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なぜ私が靴を作るようになったのか(後編)
社会人となり、体調を崩してしまった時期がありました。その頃から、健康について意識が向く様になり、アロマセラピーに興味を持ち始めます。
その中の一つにリフレクソロジーがありました。アロマセラピーにも興味があったこともあり、スクールに通うことにしました。
私の仕事としての足との関わりの始まりは、リフレクソロジーのスクールのスチューデントサロンでした。一定数の施術をする事が最終の課題だったのです。友人にモニターをお願いしたり、学校の併設サロンに入って課題は無事終了する事が出来ました。
そのスクールの同期生に声を掛けてもらい、スポーツクラブでリフレクソロジーとフットケアの施術をさせてもらえることになりました。
足のタコや、かかとの乾燥によるカサつきをトリートメントする事も施術には含まれていました。
何度も来てくださるお客様も出来、定期的にフットケアをされているお客様から、「こちらでタコをきれいにしてもらった後はしばらく良いんだけれど、また同じ場所にタコって出来てしまうのはなぜかしら?」とのお声をいただきました。
今なら「靴が合っておらず、摩擦が起こっているから」と答えられますが、当時は知識が乏しく、その頃から、インソールや靴について学び始めます。
自分自身もなかなか足に合う靴が見つからず、探し回ってたのですが、とある雑誌の広告に、自分で靴が作れるワークショップがある事を見つけたのです。
それが靴を作り始めることになるきっかけとなりました。
始めは自分の靴を作りたいと思い、趣味のクラスに行くつもりが、話を伺えば伺う程、もっと学びたいと思うようになり、1年間のスクールに通う事にしました。
このようにして、私は靴の道に入っていきました。
また、インソールの講習も引き続き参加しました。
ちょうど講習日に、若い頃から気になっていた、右の足から臀部の鈍い痛みが出ていたので、インストラクターの先生に聞いてみたところ、インソールの加工場所を教えて頂き、試し履きしてみたところ、スッと鈍痛がひいたのです。本当にびっくりしたのを今でもはっきりと覚えています。インソールの効果を身をもって体感したのでした。その後も、インソールのお陰でその部分の痛みは全く気になりません。
長くなりましたが、自分の為でもある靴作りを、自分と同じ悩みを持つ方々に共有出来、靴のお悩みが少しでも改善されたらこんなに嬉しい事はありません。私は医療従事者ではありませんので、自分が出来る事には限りがありますが、靴屋として、靴屋だから出来る事を、皆様にご提供出来たらと思っています。
追記:前編冒頭で書きました、「40歳を過ぎたら何かしらの影響が出るかもしれない」という事ですが、年齢に達した後も、お陰様で今の所全く問題ありません(^^)
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