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だいっきらい!ってもう一度言われたい

唐突だが、僕の初失恋の話をしたい。あれは2008年夏、僕が小学6年生の夏の出来事だ、、、。

僕は明日香ちゃんという笑顔が素敵で元気な女の子のことが好きだったんだが、小学生高学年、思春期の男子にとって、女子に「何気なく」話しかけるというのは至難の業だ。

どうしても話したいときは、ちょっかいをかけにいく以外に術がない。

僕は毎日のように明日香ちゃんにちょっかいをかけて、ちょっとだけ怒らせて追いかけまわされて楽しむという日々を送っていた。(これでモテるはずがない笑。)

小6の夏、給食後の教室掃除の終わりがけ、僕はまた明日香ちゃんにちょっかいをかけた。

ぼく:ねーねー
明日香ちゃん:もー、なに~?
ぼく:え?呼んでないよw
明日香ちゃん:うそだ!呼んだくせに~!

明日香ちゃんが愛想を尽かして歩き去ろうとしてしまったので、僕は無理やり続けた。

ぼく:呼んでねーし、ぶs!

僕が初めて発したこの一言に、明日香ちゃんは、、、

明日香ちゃん:はあ?だいっきらい!!

まるで漫画のような一言を浴びた僕は、汗を垂らしながら無言で立ちすくんだ、、、。

明日香ちゃんは僕の「ぶs発言」に心の底から傷ついてしまったらしく、その後、別の教室で号泣していたらしい。

それから、明日香ちゃんから話しかけてくれることは一切なくなり、中学校も一緒の学校だったのにその3年間も一言も話さずに終わった。これが初恋の終わりだ。

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「はあ?だいっきらい!!」これはまるで漫画のようなひとことである。言われた方は相当傷つくやつ。それでいて、子供の恋の甘酸っぱさも感じさせる、爽快なワード。

例えるなら、心臓がジリつくほどの刺激を放つ激辛ぺヤングの上に、すっぱく爽やかな採れたてレモンをトッピングした感じ。

これを読んでいるあなたに聞きたい。数秒でいいのでご自身の人生を思い返してほしい。大人になってから「だいっきらい!」と面と向かって誰かに言われたこと、ありますか?もしかしたら子供時代では言われたことがあるかもしれないが、大人になってから言われた経験がある人は、意外と少ないのではないだろうか?

どうしてこうなるのか。

僕なりの考えは、、、

小学生はまだ簡単な言葉しか知らないし、駆け引きなんて出来ない。真っすぐな言葉でしかやり取りできないからこそ、ストレートすぎる言葉が人を傷つけることもあるけど、会話のひとつひとつが爽やかな輝きを放つのだと思う。

時間が経って、大人になるにつれて、僕たちはたくさんの言葉を覚える。

これは一見して良いことのように思えるんだけど、実は「自分の思いをちゃんと伝える機会を少しずつ失っている」ということなのかもしれない。と。

小難しい言葉を使って気持ちを濁して伝えちゃうこと、よくあるよね。

すき、きらい、ありがとう、ごめんね

小学校1年生で覚える言葉なのに、全部ひらがなで書ける言葉なのに、年を重ねるごとに人に言うのが恥ずかしく、難しくなっていく。プライドが邪魔する。立場が人をロボットに変えてしまう。

僕は今、会社の人間関係で苦しんでいるんだけど(詳細はこれ↓)、

今日も更にまた追い打ちをかけるように嫌なことをされて、悲しいこと悲しいこと。狙ってもここまで嫌なことで埋め尽くせないでしょってくらい辛いのよ。

元を辿ればコミュニケーション不足が原因。

もちろん、今の状況を打破したい。そのためには自分からも話しかけて対話すべきではあると思うんだけど、やっぱり本音を言えば、上司の方から声を掛けてほしいよ。上司としてじゃなく、人間として、解決というゴールに帆を向けてほしいと思うよ。

ありがとう、ごめん

その言葉だけで救われるかもしれないのに。

感情の無い言葉だけで表面上のやり取りをしてもつまんないし、信頼関係を作るなんて不可能だ。

上司が10-0で悪いって誰が見ても分かる状況がずっと続いているのに、それでもごめんって言えないのって何でなんだろう。僕の顔を見ると後ろめたそうな顔をするのに、それでも傷つける行動を断固として辞めないのはなんでなんだろう。

高学歴で仕事は出来る人ばっかなのに、周りの人を悲しませている。へんなの。

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なんか、そう考えると、

はあ?だいっきらい!!

たまーにそんなことを言われる人生も、悪くないと思わない?

少なくとも僕はそういう言葉が恋しいよ。

人と血を通わせた、人間らしいやり取りをしたい。

不器用に生きたい。

そんな人生がいい。

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あお
是非よろしくお願いします!恋の応援として、そしてデート代の足しとして、どうか恵んでください!!