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佐藤友美さんに学ぶ!ライター初心者が知っておくべき5つの心得
▼本記事はブログにて初出
こんな本を読みました。
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佐藤友美さんは、日本を代表するライター兼コラムニストで、「わかりやすい文章」を書くライターとして広く知られています。
読者の中には、「生まれて初めて読み切った本が佐藤さんの著書だった」という方もいるほどです。
本記事では、佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』から学んだ「ライター初心者が知っておくべき5つの心得」をご紹介します。
ライターとして副業を始めたばかりの頃は、「どこを重要視して活動すればよいのかわからない」「今後どうやってスキルを伸ばせばいいのか」「案件に応募したいけれど、修正されるのが怖い」といった不安を抱えることが多いと思います。
この記事を読めば、ライティングに対する不安が軽減され、スキル向上のための「やるべきこと」が見えてきます。
記事が参考になった方は、「スキ」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです。
では、さっそく見ていきましょう!
ライター初心者が知っておくべき5つの心得
「書くこと」よりも大切な「聞くこと」
「ライターの仕事」と聞くと、文章を「書くこと」が重要だと思われがちですが、実はライターの仕事の9割は「聞くこと」。
特に、取材記事を書く場合は「相手の話を引き出す力」が重要です。
ここでは、取材で意識すべき3つのポイントをお伝えします。
①事前に取材相手についてリサーチする
「私はあなたについて真剣に調べてきました」という姿勢を示すことは、ライターとして非常に大切です。
相手も、自分のことを事前に調べてくれたライターには、より多くの情報を話してくれる可能性が高まります。
② 「徹子式」と「タモリ式」を使い分ける
「徹子式」とは、「徹子の部屋」の黒柳徹子さんのような聞き出し方を指します。
「あなた、生まれはどこなの?」「お父さんやお母さんはどんな方?」と、時系列に沿ってエピソードを聞く方法です。
一方で、「タモリ式」は、事前に調べた情報をもとに深掘りするスタイルです。
「免許取ったんだって?」「合宿って学生が多いんじゃないの?」といった質問を投げかけることで、より深い話を引き出せます。
③ 相手のテンションが変わったタイミングを見逃さない
相手が急にリラックスした口調になったり、表情が変わったりしたときは、話したい内容の可能性が高いです。
この瞬間を見逃さず、深掘りすることで、より良い記事が書けるでしょう。
「書くこと」だけでなく、「聞くこと」を大切にする姿勢が、良いライターの秘訣です。
「読者」の立場に立つ
専門家の話をそのまま伝えるのではなく、読者が理解しやすいように変換することが必要です。
特に、以下の2つが重要です。
① 「素人目線」で話を聞く
② 「素人の疑問」を率直に問いかける
専門用語が出てきたときに、わかったふりをしてしまうのはNGです。
なぜなら、記事を読む人がその分野に詳しいとは限らないからです。
読者の代表として「それはどういう意味なのか」を質問することで、「わかりやすい文章」につながります。
「赤字」を恐れない
初心者にとって、編集者やクライアントからの修正依頼(赤字)は避けたいものですよね。
しかし、実は赤字こそが「成長のチャンス」です。
赤字をもらうたびに、自分の文章の改善点が明確になります。
その反面、褒められたときには要注意。
なぜなら、「どこを改善すればいいのか」が見えづらくなり、成長が止まる可能性があるからです。
編集者からの指摘には感謝し、積極的に「どこが良くなかったですか?」と聞くようにしましょう。
そして、赤字を受け入れることでライターとしてのスキルがさらに向上します。
「わかりやすい文章」を書く
「わかりやすい文章」とは、一度読んだだけで内容が理解できる文章のことです。
そのために、次のポイントを意識しましょう。
一文を短くする(40〜50文字が目安)
前後の因果関係を明確にする
接続詞を適切に使う(「だから」「しかし」など)
これらを意識することで、読者にとってストレスのない、伝わりやすい文章が書けるようになります。
(実際、僕も現在進行形で意識しています)
自分の「執筆スピード」を把握する
ライターとして活動するうえで、納期を守ることは最も重要です。
そのために、自分の執筆スピードを把握しておきましょう。
下記、書籍で紹介されていた方法をご紹介します。
① 30分ごとにアラームを鳴らし、何文字書けたかカウントする
② 30分ごとの平均文字数を算出し、残りの執筆にかかる時間を予測する
例えば、僕は30分で1000文字書けますので、残り2000文字なら1時間は必要だという計算です。
このように、自分のペースを把握することで、効率よくライティングを進められ、納期を確実に守ることができます。
まとめ
今回は、「ライター初心者が知っておくべき5つの心得」をご紹介しました。
「書くこと」より「聞くこと」が重要
「読者目線」を忘れない
「赤字」を恐れず、成長につなげる
「わかりやすい文章」を書く
自分の「執筆スピード」を把握する
この5つを意識することで、ライターとしてのスキルが向上し、初心者を脱却できるはずです。
これでも書籍の内容を10%も紹介できていません。
佐藤友美さんの「書く仕事がしたい」は、ライター初心者にとって役に立つ良作です!
ぜひ手に取ってみてください。
ライターとして活動しながら、農業にも従事しています!
「お米農家の記録」などに興味がある方は、こちらもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼「書く仕事がしたい」(著者|佐藤友美)
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