おーいけの奇妙な冒険〜留学中にホームレスになりかけた話〜
まいど!おーいけです!
今回は毎度お馴染み、LA留学中に起こったトラブルのお話です!
皆さんはホームレスにならないように参考にしてくださいね、、、
おーいけは2016年の2月から半年程、アメリカはLAに留学しておりました。
その後2ヶ月ヨーロッパの友達のところを周る旅をして日本に帰ってきました。
元々海外旅行は好きだったので、毎年定期的に自分で場所を決めて一人で旅行していました。
約20カ国?くらい訪れているはず。
日本とは全く勝手の違う海外。
トラブルが起こらないわけがない。
その中でも大きめなのが表題のアメリカ留学中にホームレスになったことなんです!
そしてその序章。
皆さん海外旅行するにあたって“絶対に必要なもの”はなんだと思いますか?
まずパスポート!
もはや命と同じくらい大事。
もう一つ必須なものがあります。
それはクレジットカード!!!
国によりますが、現地で現金を持ち歩くより遥かに安全だし、現金に両替すると手数料で結構もっていかれるし、もしスキミングとかされてもカード会社が守ってくれるし、持っていかない理由が無い!
おーいけもこの序章トラブルのおかげで常に最低3枚はクレジットカードを持っていくようにしています。
現金無くなってもクレジットカードがあれば日本には帰れるから!
序章で起こったのはこのクレジットカードがスキミングされて使えなくなったことなのです!!
序章:オーマイガッ!クレジットカードがスキミングされたよ!
それは突然起こった、、、
いつもの語学学校への通学路の途中で朝飯のバナナを買った時。
どんなに少額でもクレジットカードを使うのが普通なアメリカ。
いつものカードが使えない、通らないと店員が言うではないか!
まあカードリーダーによってはそんなこともあるか、と現金で払っていたが
なんだか使えない店が多すぎる。
そんなことが起こり始めてから数日後、親からLINE。
「クレジットカード会社から電話があった。カード所有者本人じゃないと話せない。親族でもダメとのこと。コレクトコールで連絡せい。」
そこでもう気付いたのだ!これはスキミングに遭ったと!
日本はとーーーーーーーーーっても安全な国なので、スキミングなんかとは縁が無い人がほとんどだろう。
しかし、海外ではもはや常識レベル、なのに回避不可能な強制遭遇ボスイベントみたいなものなのだ!
もちろん俺だって油断していなかった。
どんなレストランでも買い物する時でもクレジットカードを持っていったやつは必ず追って見ていた。
でもそんなものは関係無い。
やるやつは専用の機材を持っているからどうしようもないのだ。
もしこれを読んでいる息子・娘が留学している親御さんがいたらどうか怒らないであげてほしい。
我々日本人からは本当に想像ができない程「普通」なのだ。
どんなに注意深い人でも避けられない。
そのためにクレジットカード会社がセキュリティを強化してくれているのだ。
話を戻して、スキミングされたことに気づいたおーいけはどうしたか。
“コレクトコール”という受けて側が着信料を払う方法で電話して欲しい
とクレジットカード会社から言われ、なんとか電話を掛けた。
そこでいくつかの質問を受けた
「おーいけ様はサンフランシスコに行かれたことはありますか?」
ロサンゼルスとラスベガスしか行ったことねえ!
「おーいけ様はROSSというお店で$670のお買い物を最近されましたか?」
ROSSは知ってるが入ったこともねえ!!
「承知しました。スキミングされて偽造カードを造られております。」
直近のカードの使用履歴から突然離れた地で大金が使われていたため、怪しいと思ったクレジットカード会社の方が止めてくれていたのだ!
使われていた大金も俺が支払う必要は無いとのこと。
ありがとう!VISA!!!
偽造カードの方はこれで問題は無くなったが、肝心要の
手元にあるクレジットカードが使えなくなってしまった。
予備としてもう一枚クレジットカードは持っていたが、ジムの会費を支払う用だったので、使えるか不安だった、、、(結局使えたけど、限度額が不安だった)。
本章①:オーマイガッ!!おうちが延長できないよ!
クレジットカード問題でバタバタしている間に、住んでいたホームステイ先の期限が残り2週間まで迫ってきていた。
ロサンゼルス滞在6ヶ月中、4ヶ月はホームステイ、2ヶ月はルームシェアで過ごした。
その4ヶ月目が訪れる直前でスキミング被害にあってしまったので、部屋探しをしている場合ではなかったのである。
手持ちの現金も少ないし、頼りのクレジットカードも無い。
なのでもう一ヶ月だけホームステイを延長させてくれとホストマザーにお願いした。
答えはNO!
夏の時期で学生が増えてきているため、もうすでに予約が満載だったのだ!
ソファーでもいいから寝かせてくれ!と頼んだが、いつもはなんでも「YES」なのに今回ばかりは全てのオファーに「NO」なのだ。
薄情なものである、、、
家探ししてなかった俺も悪いけど、、、
本章②:オーマイガッ!!!友達みんな国へ帰ってるよ!!
それならば!いつも遊んでた友達のマンションのソファーに泊めさせてもらおう!
大きいマンションが近くにあり、そこに語学学校の友達がいつも数人住んでいたのだ。
だがしかし!なぜかこの時だけそのマンションの在住者が0!!
あれだけいた友達はみんな国へ帰ってしまっていた、、、
日本人の友達も現状の相談をしたら一緒に考えてくれたが、
家がめちゃくちゃ遠い(ロサンゼルスの“遠さ”は日本の比ではない)か、ホームステイなので泊めることができないかの二択のみ、、、
ここで詰みそうな感じが出てくるのだ、、、
本章③:オーマイガー!!!おうちが無くなったよ( **◠‿◠ )**
そうこうしているうちにホームステイ先を出る時間は刻々と迫ってくる。
背に腹は代えられねえ、と先程のマンションの入居を検討してみるも、値段で撃沈。
ルームメイト募集サイトで探してみるも、学校に通える範囲に適当な値段のところは無く、また女性専用案件も多く、轟沈。
詰みです!
とりあえず荷物の大部分をまとめて隣の部屋の友達のところに預け(隣の友達の部屋にはもちろん泊まれないよ^ ^)
バックパックに1週間分の荷物を詰め込み、ヨガマットを持って公園で寝泊まりする準備を済ませた。
ちなみに、公園での寝泊まりは絶対にやめてください!!!
おーいけがいたサンタモニカは比較的安全な街だけど、それでもアメリカ。
日本とは全てが違う。
公園で寝泊まり=襲われる、なので今思い返すととんでもないことを考えていたなと、、、
家を出るまで残り2日。
こいつぁいよいよだぜ、、、
本章④:オーマイガー!!!!神の家編!
そんな状況を見かねた日本人の友達が
「とりあえず家賃は払えないけど、ルームメイト募集サイトで見つけたとこに行って事情を話してみよう」
と言ってくれ、一緒にそこに行くことになった。
その家はまだ引っ越してきたばかりで、散らかっていたが広くて綺麗な家だった。
デポジット(前金)が$1000だったが払えるわけもなく、突然「家が無いから泊めてくれ」という日本人をよく入れてくれたと思う。
事情を説明したら
「しばらくの間1日$40で泊まっていくといい」
と言ってくれた!なんて良い人なんだ!!
そうして数日間の安寧を手に入れた。
本章⑤:オーマイガッ!!!友達に恵まれたよ!!
この数日間になんとしても次の家を見つけなければならない、、、!
学校の下が不動産屋だったことを思い出し(とんでもない灯台下暗しや)
そこで無事次の家を見つけたが、入居までに1週間必要とのこと。
ここで前のホームステイ先を出てから2週間をどうにか過ごさなくてはいけない。
結果として神の家は4日程で出て、同じ語学学校の友達の家に泊めてもらえることになった。
その間にたまたま日本のジムの知り合いがLAに来るので会いましょう、との連絡が!
不躾なお願いだったが実家からクレジットカードをその人に渡してもらい、LAまで持ってきてくれることになった。
こうして家とカードを死者蘇生させたLA王・おーいけはなんとか残りの2ヶ月を安心して過ごせることになる
はずだった
破章:オーマイガー!!!!!恐怖の狂人ルームメイト!!!
アメリカは日本とは全く違う国と先程書いた。
みなさんもそんなことは当たり前にお判りであろう。
しかし、いざその“全く違う”を目の当たりにしたならば、人はどうなるのであろうか、、、
日本の狂人よりも数倍狂っている狂人を目の前にしたらあなたはどうなるのであろうか、、、
それは無事ルームシェアを初めて2週間程経過した時である、、、
割と人の入れ替わりが激しいところだったので、ルームメイトはいなくなり(後に帰ってきた)、もう一つの部屋にはサウジアラビア人が一人いる時だった。
アメリカ人の男性が隣の部屋に入居してきた。
普通に挨拶をした。
が
目が合わないのだ。
あと話が本当になにを言っているのかわからない。
俺の英語力の問題ではない。
繰り返すが本当に何を言っているのかわからないのだ。
マジでこれ
とりあえずあんまり仲良くなるのはやめようと思った、、、
が、恐怖はその夜から早速始まることになる。
夜中の間中クローゼットの中でぶつぶつ呪文を唱えながら時々大声で発狂することを繰り返していた。
一人でずっと話してるんすよ!!クローゼットの中で!!怖すぎる!!!
同じ部屋のサウジアラビア人は恐怖で精神が憔悴しきっていた、、、
次の日の朝、部屋から出てきた狂人が開口一番
「お前魔女を見たか?やつは俺達を狙ってきているんだ。やつは俺達の隙を見つけるために徘徊しているんだ」
怖 す ぎ る や ろ こ い つ ! ! !
とにかく触れてはダメだとあまり英語が喋れないふりでやり過ごすも、家に帰るのが憂鬱になってしまった、、、
数日後のとある日、家に帰るとテンションがめっちゃ高い狂人がいた
「あ、これ躁鬱的な触れたらあかんやつや」
と咄嗟に判断した俺は話を途中で切り上げて外に夕飯を買いにでかけた。
戻ってきたら共用リビングからはいなくなってたので安心して夕飯を済ませ、自分の部屋に戻ったところ
俺 の ベ ッ ド か ら 狂 人 が 飛 び 出 て き た
心臓が止まるかと思った、ガチで
本当になにをされるか、何が起こるかわからない恐怖
こんな家住めるか!というか不動産会社がどうにかしろ!(これアメリカでは当たり前)
ということでサウジアラビア人と一緒に不動産会社に直訴。
程なくして狂人はいつのまにか荷物をまとめて家からいなくなっていた、、、
狂人がいた期間は家に帰りたくなさすぎてジムやビーチで昼寝してから帰ってました、、、
皆さんがこんな狂人に会うことはない人生であることを切に願います、、、
突然にアメリカのホラーエピソードでした。
まとめ
最後話が逸れてしまったが、まとめの言葉としたいのは友人への感謝である。
クレジットカードが止まり、家も失くなってしまった時に助けてくれたのは日本人の友人達だった。
異国の地だからこそ、その時の彼らの親切心や思いやりは忘れることはない。
今でも感謝している。
ありがとう!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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