83 15日後に強制帰国する日本人留学生
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12日目
今日はルームメイトと最後に散歩に行こうと約束をしていました。
JYVÄSKYLÄの大きな文字があるところで写真撮ろうといってて、どっちも初めていく場所でした。
大学から湖沿いにずっと歩きました。
ところどころ凍っていて、中にはスケートやアイスホッケーの練習をする人も。三月後半ですがめちゃくちゃ寒かったです。風邪だけは引かないようにと気を付けました。
しばらく歩くと湖がめくれあがっていました。
ルームメイトのメキシカンは興奮した様子で「なんでこんなことになるんだ!!」とずっと言ってました。
湖がめくれてるのは初めて見ましたし、初めて表現しました。
もうしばらく歩き、いよいよたどり着きました。
女の子が遊んでいてなかなか自分たちが写真を撮る順番回ってきませんでしたが、その子を眺めていました。かわいかった。
最後の最後にようやく行けて良かったです。
しかしここで終わりではありませんでした。
みんな湖の上でホッケーと化してるので僕らも行ってみよう!と、湖の上に乗り出しました。
僕はすんなり入り、湖の上でパノラマの写真を撮っていました。
少しすると後ろからザバーン!って音とともに「ゥオーウ」という声が聞こえ、振り返るとルームメイトのメキシカンの下半身が湖にすっぽり入っていました。どうやら氷が割れたよう。
かなり焦りましたが何とか這い上がり、隠れられる場所へ猛ダッシュしました。「freezing!!!」と叫ぶルームメイトを横目にどこか暖かい場所を探すも、コロナの影響でどの建物も閉まっており、ようやく小屋のようなところに駆け込み、ルームメイトのメキシカンはそこでズボンを脱ぎました。
着ていたコートをルームメイトの足にかけ、その後会う予定だった車持ちの友人に電話しました。運よく授業が終わったところらしく、10分くらいで車で迎えに来てくれるということでした。
ほんまにこの友達がいなかったらどうなってたことやろうと思います。
無事寮にたどり着き、そのまましばらくお話。
寮についた二日目くらいにも同じ感じで同じメンバーだった気がする。
その後Mammiを食べました。
更に減便の連絡があり、25日の便がヘルシンキ⇒東京の最終の便になりました。
掃除もほとんど終えました。