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subarasikiai
のさばらない/のさばらせない
努力によってある程度の知識や能力を身につけた後、陥りがちなパターンとして、偉そうな態度を取ってしまう、自分より知識や能力の劣った人間をバカにしたり蹴落としたり排除しようとしたりしてしまう、というものがある。要は、のさばってしまう、ということ。
周囲もそういった人の扱いには困りがちである。なぜならその人には知識や能力があり、その人なしには仕事/物事が進まない、という状況になることがあるため、ぞんざいに扱う訳にもいかない。一方で、その人が発言する度にチームや組織の雰囲気は悪くなり、コミュニケーションは阻害され、チーム生産性は低下する。
自分がそんな厄介者にならないためには、謙虚であれ、という一言に尽きる。厄介者に手を焼いている組織としては、スルー力を高める必要がある。IT用語で言えば、疎結合にする。その人との関わりを最小限に抑えつつ、組織として得たいものは得る。厄介者が余計なことを言っても受け流す。取り合わない。
のさばらない/のさばらせないことが、個人の生産性/チーム生産性を高めるためには大事。