気を遣わないことに気を遣う
児童養護施設で働く児童指導員の仕事について「児童養護施設最低基準」にはこのように書かれています。
自立に向けての様々な指導を、他業種と連携して行っていく。ということなのですが、前提として「安定した生活環境を整える」ことが必要不可欠になります。
児童養護施設職員の教科書ともいうべき「運営指針ハンドブック」には以下のように記載があります。
リラックスをしていないとき、リラックスできない相手から言われた「指導」を受けれますか? リラックスできていないとき、社会模範的な態度や行動をとれますか? 私には難しいです。よって、子供の安心・安全をつくることが、一番大切な職員の「技能」だと思っています。
そのための「児童理解」「自己覚知」「共感」「利用者満足」だと思っています。
安心安全には、ソフト面とハード面があると思っており、ハード面は「衣食住」、ソフト面は「人」だと考えています。
この「人=職員」について、教育とケアに現場は四苦八苦しているわけなんですが….同じく児童養護施設運営指針ガイドブックにはこんなコラムがあります。
「経験して腕を磨く」や「背中を見て学ぶ」など、抽象的だった現場スキルを「専門化」すべく、福祉を「学」にして、言語化・理論家に努めている時代の要請があると思うのですが、結局「センス」なのかー、と。。。便利な言葉!!
「やっぱりか」と「いやいやあきらめたくない」という二つの想いがあります。
前置きが長くなりましたが、そんな「センス」が抜群!!と思った方が、今回お話を聞かせてくださった「駄菓子屋たかさんちの高橋様」。
もともとは「プロに聞く」シリーズで、「駄菓子屋」さんについて伺う機会でした。しかし、来店する子どもに慕われていたり、ちかすぎず遠すぎずだし、でも子どもに対する厚い信頼感だったり、万引きに対する指導に対する細やかな配慮を伺ったりしているうちに「対児童姿勢がスゴイ!めっちゃリスペクト!」となり、「現場の事例」のほうでもお話を伺いました。
本編に出てきますが、児童館勤務のご経験もあり、あそびのプロあそびプランナーも務められているのですね。なっとく。
こちらがリラックスしないと、子どももリラックスできないですよね。
ぜひ「プロにきく」もあわせて、ご視聴ください。
駄菓子屋「たかさんち」は、下高井戸駅から徒歩5分です。ぜひ。
続く。
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