37歳で"初めて"転職をした感想
10月1日からスタートした入社に伴う"オンボーディングプログラム"も一息ついたこともあり、転職後の約1か月半について振り返りもかねてnoteに感じたことを書きたいと思います。ちなみに、"オンボーディングプログラム"は企業における違いがはっきり出る施策だなーと感じました。
この"オンボーディング"については後日、整理をしてnoteに書きます。
その前に・・・
私自身の「転職前の状況」について整理すると、私自身はつい数年前まで、転職するなんて1ミリも考えていなかったということです。
そんな人間が転職をしたということを前提に添えさせていただき、転職後90日間の感想を共有させていただきたいと思います。
なぜ、転職したのかについては前回のnoteをご覧ください。
余談ですが・・
この"1ミリも考えていなかった"については、クランボルツ先生のハップンスタンスラーニングセオリー(人生は80%偶発的な出来事で成り立っている)を身をもって体験した人間であると思います※ハップンスタンスラーニングセオリーについて
結論から言うと、ビジネスモデルの違い、社歴の違い、社員数の違いなどなど、前職とは全く異なる環境にあえて飛び込んだわけですが、
会社が抱える問題の本質は、変わらない
ということでした。
以下、3つの観点で1か月半の転職後の気づきについて纏めます。
・人生初めての転職をした時の気持ち
・1つの企業しか知らなった私が感じたこと
・1か月半を過ごして
■人生初めての転職をした気持ち
一歩を踏み出してしまえば、色々な感情は潮が"さーっ"と引くように消えてしまった。
つまり、転職の前にあれやこれやと不安に思ったり、考えていたことは、「どうってことない」と感じてしまったわけですね。
不安もある一方、「やれる!」って自信もありましたが、やっぱり不安が勝っていたと、正直思います。ただ、今回の経験を経て1回でも転職をした人の気持ちがなんとなくわかりました。
2回目以降の"壁"は無いに等しい
もちろん、人によって違うと思いますが、何事も最初の壁はめちゃくちゃ大きいわけですが、その壁を乗り越えてしまうと、最初以上に壁の高さを感じることはあまり無いのではないか、ということです。
だからこそ、2回目以降の転職活動は、1回目以上にキャリアの分岐点になっているのではないかと感じました。特にこれから転職が"当たり前"になる時代において、"どのように"転職をすべきかより、"なぜ"転職するかは、非常に大事なテーマだと感じます。そのためにも定期的なキャリアの棚卸は是非、やっておくべきだろうーと感じます。
自分の市場価値を定期的に確認しておくことにつながると思います。
■1つの企業しか知らなかった私が感じたこと
1か月半を過ごした結果、最も大きな収穫だったことは、
今まで使っていなかった筋肉を使い始めた
ということ。
同じ環境にいることのメリット、デメリットは前職の頃からかなり意識をしていました。つまりアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)です。
人間には150以上のバイアスがあり、物事を自分の枠の中で考えがちで意思決定においても大きな影響を与えています※アンコンシャスバイアスについてはこちら
知らず知らずのうちにバイアスがかかり、枠の中で色々なことを考え、意思決定していることに危機感は持っていました。
ただ、それでもやっぱりある種のバイアスの中で生きていたんだなー、と感じた1か月半でした。
そして、この感覚こそ、人生において非常に大切なことではないかと感じます。
つまり、新たな視点が追加されたことで新たな筋トレが開始されるわけです。今まで使っていなかった筋肉なので、最初は、抵抗するわけですが慣れてくると自分自身がアップデートされていく感覚を感じることが出来ました。たった1か月半でこんな調子なので、これからもどうなっていくか非常に興味があります。いわゆるアンラーニングの重要性を体感したわけです。
これからの時代は、"学歴"よりも"最終学習歴"が大切であると言われていますが、まさに学びの回転率をいかに高めるかは大事なポイントではないでしょうか。
■90日間を過ごして
正直、たった1か月半という短い時間なので、これからが本番だと理解していますが、今の感覚を忘れないために言語化しておくとポイントは3つあると思います。
①組織文化は、社員が使用する"言葉"に宿る
②組織が抱える"成長痛"は普遍的である
③イノベイティブな組織は"採用の成否"がすべて
上記①~③については、改めて1つ1つを深堀した内容を今後noteに書いていきたいと思います。
①については、社内にいると当たり前に使っている社内言語みたいなもので、非常に大きな文化を体現しているということ。その言語を観察していくとその「企業が何を大切にしているか」や「理想と現実のギャップ」についてなど、とても理解することができます。
②については、完璧な企業なんてものは幻想で、健全な企業ほど"成長痛"と向き合っているということです。
ただ、この兆候をどう捉えるかによって大きく変わるなーと。「成長痛」と捉えるか「悪病」と捉えるかで会社は大きく分かれると感じます。
③については別途、書きたいと思います。
最後になりますが、
出会いが、人生の選択肢と可能性をひろげる
この1か月半は、今までに出会ったことのないたくさんの方々とお話しする機会を得ることができました。これだけでも非常に有難い時間だったわけですが、やはり人と人とのSynergyこそ、人間社会の醍醐味であり、希望であると確信することが出来ました。
この1か月半を過ごしたことで、改めて自分自身のミッションステートメントを強く意識するようになりました。
Synergyあふれる社会をつくる
そのためにも、自分自身がSynergyを発揮できる存在となるべくこれからも精進します!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。