将棋界に新四段が4人誕生
今年も4月1日付で将棋界に新四段が誕生します。通常は奨励会三段リーグの上位2名が新四段となりますが、今年は4人誕生しますので、顔ぶれを確認しておきたいと思います。
第72回奨励会三段リーグ
今回の三段リーグは、最終日を迎えた段階で12勝4敗が4人、11勝5敗が5人という状況でした。最終日午前中に4敗の4人がいずれも敗れ、12勝5敗で8人が並ぶ稀に見る大混戦となりました。
この中で最終局に勝った6人が13勝5敗で並びましたが、順位の差で小山直希三段が1位、森本才跳三段が2位、柵木幹太三段が次点となりました。最終日をトップに並んで迎えた4人が、いずれも昇段を逃すという厳しい1日となりました。
小山(直)三段と森本三段は四段昇段となり、来年度はC級2組に編入されます。柵木三段は2回目の次点獲得となり、四段に昇段して来年度はフリークラスに編入されます。
小山直希新四段
戸辺誠七段門下 23歳
森本才跳新四段
小林健二九段門下 21歳
柵木幹太新四段
増田裕司六段門下 25歳
棋士編入試験
ご存じの通り、小山怜央アマが棋士編入試験を3勝1敗で突破し、新四段としてフリークラスに編入されます。
小山怜央新四段
北島忠雄七段門下 29歳
4人の新四段が、将棋界に新たな旋風を巻き起こしてくれることを期待したいと思います。