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誰かが手放した運を拾う。

今年の冬は雪が少ない。
この時期にほぼ雪の上を歩かなくてもいけるんじゃないかというのはなかなかないんじゃないかと思う。

今日は街中に出たので何かピンとくるものはないかなとカメラを構えていた。
すると家を出てすぐに手袋が片方落ちていた。
また少し歩くと落ちていた。
それを繰り返して4つの手袋の片割れと遭遇することになった。
落とした人は当然ながら落とそうとは思っていないだろう。なんなら今頃困っているかもしれない。
けれども行動を思い出しても心当たりはみつからずに新しい手袋を買うだろう。

そう考えると世の中にポイ捨てと思われるゴミも全てが意思をもって捨てられたものではないかと思えてきた。
みずからポイ捨てをする人を論外としても、偶然ポケットからちり紙が落ちてしまうことはあるかもしれない。
それによって運を捨ててしまっているとしたら何とももったいないことだ。
逆にゴミを拾うということは誰かが放ってしまった幸せを拾うのだと思うようにしたい。

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井田祥吾
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