日常にこそストレスの少ない靴を。贅沢じゃないオーダーメイド靴のすすめ。
昨今では、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で在宅でお仕事をされる方が増えていますが、もちろんそうでない方もたくさんいらっしゃって、これまでと変わらず朝家を出て夜帰宅するというスタイルで働いている方も少なくないはず。
職場に着いたら室内履きに、もしくは専用の履物に履き替えるという方じゃなければ、ほぼ一日中その靴を履いて過ごしているはずです。
ちょっと考えてみると、私たちが生きているうちに過ごす時間の中で、寝ているときを除いて最も多いのは、おそらく日常と言われるときではないかと思います。
寝ているときを除きましたが、もちろん寝ているときもとっても大切な時間で、最近は睡眠の質を上げるような風潮もあり、私もよく眠れるようにささやかながら寝具にはこだわっています。
そして、もしかしたら寝ている時間よりもはるかに長い時間を、私たちは日常と言われるときに費やしています。
日常では、おそらく多くの方は仕事に費やしていることでしょうし、もしかしたら自分の時間を楽しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、学ぶことに時間を費やしたり、もっとほかのことに時間を費やしている方もいらっしゃるかもしれません。
いずれにしても、日常、言い換えれば普段と言われる時間がとっても長いのです。
でも、なぜか私たちは日常、つまり普段の時間の過ごし方をあまり大切にしていないように思います。
いや、時間は大切にしているのかもしれません。
でも、私たちが過ごす環境を大切にしていないように、私は思います。
例えば、普段着はどちらかといえばあまり気合が入っていなくて、言い方は良くないけれどどうでもよいような服をイメージします。
靴の普段履きというのも然りです。
お出かけ用の靴は、ちょっと高くて良い靴だったりするのに、普段履きはちょっと・・・。
でも、よくよく考えてみると、お出かけに使う時間よりも日常の時間の方が圧倒的に長いはずなのに、その長い時間の方が残念な環境になっているのは、もったいないことです。
なので、私は声を大にして伝えたい。
日常にこそ良いものを身に着けよう。
日常にこそ、誰かに見せるための良いものではなく、自分の身体にとってストレスが少ない、快適に過ごせる良いものを身につけましょう。
そう考えた時に、ひとりひとりの身体に合わせてベストな状態に仕上げるオーダーメイドって、とっても良いと思うのです。
そのオーダーメイドには、じつはいくつか方向性がありまして、私がお勧めしたいのは贅沢とか見栄えではなく、使いやすさや耐久性、もしくはストレス軽減、さらには手頃というポイントに特化したオーダーメイドです。
私もそういう靴を作っていますが、私が作る靴だけではなく、日本中に足に合った靴を作ってくれる職人さんがいますので、相性の良い職人さんにオーダーしてあなたにベストな靴を作ってもらい、日常を快適に過ごしてみることをお勧めします。
私自身、これまでたくさんのお客様に靴をお渡ししていますが、皆さんいろいろな名言を残しています。
ある方は、
「オーダーメイドの靴を履いて、世界観が変わった。」
と言っていたり、またある方は、
「靴に羽が生えたようだ。」
と言っていた方もいらっしゃいます。
ちょっとウソ臭いかもしれませんが、皆さん本当にそう言っているのです。
足に合わせてちゃんと作られた靴は、長時間履いて歩いても疲れにくいし足が痛くなりにくいですし、靴の中が蒸れて臭くなることもほとんどありません。
そういう靴を、特別な時ではなく、ぜひ日常に履いてほしいと思います。
身体に合うものって、本当にストレスが少なくて心地よいのですが、特に身体を支える靴に関しては、その効果が大きいように思います。
何気ない日常が、じつはとっても大切だったりするのだと思います。