結婚式・披露宴のペーパーアイテムをFigmaやCanvaで手作りする場合のTips
先日結婚式を挙げまして、その準備の中でペーパーアイテムを自分たちで手作りしました。本noteでは、結婚式・披露宴のエスコートカードやメニュー表などのペーパーアイテムを自分たちでFigmaやCanvaを使って手作りする場合のTipsをいくつか紹介します。
データ作成
Print for Figma
Figmaでデータを作る場合におすすめなのが、Print for Figmaというプラグインです。
このプラグインは、A4やA3などの日本の用紙サイズのフレームを作ったり、「mm」単位でHeightとWidthを指定してフレームを作ることができるため、印刷したいサイズに合わせたフレームを作ることができます。
Figmaのコンポーネントとインスタンス
Figmaの基本的な操作経験はありましたが、今回の制作を通じて、Figmaのコンポーネントとインスタンスの概念を学んで活用しました。
メインコンポーネントは、要素のプロパティを定義します。
インスタンスは、デザインで再利用できるコンポーネントのコピーです。
エスコートカードのようなベースのデザインは同じで、名前の部分を出席者の人数分書き換えて複数のデータを作る場合に、メインコンポーネントを作ってから、インスタンスで人数のデータを量産しました。デザインに修正を加える場合はメインコンポーネントに修正を加えることで全員分のデータに反映できるのでおすすめです。
What Font Is
参考にしたいデザインで使われているフォントがどんなフォントを使っているかを調べる際に、What Font Is を活用しました。Adobe製品を使っている場合は、Adobe Fontsで提供されているフォントなども結果に出てくるため、近いフォントを探せると思います。
Canvaのトリムマーク
Canvaには、トリムマークと塗り足しという機能があります。今回の制作でA4サイズ想定で作成したデータを実際にA4サイズの紙に印刷すると四隅に余白ができてしまうことがありました。また、裏表の位置が合わなかったり、裁断すると意図しないサイズになってしまったりすることもありました。そこで知ったのが、塗り足しやトンボ線という概念でした。
トンボ（トリムマーク）とは印刷物の断裁位置や、印刷時に各インクの刷り位置をあわせるための目印となるマークです。
断裁機のわずかな位置ずれにより、紙の白場が見えてしまうのを防ぐため、仕上がり位置の外側に3mm以上、わざとはみ出すようにデザインしておく部分を塗り足しといいます。
Canvaには、PDF出力する際に「トリムマークと塗り足し」というオプションを選択することができ、カット後に意図したサイズになるようにトンボ線に相当するトリムマークが追加された状態でPDFを出力することができます。
この機能はウェルカムボードなどを作成する際に額縁のサイズにピッタリのサイズでカットしたい際になどにとても役立ちました。
印刷
キンコーズのセルフPCレンタル
印刷でメインに利用したのが、キンコーズのセルフPC レンタルです。キンコーズはオンデマンド印刷サービスを提供していて、店舗でセルフ印刷なども行うことができます。USBなどの記憶媒体を持参し、PCをレンタル、様々な種類の用紙に用紙変更をして印刷することができます。大型の裁断機もあるため、A4以上の用紙を裁断することができました。
ダイソーのペーパーカッター
A4サイズ以下のものは、ダイソーのペーパーカッターを購入して裁断しました。切れ味も問題無くとても重宝しました。
Rentioでプリンターをレンタル
一部のペーパーアイテムや、準備の過程で印刷が必要になった印刷物がいくつかあり、自宅にプリンターが無く毎回コンビニに印刷に行くのが手間だったため、Rentioでプリンターをレンタルしました。
以上が結婚式・披露宴のペーパーアイテムを自分たちで手作りする場合のTipsとなります。結婚式の準備中の方の参考になると嬉しいです。