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#2 輝久

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どうも!まさかのシチュエーションでこの世に産み落とされたサイレントベイビーことテルヒサ a.k.a 掌幻です。

たまに驚かれるんですがオレの本名は「しょうげん」ではありません。
輝に久と書いて「テルヒサ」です。

どうも!輝久です!

応援してくれる皆さんや仕事の関係者さんのみならず奥さんにも家では「しょーげんさん」と呼ばれてるので自分が輝久である事を忘れかけてます。
たまに会う地元の友達に「テル」と呼ばれると「テル?あっ!オレか!」とちょっと動揺しつつも安心する訳です。

因みに妹の名前は「はるか」なので(はる)
飼ってたワンちゃんの名前が(マル)
※マルチーズではなくトイプードル

リビングから「テル!なにやってんの!!」と聞こえて部屋から「なにが?!」と飛び出すと「テルじゃない!マル!」と名前を間違えて怒るに怒れなくなってる父親とイタズラをしてたけど反省するにし切れない戸惑ってるマルなんて構図がややこしくも懐かしい。



実は輝久と言う名前は両親が考えた名前ではなく神社や教会にて命名して頂いた名前なんです。
妹も同じ所で命名してもらいました。

つまり姉や兄も皆そうなんです。

両親が考えてないと言うかオレの家はそういうモノなんです。
両親が「この名前にしたかった」「この漢字を付けたかった」「こういう意味を持たせたかった」と言うモノが無いと言う訳ではなかったと思うんですが命名して頂くと言うのがオレの家の子供の名前の決め方でした。

勿論、輝久と言う名前にはちゃんと意味がありザックリ言うと「久しく輝く」って事らしいです。
姉、兄、妹それぞれにも文句の付けようがない程素敵な名前、意味合いを持たせてもらったなーと。そう思ってた訳です。


突然ですが時をちょっと飛ばします。


オレが産まれ命名して頂いた平成元年から約30年後の年末。
ももちゃん(姉)、ゆうすけ(兄)で飲みに行った時の事。

オレが10~20代の頃は様々な理由でももちゃん、ゆうすけと一緒に過ごす時間が無かったり、確執があったりしたもののこの頃から雪解けを迎え飲みに行ったりする事が増えた時期だった。

空白の時間を埋めるように仲良くなる上の2人。

年子の2人と6つ、5つと離れてるオレ。

お姉ちゃん、お兄ちゃんの言う事は絶対!!

「ああ…小さい頃からこういう構図だったな~」

2強が再び揃ってしまった事に絶望混じりの喜びを感じていた。

そんな中ひょんな事からそれぞれの名前の話に。
こんな話すらろくにした事なかったんですよね。

改めてどういう由来なのかを話す中で…


「婆ちゃんがこの漢字入れたかったらしいんだよね!」


「男の子ならこうしたかったらしいよ!」



あれ??






あれあれ??






思ってたのとなんか違う…





みんな命名してもらったんじゃないの??





「ああ~それはテルが産まれた時からだよ!」






約30年ずっと信じてた。

いや、正しくは勝手に信じてた。

いや、より正しくはオレらはみんな命名してもらった名前だと勝手に思い込んでた。



妹もオレも素敵な名前を付けてもらったんだ。
この名前に不満なんか1つもない!!


ただ…なんだろう…この…
行列に並んでたら目の前でお目当ての商品が売れ切れてしまった感と言うか修学旅行でみんな起きてたのに一人だけ怒られたあの感じと言うか…

とりあえず「なんでオレから変わったの?」



「知らん!」




そうももちゃんに言い放たれたオレはこのnoteを書いてる今日現在でも疑問を抱えたままなのです。

いや!いいんだけどね!めっちゃいい名前だし!
文句とかじゃないし!
でもなんかオレからって言うのがなんかね!

なんかね!!


いつか自分に息子が産まれたら「輝」の字は付けたいなーなんて思ってます。

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