方からの制作依頼もあります。
自分のキャラクターを見せることで、より安心感を持ってもらうことができるので、相談しやすくなるのかなと思います。
要は「自動的に営業してくれるツール」ですね!
他にも、ご自身のオリジナル曲のライブ動画やカバー動画を頻繁にアップするだけでも良いと思います。
既存のファンの方を楽しませるだけでなく、見ず知らずの方が見てくれて新規のファンに繋がることもあります。
それだけでなく、オーディションや仕事の営業をする時に「自分はこんなライブしてます!」と手軽に売り込むこともできるので、とても便利かと思います。
これらをするにあたって、
動画を切り貼りしたり、テロップを入れたりする、ソフトを使った基本的な編集はできた方が良いでしょう。
⑥ストック型サービスへの登録
これはDTMをやっている方であれば割と定番なのですが、
「依頼を受けて一から楽曲制作するのではなく、すでに完成された楽曲をストック型サービスに登録し、顧客が登録してある楽曲の中から自分の要望に合ったものを購入する」という仕組みです。
※音楽だけでなく、写真や映像でも同様の考え方があります。
これは詳しく説明すると、使い方や著作権の話も出てきて、非常に長い話になりそうなので割愛しますが、
自分で好きなように作った曲やこれまでにリリースした曲を、サービスに登録して、気に入ってくれた誰かがそれを購入して、動画やイベント会場のBGMやジングルとして自由に使う、といった事例ですね。
依頼を受けての制作は、クライアントの意向を優先するので、自分が苦手、もしくは気に入らないようなことも受け入れないといけないのですが、
ストック型の方は、自分の好きな時に好きなように作った楽曲を販売するという形なので、そういったストレスもなく収益を上げられるというメリットがあります。
ただし、安定した収益を得るまでは登録する楽曲数もそれなりの数が必要で、時間もかなりかかるというデメリットはあります。
私の場合は、DTMを使って短時間でサクッと作った音源(デモに近い)を中心に登録してます。
それが日々いろんな方にいろんな場面で利用されて収益に繋がるのはとても大きいと思います!
すでにCDリリースしている曲(ただし著作権は自己管理のものに限る)を登録するだけでも、ひょっとしたら何かのテーマソングやBGMとして、ずっと使われることになるかもしれません!
⑦クラウドソーシングへの登録
これは上記⑥と真逆のやり方で、クラウド(ネット)上で、クライアントの依頼を受けて制作するというものです。
ネット上でクライアントとクリエーターをマッチングさせるサービスですね。
サービスによって様々な方式がありますが、
・クライアントが提示する案件に対して、クリエーターがエントリーする方式
・クリエーターが提示するサービスを見て、クライアントが発注する方式
この2つがメインだと思います。
これも話せば長くなるし、賛否も分かれるのですが(また追ってこの辺りに特化した話をしたいなと)…
実績数(経験値)を増やせる、うまくマッチングできれば企業と末永い繋がりができたり、有名人の制作にも関われたりというメリットがあります。
私の場合、DTMと作曲・編曲が得意なので、そういったサービスを展開して、多くの実績や繋がりができました(メインの収入源!感謝!!)。
ミュージシャンができることとすれば、「ライブパフォーマンスのコツを教えます」といったノウハウを売る、「あなたのために1分程度の短い曲を弾き語ってプレゼントします」といった演奏系等など、
DTMによる打ち込みとか編曲ができなくても、工夫して様々なサービスを生み出し、収益に繋げることができると思います。
まとめると…
長くなりましたけど、いかがでしたでしょうか。
これら7つのことそれぞれに、さらにいろんなサービスやツールがありますので、本当にできることがたくさんあります!!
今の時代は、いろんなツールを使っていろんな収益に繋げられますので、
まずはあれこれ広く浅くチャレンジしてみて、自分にとっての向き不向きを知って、向いているものをどんどん掘り下げていくことが大事だと思います。
あと大事なのはこれらの組み合わせ!!
例えば、⑤+①がうまく組み合わさったら、あなたがアップしたカバー動画をSNS上で本人が聴いてくれてコメントしてくれるかもしれません。
③+④で、配信自体は収益がなくても、誰かがグッズをオンラインで買ってくれて収益に繋がることも。
私の場合、クラウドソーシング上で「映像のBGM制作をして欲しい」という依頼に対して、単純にできた楽曲を聴かせるだけでなく、
先方にイメージしやすいように「BGM付きのサンプル動画」まで作って提案して、確実な信頼を持ってもらうようにしてます。
上記の②+⑦+⑤の3つを組み合わせで成せることだと思います!
これまでただ何となくやっていたいろんなツールやサービスを、
もう一度振り返る、あるいは広く浅く知り、
自分に最適な、そして唯一無二のサービスを生み出して、
ガンガン収益に繋げていきましょう!!
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