危機管理-対策はどのタイミングでしますか?
2020年3月24日
インドのナレンドラ・モディ首相は13億人を超すインド国民に対して外出禁止令を命じた。
とある大学の研究チームでは新型コロナウイルスの感染規模と手洗いの普及率の低さとの間に強い相関関係があると発表した。
例えば、コロナウイルスが流行った中国の手洗いの普及率は世界で最下位だ。
調査対象の77%がトイレ後に手を洗う習慣がないと答えている。
そしてインドでは、40%の人がトイレ後に石鹸なしの手洗いさえしないことがわかっている。
中国はITにおいて世界トップレベルであるが、急成長してる一方で貧富の差が開いているのではないかと推測することができる。
2020年以前からインドでは、国や政府だけでなく著名人なども石鹸でこまめに手洗いをすれば病気を防げると言うメッセージが発信されている。
3月に入り新型コロナウイルスが世界を席巻し、富裕層や権力者さえも感染している事実がある。
すると以前よりも手洗いの大切さを訴えるメッセージに耳を傾けるようになったと言う。
今やせっけんは米や小麦粉に次いで村の商店では売れ筋商品になってるらしい。
2018年、世界では5歳未満児が80万人以上も肺炎で亡くなっている。そのうち12万7000人はインドの子供。
ロタウイルスなどが引き起こす下痢で命を落とす子供は世界で50万人を超え、そのうち10万人以上はインドの子供だった。
どちらも手洗いが最良の予防法だということがわかっている。
ユニセフは手洗いで下痢のリスクを40%下げられるとしている。
情報をいつでも手に入る僕らは、気になることがあればスマホでいつでも情報収集することができる。
ただ単に「手洗いをしましょう」だと行動するには十分な理由がない。
✔︎どうしてやるのか
✔︎それをすることによってどう変わるのか
✔︎今自分たちに必要か
何をするにもこのような事を考えると思う。
ユニセフは手洗いで下痢のリスクを40%下げられるとしている。
今回のコロナウイルスがきっかけというには不謹慎ではあるが、これを機会に手洗いの重要性に気付き、発展途上国で習慣にして欲しいと思う。そうすれば防げる病気、そして命さえも守ることができるのかもしれない。
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