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ほっこりした話
それ、踏み台じゃないけど・・
とっても暑いアジアの国にいたので、日本の夏はそう苦でもなかったのですが、涼しくなると夏が恋しい松栄工房です
メルカリで「玄関台(踏み台)」を売りだしていますが、ある方から、もっと高さを高くして、高さ35㎝と17㎝を2台作ってほしいとのこと。詳細をお伺いすると、ワンちゃん(小型犬)がベッドやソファーに自分で上がれるような階段状にしたいと。こういう製品があるんですね。
私が作る玄関台は作りは極めてシンプルで、天板と足、しかも足は2x4を横にして使うため、当然ガタツキもないし、少々長さが違っても構造上影響はありません。あとはどれだけ丁寧に、きれいに仕上げるかという基本のところをいかに丁寧に作るかなのです。
が、今回は高さが必要なので、ご注文いただいてから、いろいろ考え、ネットとかでいろいろ調べて、「これはまじめに図面が必要」と思い、SKETCHUPという3Dソフトを勉強して、こんなのを考えました。
SKETCHUPというソフト
他の有名な無料ソフトよりも感覚的に作れるという触れ込みでしたが、たしかにそうかもしれません。なにより無償だし。ということで、こんな感じで考えてお客様に提案したら喜んでもらえて、制作にかかりました。
こんなん出ましたけど・・古い?
ご要望で、小さいほうが大きいほうに収納できるように、ということで、イメージは大亀と子亀でしたが、まさにそんな感じに。
初めての板接ぎ(いたはぎ)
奥行きが36㎝にしてほしいということだったので、普段使う1x12の28cmに1x4を板接ぎすることに。実は以前チャレンジしたものの、段差ができちゃってうまくいかなかったので、今回はそのために、小道具を購入しました。
ジョイントメイトっていう、ダボ継ぎのジグです。ダボって正確にやるのすっごい難しくて、自分でジグも作ったんですがうまくいかなくて、唇をかみながら購入しました。
で、まぁうまくいって、それでもよく見ればわかりますが。カンナかけてまぁなんとか、ひと様に買っていただいてもいいかなというレベルにはなりました。自分的には新しい技術にチャレンジして(ジグのチカラを借りて)、一つ進歩したかなともう一つはお客さんのご要望を叶えるため、結果的に新しい製品ができてバリエーションが増えました。
ほっこりした話
これが本題だったのですが、買ってくださった方が、すっごい喜んでいただいて、それが嬉しかったですね。もう10数名の方にお買い上げいただいていますが、今回は、ワンちゃんのという未知の領域でもあり、大丈夫かな?とドキドキしていましたが、こんなご感想をいただきました。
お客様の声
もう素敵すぎますよ〜〜( ꒦ິ꒳꒦ີ )
置いたらすぐにジャンプして上って下りました!
最初は恐る恐るでしたが、1時間で馴れたようで全力疾走からのジャンプジャンプジャンプ!!完璧です!!空の段ボールの時にこんな勢いよく飛べませんでしたので(^o^;)
娘が上り下りを教える間もなく少しガッカリしてましたが、今も2人で追いかけっこで狭い家の中をグルグルしてます(@_@;)バカみたいに大喜びしてます!本当に嬉しいです!ありがとうございました♡
作り手の嬉しさ
こういうお客様の声が作り手のやりがいをググゥーって上げてくれます。今度はどうしたらもっと喜んでもらえるんだろ?って。もの作っていくらか利益がでることも嬉しさの一つですけど、それ以上のものがあると実感しました。たぶんほとんどの作家さんは同じですよね。これからも精進せねば。と思いました。ではまた次回。嘘ばかりつくので次回予告はやめました。