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2024年度将棋大賞 記録部門の状況(8月28日時点)

将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があります。現時点の記録部門(対局数・勝数・勝率・連勝)の状況を確認しておきたいと思います。
出典:日本将棋連盟HP 2024年8月28日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)

最多対局賞の状況

1位 藤本渚(24)
2位 伊藤匠(19)
2位 山崎隆之(19)
2位 飯島栄治(19)
2位 梶浦宏孝(19)
2位 杉本和陽(19)
2位 狩山幹生(19)
2位 齊藤裕也(19)

昨年度は大活躍だった藤本五段が、今年度も竜王戦決勝トーナメントに進出するなど、トップを走っています。棋聖戦や朝日杯では一次予選で敗退し、少し勢いに陰りが見られるのが気になります。2位には藤井竜王名人の八冠の牙城を崩した伊藤(匠)叡王や、棋聖戦で五番勝負に挑んだ山崎八段ら7人が並ぶ混戦になっています。

最多勝利賞の状況

1位 梶浦宏孝(16)
2位 藤本渚(15)
3位 杉本和陽(14)
3位 岡部怜央(14)

棋王戦挑決トーナメントや王将戦二次予選、銀河戦などを勝ち上がっている梶浦七段がトップに立っています。対局数1位の藤本五段が2位に付けており、まだまだ僅差での争いが続きそうです。なお藤井竜王名人は、13勝で5位タイとなっています。

勝率一位賞の状況

1位 出口若武(1.000)
2位 佐々木勇気(0.917)
3位 服部慎一郎(0.867)

出口六段が今年度は8戦して負けがありません。竜王挑戦を決めた佐々木(勇)八段も、順位戦A級を始め厳しい相手が続いていますが、11勝1敗と好調です。若手を中心に6人が8割以上の勝率を維持しており、例年になくハイレベルな争いになるかもしれません。デビュー以来8年連続8割超えを目指す藤井竜王名人は、0.722と苦戦しています。

連勝賞の状況

1位 梶浦宏孝(14)
2位 服部慎一郎(12)
3位 藤本渚(11)
3位 岡部怜央(11)

昨年度からの連勝を14まで伸ばした梶浦七段がトップに立っています。例年15連勝以上が1位となっており、このまま梶浦七段が連勝賞を獲得するかもしれません。連勝記録はいつ誰が飛び出してくるかわかりませんが、継続中の数字としては出口六段が8連勝中です。

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