2021年度将棋大賞 女流部門個人賞予想
将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があります。少し気が早いかもしれませんが、2021年度の女流タイトル戦がすべて終わっていますので、女流部門の各賞受賞者を予想していきたいと思います。
■最優秀女流棋士賞と優秀女流棋士賞
今年度の女流タイトル戦の結果を、勝者10点、敗者5点として数値化してみました。
数値化するまでもありませんが、最優秀女流棋士賞は里見香奈女流四冠で間違いないと思います。女流八タイトル中の六タイトル戦に登場し、秋には四タイトル戦を同時並行で戦うなど、まさに女流棋界の顔としての活躍でした。清麗と女流名人を失冠したものの、女流王座と女流王将を奪還し女流四冠の座を維持しています。
優秀女流棋士賞も、西山朋佳女流二冠で間違いないと思います。今年度から女流棋士に転向し、女流王座と女流王座を失冠したものの、初代白玲に輝いています。二強の一角を切り崩した加藤桃子清麗や、9回目のタイトル挑戦で初めて女流名人を奪取した伊藤沙恵女流名人も表彰に値する活躍でしたが、来年度は複数冠を目指して一層の飛躍に期待したいと思います。
女流最多対局賞と女流名局賞の予想については、後日別途投稿したいと思っています。