第37期竜王戦昇級者の顔ぶれ（4組）

第37期竜王戦は七番勝負が行われていますが、各組の昇級者決定戦が並行して行われています。竜王戦での2期連続昇級は五段・六段・七段への昇段規定に盛り込まれており、場合によっては順位戦の昇級より早く竜王戦の昇級によって昇段するケースもあります。本稿では4組の昇級者を確認しておきたいと思います。

3組への昇級者

4組ランキング戦優勝：高野智史六段
4組ランキング戦準優勝：村中秀史七段
4組昇級者決定戦3位：石井健太郎七段、服部慎一郎六段

高野六段は自身初の3組昇級となります。新人王戦に優勝した経験もあり、粘り強い棋風を活かして今後の飛躍に期待しています。
村中七段も自身初の3組昇級となります。ベテランの域に差し掛かりましたが、更なる活躍を楽しみにしたいと思います。
石井七段は第35期以来の3組復帰となります。順位戦ではB級1組に在籍しており、竜王戦でも更に上位のクラスで戦うべき実力者です。
服部六段は前期に2期連続昇級により昇段し、今期は3期連続昇級を果たしました。今年度は新人王戦で2度目の優勝を飾り、加古川青流戦でも優勝経験があります。タイトル戦登場が待たれる期待の若手です。

なお残念ながら、北浜健介八段、川上猛七段、遠山雄亮六段、中座真八段（引退）の5組への陥落が決まっています。