10/18 御会式が開催されました
合掌
皆さん、こんにちは。実相山 正覚寺住職の池田です。
ついこの前まで暑い記憶がありましたが、気づけばすっかり秋どころか冬の気配まで感じる季節となってきました。
正覚寺に植えられている銀杏の葉っぱが黄色く色づく日も遠くないかもしれません。季節の変わり目、皆さんお身体にお気をつけくださいね。
さて、先日10/18(日)に正覚寺の三大行事でもある御会式が開催されました。ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。
<御会式>とは、日蓮聖人がお亡くなりになられた日の法会として、毎年10月18日に報恩感謝の意を込めて行われる日蓮宗の法要です。
当日ご参加した方は日蓮聖人像をお祀りしている祖師堂に集まって頂き、15時から約1時間弱の間、僧侶たちと共にお経を読み上げました。
初めて法要にご参加された方もいらっしゃったようで、少しでも御会式法要の神聖な空気感を共有できていましたらうれしいです。
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こちらは24時間テレビのチャリティーTシャツのデザインをした小松美羽さんによる原画作品。
実は小松さんは正覚寺をアトリエとして絵を描いていたこともある縁深い方でして、保蔵されている小松さんの龍の作品も紹介させていただきました。
小松さんの絵はいつ見ても圧巻。当時の作業着にはねた絵の具からは、絵に込める想いの強さが伝わってきます。
法要後の16時からはご参加された皆さんに向けて、先日リリースした正覚寺公式ホームページをお披露目しました。
ご登壇したのはWEB制作にご協力頂いた日本デザインセンターさん。ホームページのデザインやムービーに込めた想いをご説明しました。
ぜひ新しく生まれ変わった公式ホームページやインスタグラムもチェックしてみてくださいね。
そして日が暮れた18時からは、御会式の醍醐味でもあります万灯練供養を行いました。
<万灯練供養>では、万灯を取り囲むように纏(まとい)、団扇太鼓(うちわだいこ)、鉦(かね)、などをもった万灯講中が集まり、境内を練り歩くひとつの参拝形式です。
日蓮聖人のお亡くなりになられた法事というと暗いイメージがあるかもしれませんが、御会式はむしろ盛大にお祝いするかのようなムードに包まれます。
例年では近隣のお寺さんの万灯参拝を正覚寺へ迎え入れ、大変賑やかな行事となるのですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、正覚寺の万灯のみでの開催となりました。
それでも集まっていただいた皆さんの心強いお力もあり、華やかな万灯と賑やかな鐘と太鼓の演奏で、無事盛況で終えることができました。
活動の規模を縮小しながらも、対策を工夫しながらこうして今年も御会式を開催できるのはひとえに皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
御会式を終えたあとは、ご参加いただいた皆さんでちょっとした打ち上げ。
くだらない世間話から、お寺のこれからを語るまじめな話まで。最小限の時間での開催でしたが、老若男女の垣根を越えた親交深まる貴重な時間になりました。
来年は近隣のお寺さんたちと盛大に御会式をできることを祈り、また一年間お勤めに励もうと思います。
今後もお寺の行事に関しては随時note等で告知いたします。
今回お越しいただけなかった皆さんもぜひお立ち寄りくださいね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
再拝