アジャイルジャーニー2023
本稿はシン・アジャイルコミュニティが主催するアドベントカレンダー「シン・アジャイルAdvent Calendar 2023」12月12日の記事として書いています。
昨日の記事は小泉岳人さんの「私のシンアジャコミュニティでの活動紹介」でした。
さて、今年のアドベントカレンダーのテーマは「私のアジャイルジャーニー」1択、ということになったんですが、実は同じテーマで既に去年、記事を書いています。
という訳で、この1年の歩みを振り返ってみることにしたのですが、やってみて感じたのは、アジャイルチームやアジャイルなマインドの力強さでした。
アジャイルはいいぞ!
仕事でのアジャイル
2022年末の時点では、2人だけのチームで PO 兼開発者としてプロダクト開発に従事していた訳ですが、1年経った今でもその立ち位置は変わっていません。
大きく変わった事と言えば、当時2人だったチームが現在4名となったこと、プロダクトを取り巻くステークホルダーが増えたことによって状況が以前より複雑になったことなどが挙げられますが、だからといってチームが大きく混乱したり、停滞したりすることはありませんでした。
人が増えたり、チームやプロダクトを取り巻く環境が変われば多少の混乱は必ず生じるものですし、実際全くなかったとは言えません。しかし振り返ってみれば、その時々で感じたことは様々あれど、その都度うまく適応し、前を向いて進み続けることができました。
なので、色々あったような気がするのですが「こんなことがあって大変だった!失敗した!」みたいな思いは全然なく、仕事を通じてアジャイルのよさを再確認できた1年だったように思います。
コミュニティでのアジャイル
仕事だけでなく、シン・アジャイルコミュニティでのコミュニティ活動についても振り返ってみたいと思います。
自分は同コミュニティの分科会である「プラクティス・チーム」に参加しています。プラクティス・チームは、アジャイルに関するナレッジを集約し、人々から容易にアクセスできるようにすることで、様々な組織の中で悩める人達を助けたい、そしてあわよくば自分達も助かりたい、というメンバーが集まってできたチームです。
そんなプラクティス・チームですが、実は活動がやや停滞してしまっていました。しかし、今年の2月に行ったむきなおりの会をきっかけに「ほぼ月刊シンアジャマガジン」という企画が立ち上がり、年内に4つのテーマで記事を執筆・募集することができました。
テーマを決定して記事を執筆&募集し、その成果をふりかえり、次の改善に繋げる……というプロセスはまさにアジャイルにおけるイテレーションそのものであり、コミュニティ活動の中で実際にアジャイルなプラクティスを実践できたことは貴重な経験でした。
次の1年に向けて
本稿を執筆するにあたってこの1年を振り返ってみたところ、やたらとポジティブな表現に溢れていることに自身でも少し驚きを感じています。
あらゆる状況において、ポジティブに前を向き続けることができることも個人的にはアジャイル・プラクティスの好きな理由だったりするんですが、だからといって仕事においてもコミュニティ活動においても課題・問題がない訳ではありません。
仕事においては、この1年以上の変化が待ち受けているはずですし、コミュニティ活動についても、さらに盛り上げていくためには次の一手を打つ必要があるでしょう。
1年後にこの記事を読み返して、どれだけ前に進むことができたのか振り返る日が今から楽しみです。