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超無料級 チャンピオンシップサテライト攻略

世界中のポーカープレイヤーが目指している、崇高で高貴なる唯一無二の称号『GLOBAL PLAYER』。
その称号を手にするには途方も無い努力と時間と運命力が必要なのはこの文章をご覧いただいている皆様には承知の上かと存じます。


実際この形のカップ見たことない


そんな共に頂を目指す仲間の一人として少しでも参考になれる要素があればと想い筆を取った次第です。


『GLOBAL PLAYER』になるための道筋は幾つか存在しますが
本文章は最もフォーマルな”チャンピオンシップ優勝”を目指すために必要なステップ、【チャンピオンシップサテライト】の通過について焦点を当てていきます。

僕はこの考え方をベースに6回通過しました。


※前提として、あくまでもこれまでの経験に基づく個人的主観盛りだくさんの書き物になりますのでご了承の上お読みいただければ幸いです。





通過するために

まず、サテライトのトーナメント情報をご覧ください。


チャンピオンシップサテライト概要

  • エントリー数: 60~70前後

  • プライズ: 1位にチャンピオンシップ権利付与(20位辺りから経験値付与)

  • 初期スタック: 30,000点

  • ストラクチャー: 15分ブラインド(初期150bb/レイト12bb)


このサテライトの一番のポイントとして、
「1位のみ権利付与」というとてつもないトップヘビーな特徴があります。
一応カッコに記述した通り、20位辺りから店内ランクを上げる為に必要な経験値が付与されますが、
この経験値はグローバルプレイヤーになるために現状一切関係ないものになりますのでプライズなしと同意義として考えます。

※ただ、後述する要素の一部としてこの経験値は貯めておいて損はないです。
たくさん通いましょう。



これを踏まえ、ここから具体的なメソッド編へと移っていきます。
キーワードは「イメージ」と「寄り添い」です。





Step1 服を買う

早速通過するために、まずは服屋に行きましょう。
家から普段着で会場に向かってもこのサテライトは勝てません。

服屋に着いたらインターネットで世界のトッププロ達を画像検索し、見つけた強そうな人たちの服装を真似たコーディネートを整えましょう。
すでに海外などでポーカーの経験がある方は、そのお土産のグッズを身につけることも効果的です。
※画像が見つからない場合やイメージがつかない場合はIWGPのキングを想像してください。サングラスやドレッドヘアなんかもおすすめです。

皆様は街中で歩いている時にイカつめな格好をした兄貴たちを見つけて、一目置いた経験はないでしょうか。それです。

服装を整えて、「オレ・アタイはポーカーできるんやぞ」というアピールを存分にしてください。これが相手のアクションを後々抑制することにつながります。


Step2 水を常温で頼む

会場に到着しシートに着席したら、すぐに常温の水を頼みましょう。

お店にはたくさんの美味しい食べ物や飲み物がありますが、あえて常温の水を頼むことで"常連感"、"こなれ感"を演出することができます。
もちろん他のメニューを頼みたい気持ちは痛いほどわかりますが、ここは戦場です。グッと堪えて我慢しましょう。食事は戦いが終わった後にも楽しめます。
水が届いたら、ドリンクホルダーにキャップ側を下にしてひっくり返すように置くことも忘れずに。この一手間があなたを格上の存在へと導きます。


これで事前準備は完了です。
一応プラスアルファの要素として

・荷物置きをもらわない
・リエントリー画面を表示しておく  

などがありますが、これらの要素は微々たる範疇です(あまり視覚的に目立つ要素になりえないため)ので自由にカスタマイズしてください。僕はフルカスです。

先読みのみが好きです。



実践1 威圧

それではサテライトが始まります。
当然ですが、本戦略においてレイトレジストという概念は存在しません。
最初から多くの圧をかけていくことが重要なので、必ず開始前に着席するようにしましょう。

Shuffle up and deal!」の掛け声と共に開始した瞬間、
音速でチップシャッフルを繰り返してください。

古来よりチップシャッフルの音には威圧感を与える効果があるとされており、
実践にも非常に有効です。
サテライト開始から終了まで一瞬も止めてはいけません。止め=負けと認識して音を響かせ続けましょう。
また、チップタワーの高さも高ければ高いほど効果が増加するため、MAX20枚シャッフルを目指して練習を行いましょう。

また、概要にて前述した”経験値”がすでに溜まっている方は、それとなく会話で自分の数値をアピールしましょう。
目安として最大ランクに到達していれば十分な効果が得られます。逆にランクが低いと威圧感を減少してしまう要因になりかねないため、積極的に会話を仕掛けて携帯に目を向わせないようにしましょう。



実践2 寄り添う

この心持ちが本サテライトにおける一番重要な部分です。

まず、このサテライトに出ているプレイヤーの思考として
「チップ、カードに触れて"長く"楽しみたい」という考えを持っている方が圧倒的に多い特徴があります。
これは概要でも書いた総エントリー数からも読み取れる部分がありますが
1位しかプライズのないトーナメントで毎回60~70エントリーになるのは、かなり特殊です。還元率など考えるまでもないですから。
よって、それらのプレイヤーはオッズなどを度外視で"楽しむ"ために来ているということがなんとなくお分かりいただけるかと思います。

では、そんなプレイヤーが"楽しめなくなる"場合はどんな時か?
そう。飛んでしまう時です。

実際に一度出ていただけるとよりお分かりいただけると思いますが、明らかに飛ぶことを避けたプレイをしている人が多く見受けられます。

具体的な例として、
・強制AIになるまで降り続ける
・プリフロでのリンプ過多/3bet過小
・フロップでのフォールド過多
・全ストリートにおけるレイズ過小           などです。


では、そんな飛びたくない思考にどうやって寄り添うか?
一言で表すと、「打ちまくる」ことです。

想像してみてください。
イカつい格好をしたどうみてもポーカー慣れしており、強そうな感じがプンプンする、チップじゃらじゃらしながらボコスカ打ってくるプレイヤーと戦いたいですか?
できればなるべく避けたいと思うのが自然でしょう。
※もし自分の姿を客観的にみてそう思えない場合はStep1からやり直しましょう

一つの理想系です。


そして、打ちまくると言っても、ただボコスカ打ったらいいわけではありません。
僕はサテライトを大きく分けて3段階に分けて打ち分けています。


サテライト序盤(レベル1~3/eff:150~50bb)

プリフロップ:80% 5~8bbレイズ
フロップ:100% 20%ベット→ターン以降チェック

いくら飛びたくないといえども、飛ぶまでの距離が遠いうちは参加頻度が高いプレイヤーも多く、コーリングステーションになりがちです。
また、前述した通り"楽しみ"に来ているプレイヤーが多いため、プリフロップのレンジは非常に緩く、かつポジションの概念も薄いので通常のレイズサイズ(2~2.5bb)では「イケそう」なハンドでバシバシコールしてきます。

ここでいう「イケそう」なハンド群
Ax全て、K/Q/Jx(8~K)、全ポケット、オフ/スーテッドコネクター系

そのため、プリフロップにおけるレイズサイズを高くし、それらのハンド群からバサバサ落としていきます。

残ったハンド群
Ax(Q~K)、K/Q/Jx(J~K)s、ポケット(99~JJ)
3Bet群
AA,KK,QQ,AKs

んなわけないだろ!!と思う方、大多数でしょう。
しかし、多少なりズレはあるかもしれませんが僕の実践上は本当にこれです。
そして、これらのハンドは全く抵抗してきません。基本的に当たったらコール、当たらなかったらフォールドです。

そのため、スチールは通りまくり+フロップで降りられまくりの桃源郷が完成します。
ただ、それを100%の頻度で行うと流石に一部抵抗組織が出現するので、プリフロを80%にして調節しています。
(80%はレンジの80%じゃなくて頻度です。ハンドはなんでもいいです。)
80%でも普通にやりすぎ感満載ですが、実践上この頻度で抵抗されないので、この辺りがキワかな、と思っています。


中盤(レベル4~FT/eff:40~10bb)

プリフロップ:100% 2.5bbレイズ
フロップ:100% 20%ベット→ターンチェック→リバーAI

大体アベレージが40bbを割った辺りから、急に全体のコールレンジが大納言あずきになります。
1ポストにおけるチップの変動がより視覚的に大きくなり、飛びたくないフィルターが強まるためだと僕は認識しています。

そのためプリフロのレイズサイズを極端に下げても序盤と同等以上の効果が得られ、かつ相手の目からは"戦略を変えた"ように見えるのでさらにアクションの抑制が生まれます。

また、ここからリバーでのAIが解禁となります。
というか、AIしまくってください。

何度も言いますが、ほとんどのプレイヤーは長く楽しむことを目的にしています。そのようなプレイヤーの思考を想像してみましょう。
自身がバリューハンドを持っている際、リバーまでチェックで回したくなるでしょうか?
答えは限りなくNOです。ほぼほぼターンで打つかリバーで自分から打ちます。
そのためリバーまでAIに耐えられるハンドを持っていられることができません。

補足
じゃあ序盤もAIしたらいいんじゃない?というご意見もあるかと思いますが、
序盤はコールして飛んでもスタック深くリエントリーできるし、まあいっか!という思考が入ります。そのため成功率が中盤と比べ減少するので不採用としています。



終盤(FT~優勝/eff:5~2bb)

プリフロップ:100% AI

神に祈りましょう。





サテライト全体を通して、
「まだ飛びたくないよね?」と相手に語りかけるようなアクションを心がけましょう。
それを徹底することで、おめでとうございます。
あなたの元にはチャンピオンシップ権利が付与されるはずです。


僕はこの思考を巡らせ、7回目の通過を目指していきます。

皆様のサテライト通過術も知りたいので、ぜひ聞かせてください。
お互い頑張りましょう。


読んでくださりありがとうございました。


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