進路未決定率0%を目指す広域通信制「開志創造高校」を開校(2025年4月予定)
NSGグループで、新たに開校するべく申請を行っていた広域通信制高校の設置が先日認可されました。その名称は“開志創造高等学校”。 2025年4月に開志専門職大学紫竹山キャンパス内に開校します。この学校は、「開志」「自律」「創造」を掲げ、個性の力を無限大に引き出し、志を持って未来を切り開いていく人間の育成を理念としています。多様化する社会の中で、学ぶ時間も場所も選ばないオンライン教育を中心とした通信制高校であるとともに、NSGグループの学校や企業との連携により独自のキャリア教育を推進し、生徒一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出す新たな学びの形を追求します。
本物のキャリア教育を カタチに
開志創造高校の最大の特徴は、レインボースクーリングです。「自分のキャリアの幅をカラフルな色でイメージしてほしい」という願いがこの名前に込められています。スクーリングは1年に2回、各5日間登校して行われる特別な学習プログラムで、座学、教科に関わる実習、キャリア体験学習、職業体験が一体となったカリキュラムです。3年間で12分野の職業や専門分野を体験することができます。キャリア体験学習は、NSGグループの大学や専門学校と連携して提供され、3つの大学19学科、34の専門学校304学科から興味のある講義を選択し、受講することができます。生徒の皆さんは高校在学中に多岐にわたる分野の学びを深め、将来の進路選択に役立てることができると思います。
多様な学習ニーズに対応する8つの専攻プログラム
個性を伸ばす特徴的なプログラムは他にもあります。多様な学習ニーズに対応する8つの専攻プログラムです。高校卒業に必要な74単位とは別に、職業探求専攻、高校・大学連携専攻、アスリート専攻、eスポーツ専攻、アニメ・マンガ専攻、海外留学専攻、医学科・難関大専攻、アントレプレナー専攻の8つの専攻を設けています。これらの専攻は、自分の好きなことや得意なことを学びにする部活動のようなものです。参加は任意で、入学時はもちろん、学年の途中からでも興味を持った専攻に取り組むことができます。複数の専攻を同時に選択することも可能で、卒業単位に含まれないため、自分のペースを優先して学ぶことができます。やりたいことが決まっている生徒はその分野をとことん極められますし、まだ目標が定まっていない生徒も、自分のペースで夢や目標を探すことができます。この柔軟な学びの環境が、全ての生徒に卒業後の未来を見据えた成長の機会を提供します。
通信制高校なので、生徒へのサポート体制も重要です。開志創造高校では、プロのキャリアコンサルタントから指導を受けた担任が個別にサポートします。さらに、メタバースを活用してバーチャル空間で生徒同士の交流を促進します。また、青森県、埼玉県、熊本県、新潟県上越市にサポート校があり、全国どこにいても安心して学べる環境を整えています。
進路未決定者ゼロを目指す
通信制高校へのニーズは年々高まっており、現在、日本の高校生の約8.3%が通信制高校に在籍しています。多様な学び方のニーズの高まりとそのニーズに教育機関が応えた結果です。ニーズが高まる一方で進路未決定のまま高校を卒業する生徒の数も増加しており、その割合が約32%という現状があります。このような課題に対し、来春開校する開志創造高校では、進路未決定者ゼロを目指すことを目標とし、キャリア教育プログラムに力を入れてまいります。NSGグループがこれまで培ってきた教育経験やノウハウ、108法人で構成されるグループ法人の幅広い分野のリソースを活用し、生徒一人ひとりが自分の未来を明確に描けるよう、強固なサポート体制を構築していきます。入学した全ての生徒が、卒業時に自信を持って社会へと飛び立てるよう、教職員一丸となって学習環境を整えてまいります。 〆
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