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女ハンターの時代が到来するかもしれない。


ナショナルジオグラフィックに興味深いニュースが載っていた。

9000年前に女性ハンター、「男は狩り、女は採集」覆す発見


 2018年のある日。米カリフォルニア大学デービス校の考古学者ランダル・ハース氏の研究チームは、ペルーのアンデス山脈で発掘された約9000年前の墓の周りに集まった。墓の中には成人のものと思われる骨とともに、多種多様で見事な狩猟用の石器があった。大きな獲物を倒し、その皮をはぐ作業までの道具がそろっていた。

「彼はきっと優れたハンターで、集団の中でとても重要な人物だったにちがいない」。当時、ハース氏とチームのメンバーたちはそう考えていた。だが、その後の分析によって意外な事実が明らかになった。石器のそばで見つかった人骨は、女性のものだったのだ。それだけではない。11月4日付けで学術誌「Science Advances」に発表された論文によれば、当時の南北米大陸では、女性のハンターは例外的な存在ではなかったという。

 論文の著者らはこの発見を受けて、米大陸全域で発掘された同時代の墓の調査結果も見直した。その結果、大型動物ハンターの30~50%が女性だった可能性が明らかになった。

ナショナルジオグラフィックより



「へーじぁあ逆に、いつから専業主婦ということばが生まれた?」

調べてみると、主婦ということばは明治時代の家政書にはじめて用いられた。明治20年代に主人と主婦は対語として使われ出したようだ。だが、一部の公務員以外、商人、農民とも男も女も一家総出で働いていたと考えられる。

もうひとつ、興味深いことにドイツが専業主婦に影響を与えていた。


ナチスの影響だ。


「ナチスと専業主婦?」


ナチスのあるべき女性観は、価値ある血統の血を増殖させるために多くの子ども産む女性。控えめで、従順で、献身的な主婦が理想とした。「母よ、家庭に帰れ」をスローガンにナチスは政策を打ち出した。ヒトラー自身も我が闘争の中で(女子教育の)不動の目的は未来の母親であると言っている。政治や仕事に関心を抱かず、家庭でよき母、妻であることを求めた。

日本にも影響を与えたが、第二次世界大戦中は工場など男の労働者が不足して、女性を労働者に登用された。戦後、高度成長期の1962年には「母親は家庭に帰れ」とのスローガンによる政策の推進されてサラリーマンを中心に専業主婦が定着した。


「戦後にナチスと同じことしてるやん」


コロナを機に、働き改革、副業の推奨など男も女もライフスタイルが大きく変わる。


また女ハンターが世界中で活躍する時代になるかもしれない。


小説「クロウ・キッズ!」朗読19森の図書館の招待状/音声note

https://note.com/shogenz/n/n9e3bda6f6358








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